表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
28/45

依頼を受注してみよう!

小生の腹の肉(脂肪)は……水に沈まない程度には浮力がある!だから泳げなくっても溺れない!!きっと!!!

 私は身支度を整えると、1階の受付の横にあるクエストボードの前で、依頼を出している貼り紙を確認することにした。

 いくら数日後に金貨1000枚手に入るといっても、今後生まれた子供と2人で生活をしていくのだから、お金はあるに越したことはない。

 それにこのままずっと、ギルドの簡易宿泊所に居るわけにもいかないから、マイホームが欲しい所です。




 確か私のギルドランクは最低のGでした。それだとうけれる依頼は簡単なもので、報酬も低いものばかりですが。


 クエストボードの紙には対応ランクが書いてあるので、早速Gランクの依頼に目を通してみる。


【ペットのロジーがいなくなってしまいました。誰か探してください。報酬は銅貨5枚】


【足を骨折しているから、薬草イタミナクナールを町の外の丘から採取袋みっつ分程度の量を確保して来てくれ!報酬は銀貨3枚】


【食堂モリモリ亭でお皿を洗ってくれる方募集中!報酬は銀貨1枚】


【ブンブン蜂の蜜を採ってきてください。調合するので、中型瓶ひとつで構いません。報酬は銀貨3枚】


 フムフム……。まぁ予想してましたが、最低ランクのギルドランクだったら、この位の報酬が妥当ですよね。


 うん、決めた!薬草と蜜を採って来よう。報酬もこの中では1番良いし、楽な依頼ですからね。


 私は依頼を受注するために、受付のカウンターに座っているナイスミドルに声をかけた。


「すいませーん!依頼を受けたいのですが?」


 ナイスミドルは私に優しく微笑むと、まるで子供に接する様にこう言った。


「おや、お嬢さん……。元気一杯ですね?それではギルドカードの提示をお願い致します」


 えっ?依頼を受けるのに、ギルドカードが必要なんだ。知らなかったや。リズさんは言ってなかった気がするし……。あっ!あれか?あの恐ろしい凶器なギルド規約にでも書いてあったのだろうか?ううっ……だったら知らない。恐すぎてあれには目を通してないし。


 私は少し震えながらもナイスミドルの言う通りに、魔法の鞄からギルドカードを取り出すと、ナイスミドルに手渡した。


「はい、これで良いですか?」


 ナイスミドルは私からギルドカードを受け取ると、カードを作った時にも使用した水晶に私のカードをかざした。


「はい。ランクGのリエラ様で御座いますね?どの依頼を受けられますか?」


「えっと……その前に、依頼の掛け持ちは可能ですか?」


「ええ……そうですね、リエラ様のランクですとふたつまでならば可能で御座います。ランクが上がりますと掛け持ち出来る依頼の上限数も増えます」


 そっか…。やっぱり上位ランクだと、いろいろ優遇されるみたいだね。まぁ、上位ランクににまで上り詰めた信頼とかもありますよね。それにしても受注数に制限があるとは……。


 多分こう言う理由だと私は勝手に推理する。

 きっと駆け出しの新人冒険者が、出来もしないのに大量の依頼を受注しまくり、結局依頼はこなせずに消えたので、制限を設けることになったとかそんな理由でしょ?


「その……以前居たので御座います。依頼をこなせないのに受注だけする輩が…。そのせいでこの様な以来制限が掛かるようになってしまいました。ご不便をお掛け致しますが、何卒ご容赦下さいませ」


 おおっ……。私の名推理は見事的中してしまっていたようです。


「いえ、ギルドの言い分も分かりますので、依頼数に文句など言いませんよ」


「そうで御座いますか……有難うございます。それでは本日はどのご依頼を受けられますか?」


 うひゃっ!ナイスミドルのナイスな微笑み……。ちょっとトキメいたのは内緒だ。


「じゃあ、この薬草と蜜の採取を受注させてもらいます」


 私はクエストボードから取ってきた依頼書を、ナイスミドルに差し出す。


「………両方とも町の外での依頼ですが……その、宜しいのですか?」


 ナイスミドルが心配そうに聞いてくるが、何がそんなに心配なんだろうか?私だって元……ですが、魔術学園の生徒なのですから、そんじょそこらのザコモンスターごときに殺られたりはしませんよ?


「大丈夫です!問題ないです!町からそんなに離れていない場所での簡単な採取ですしね?」


 私がー無い胸を張りながら言い切ると、ナイスミドルは心配げな表情ながらも、受注の処理をしてくれた。


「では、こちらで依頼の受注は完了になります。カードの裏面に受注されている依頼内容が浮かびますので、そちらでお間違い無いかの確認をお願い致します」


「は~いっ!!」


 私は返事をすると、ナイスミドルから返却されたギルドカードの裏面を確認する。

 そこには確かに【イタミナクナールの薬草採取袋みっつ分】と【ブンブン蜂の蜜を中型瓶ひとつ】と、記載されていた。


 おお、これは忘れなくて良いね!素晴らしい機能だと思う。いちいちメモをとる必要が無いのだから画期的だ。




 私はまだ何か言いたげな表情のナイスミドルに、元気にお礼を言いつつ、冒険者ギルドを後にしたのであった。



「ふむ……あれで本当に実年齢が18歳なのでしょうか?」


 というナイスミドルの不思議がる声など、浮かれていた私の耳には聞こえなかったのであった。




イエーイ!やっと積みゲーの消化できましたよ!

更新スピードですか?えへ?ボチボチでんなー。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ