ずっと目が合う……こっち見んなっ!
書けたので、即時投下!
シュナさんが持ってきてくれた、モリモリ日替りランチを見た私はその場で凍り付いた。
何故かって?
そりゃあ…………お皿から雪トカゲがはみ出していたからさ。
えっ?何で?どうして?私が頼んだのは、雪トカゲのスープとかじゃない筈なのに………どうしてこうなった?
私が日替りモリモリランチを目の前にして、青ざめて固まっている横で、ミランダさんがシュナさんに声を掛けていた。
「あら?ちょっと……この日替りランチ、雪トカゲが入ってるわよ?日替りランチの値段で入れると、元が取れないんじゃない?」
「あっ!今回だけ特別に店長にお願いして、入れてもらったんです!ほら、お礼なのに安い食材ばっかりの普通のランチじゃ、悪いじゃないですか!」
「そうかしら?律儀ね~。それに私の分にまで、雪トカゲが入ってるわよ?本当に大丈夫?」
「そんなっ!大丈夫ですっ!食べて下さいね!」
「うふふ。そう?ありがとうね」
「はい~!!」
ニコニコと笑いながら会話するミランダさんと、シュナさんを横目に、私はカタカタと震えてしまっていた。
うん、ごめんシュナさん……その気遣いは不要でした……。
安い食材のみで構成して頂きたかった。切実にそう思う。
あうあう……。調理された雪トカゲと、目が合った……ううっ……こっち見んなっ!!
雪トカゲがこちらをジッと見詰めて来るのが、いたたまれずそっと紙で目の部分だけ覆う…………が、失敗した。単純にいたたまれなさが倍増しただけだった。
私が一人無駄な足掻きをしている間に、いつの間にかシュナさんは部屋から出ていってしまっていた様です。
その事に私は内心ホッとしつつも、雪トカゲ以外の食べ物を一先ず食べることにした。
雪トカゲ以外は普通だった。野菜や卵、ハムなどを挟んだサンドウィッチに、ジャガイモのポタージュスープと、デザートのアップルパイのみという、シンプルなラインナップであった。
まぁ、そこに違和感をもたらしているのは、やはり皿からはみ出した雪トカゲの丸焼き………であろう。
私は陰鬱な気持ちで、モソモソとサンドウィッチをかじりながら、途方に暮れていた。
しかしそんな私に救いの神が舞い降りた。その神の名は、アーウィンさんと言った。
「んっ?………っ……痛ててっ………あん?」
アーウィンさんは、ユラ~リと気絶して倒れていた床から立ち上がると、ボンヤリした視線でテーブルの上を一別すると、私の前に置いてあった雪トカゲに食らい付いたのである。
「はぐっ……はむむ……ムチャムチャ………」
突然の事に驚く私とは裏腹に、ヘスさんとミランダさんは至極落ち着いていらっしゃった。
「うめえ……。むぐむぐ……はぐはぐ………」
物凄いスピードで、雪トカゲが骨だけにされて行く。
「リエラ………ごめんね?君が楽しみに最後に取ってあった雪トカゲだったのに……アーウィンが食べてしまって」
ヘスさんが私に申し訳なさそうに謝って来ましたが、問題ないですっ!!
むしろ有り難かったですから。
アーウィンさん、ナイスアシストです!!その傍若無人な態度っ!そこに痺れる憧れるっ!?
「いえ……大丈夫です。私も…今はちょっと…脂っこい食べ物は受け付けませんし……」
「あら……そう言えば貴女、妊婦だったわね?」
ミランダさんが今、思い出した様にポツリと言った。
「はい、そうなんです。自分でもたまに忘れちゃうんですけどね?あははっ……」
「いや、そこは忘れんなよな?もぐむぐ……」
アーウィンさんに、食べながら突っ込まれたよ。
「ちょっと、アーウィン?……それは貴方のご飯じゃないのよ?全く意地汚いんだからっ!」
「痛てぇっ!何だよっ?誰も食って無かっただろうがぁ………」
ミランダさんは、アーウィンさんの耳を指で引っ張りながら、お説教をしている。
「そっ…そうですよ、アーウィンさんの言う通りですミランダさんっ!食べれないからって残したら、シュナさんに悪かったですし………」
「あらそう?でも雪トカゲを勝手に持って来たのは、シュナだし……別に残しても良かったんじゃないかしら?」
「そ、それはそう何ですけど……勿体ないじゃないですか……」
「勿体ない……?貴女、それって貴族としては変な価値観よ?まるで平民の様な考え方をするのね?」
ギクッ………。
やっぱりミランダさんは鋭いですね。しかし私の精神が貴族と庶民のハイブリットとは、流石に気付くまいっ!
「そっ……そうなんですか?私には良くわかりません………よ?ウフフフフ……」
一応笑っとけ。日本人特有の曖昧な感情表現、微笑だ。これさえやっとけば、後はどうとでもなる。
私とミランダさんが笑い合っている真正面で、アーウィンさんが、雪トカゲは完全に食べ終わり、今度はイノッシの丸焼きをバクバクと消費して行く。
「酒のお代わりは…………」
そう言いながら、呼び鈴を鳴らそうと手を伸ばすが、その手の前に、勢い良くフォークが突き刺さる。
「うおっ!あぶねぇな!何すんだよミランダ!」
すっ…凄い…ミランダさんは私と笑い合っていたのに、横目でアーウィンさんの動きを監視していた様です。
「お酒のお代わりなんか、させないわよ?余ったお金は後で使うから……ね?」
そう言うと、ミランダさんが私にウィンクしてくる。
あっ!そうだった。ご飯の後に、日用品とか買おうって言ってたんでした。
まぁ、奢られる気は無いので、アーウィンさんにお酒を飲まして上げたいですが………ミランダさんの微笑みが怖いので、ここは黙っとこう。うん。
アーウィンさんは、ブツブツ文句を言いつつもお酒を我慢してくれました。
ごめんなさいね。
アーウィンさんっ!私が子供を産んだら、一緒に飲もう……吐くほどな!
いやぁ~溜まっていたアニメを観ましたよ。
鉄血のオルフ○ンズ………中々面白かったです。
しかし……しかしな……機体がだせぇ……。どうしてこうなった?
MSがっ……。こりゃあ今回のガン○ラは、きっと買わないな。残念だ。




