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第四話 遭遇戦

 第四話です

~健司side~


 時間は健司が空間跳躍を行った直後に戻る。


 30秒ほどで空間跳躍を終了させ通常空間へ戻る。あと一回跳べば、目的地だ。


「ホワイト、異常は確認できるか?」


”とくにはないも確認できませんよ。マスター”


「そうか、よかった」


 あれがトラウマになっている分安心感が大きい。


「死の体験はこりごりだ。もう、したくないな」 


 そのとき、後方に気配を感じる。精神感応を解除していないため、レーダーからの情報が感覚的に伝わってくる。


”後方7時の方向に艦影を発見しました。ワープアウトしてきたようです”


「数は?」


 感覚的に位置がわかるだけで、総数は不明だ。


”駆逐28 巡洋艦12 戦艦2の計42隻です”


「相手艦に交信を持ち掛けてくれ」


”了解しました”


 この世界で初めての接触だ。なるべく穏便にいきたい。あわよくばこの世界の情報を・・・




”拒否されました”




「へっ?」


 拒否されたらしい。嘘だろ。


”持ち掛けたところ、速攻で拒否されました。そして、相手艦は戦闘配置に入った模様です”


「とりあえず、回頭180度。敵艦隊へ艦首を向けろ」


 敵艦隊は前方に駆逐、巡洋艦、真ん中に戦艦がいる。形としては、デルタ形の艦隊をとっている。


”どうしますか?”


「交戦する。ホワイト、副砲を頼む」


 数が多い副砲も、演算能力が向上しているホワイトな完璧にこなせるだろう。


”了解しました!”


「俺は主砲を担当する。魚雷の出番は今回なしだな」


”そうですか。改造された魚雷はまた今度ですか”


「そうだ。敵艦の発砲の後、攻勢に出る。それまで待て」


”了解しました十八番ですね。奴らにマスターの力見せてあげましょう”


「はは、そうか」


 ホワイトは戦闘になると、血の気が盛んになるタイプなのかもしれない。


”敵艦発砲!”


 前方の駆逐と巡洋艦が発砲する。


「大義名分は得た!出力40%。突撃する!ホワイト、発砲を許可する。多重防壁展開!」


”了解”


 敵艦隊に向け、突撃をする。突撃戦法は単艦では通常命知らずの捨て身特攻と呼ばれることが多いが、この白露は違う。白露は元々、対包囲戦突撃戦法用に開発された戦艦なのだ。


 副砲がレーザーを発射していく。2~3発で敵艦を沈めていく。


「こっちも負けてられないな。第一主砲第二主砲は前方の巡洋艦、艦底部第五主砲は下部の敵艦を叩け。撃てぇぇぇーっ!」


 高機動戦による前方からのGに耐えながらも前部甲板上の主砲と、艦底部甲板上の前部方向の主砲で敵艦に向けて青いレーザーを放つ。それぞれの目標の艦の防壁に阻まれるも、軽く貫通し敵艦を1発で沈める。


 そのまま、次の目標に変更しまた沈める。ものの数分で前部にいた敵艦は殲滅される。それでもなお、白露は敵艦隊の奥深くへ突撃する。狙うは敵戦艦だ!


”敵戦艦発砲!”


 敵艦が単艦で突っ込んでくることに驚いたのか発砲してくる。しかし、敵のレーザーは多重防壁の前では無意味だった。


「主砲、撃てぇぇーーっ!」


 すかさず、白露の第一と第二主砲が敵を沈める。残り戦艦は1隻だ。


 ホワイトが操作する副砲も、駆逐や巡洋艦を着々と沈める。


 そのまま、次の戦艦へ突撃し、主砲で沈める。


”敵艦隊、混乱し始めました”


 今のが旗艦だったらしく、敵の士気が目に見えて落ちている。


「これより殲滅する!全砲塔自由砲撃開始。撃ち方はじめぇぇーっ!」


 残りの巡洋艦や駆逐を殲滅していく。中にはワープで逃げた艦もいたが、少数だ。



「戦闘終了。ホワイト、集計を頼む」


”了解しました”


 艦を停止させ、ホワイトに集計を頼む。艦の周りには先の艦の残骸が浮かんでいる。


”集計完了しました、マスター”


「教えてくれ」


”はい。駆逐26 巡洋艦12 戦艦2を撃沈しました。駆逐2隻は損害を受けながらも戦線を離脱した模様です”


「こちらの損害は・・・まぁゼロだよな」


”はい!その通りです”


 初めての精神感応による戦闘だったがうまくできてよかった。ただ、まだ課題はありそうだ。


”それでは残骸を回収しましょうか”


「残骸?なぜだ」


”残骸は艦の強化に再利用ができますので”


 そのような使い道があるのか。


「わかった。どうすればいい?」


”作業ボードを開いて、倉庫を開いてください”


 作業ボードの倉庫の部分を押すと、また新しい表示が出てきた。なん十個もの四角い枠があるものだ。


”そうしたら、一番上の回収というボタンを押してください”


 一番上の回収を押してみる。そうしたら、周りの残骸が消えていき四角い枠が埋まっていく。解体されて様々な種類があるようだ。


「これ、どういう仕組みなんだ?」


 転送しているとしか思えないこれはいったいどういう仕組みなのだろう。


”さぁ?私にもわかりません”


「管理者様の存在の予想に魔法使いも加えておこう」


”ふふ、そうですね”


「さて、回収はまだまだ終わりそうにないな・・・ん?またか」


”艦尾方向16000㎞に艦影を発見しました”


「数は?」


”100m級駆逐艦1隻です”


「作業はいったん中断だな。ホワイト、さっきの仲間じゃないかもしれないから交信を持ち掛けてくれ」


”了解しました!”


 相手艦は船体にドラゴンのマークがしるされている。先ほどの敵艦とは違った様子だ。

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 語彙力が欲しい。


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