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26.朝ご飯は納豆茶漬け

26.朝ご飯は納豆茶漬け


 空ちゃんはお散歩が大好き。大輔さんが休みのときは朝からお散歩。

 昨夜、お酒を飲んで遅くに帰ってきた大輔さんがトイレに起きてきた。空ちゃんは朝から絶好調。誰よりも早く起きた空ちゃんは一人でお気に入りの戦隊モノのおもちゃで遊んでいる。そんな空ちゃんに大輔さんは見つかっちゃった。

「じーたん、ぶらぶらいこう」

 大輔さんに駆け寄ってつぶらな瞳で見つめる空ちゃん。

「まだ朝だよ」

「ぶらぶらいきたい」

 頭をかきながら困った顔の大輔さん。本当はもう少し寝ていたいのに違いない。

「じゃあ、朝ご食べてからな」

「ごはんいらない」

「おなか減ってないのか?」

「おなかへってない」

「じーたんはお腹が減ったからちょっと待ってて」

 大輔さんはそう言ってテレビをつけた。空ちゃんが好きな戦隊モノの番組が映し出された。空ちゃんはすぐにテレビ画面にくぎ付けになった。大輔さんはその間に冷蔵庫から納豆を出してきてかき混ぜる。どうせならおさかなにしてくれればいいのに…。

 ご飯の上に納豆とお茶漬けのもとをかけてポットのお湯を注ぐ。大輔さん得意の納豆茶漬け。なんだか気持ち悪いけれど、大輔さん曰く、ことのほか美味いんだとか。

「空ちゃん、納豆ご飯食べる?」

 テレビの画面を見ながら、空ちゃんが口を開ける。大輔さんはスプーンに乗っけた納豆茶漬けを空ちゃんの口に運ぶ。空ちゃんはテレビから目を離さずに何杯かの納豆茶漬けを食べた。

 CMになった。

「おわったよ。ぶらぶらいこう」

「また始まるよ。ほら、もう少し食べて」

 ごまかしごまかし何とか空ちゃんにご飯を食べさせた大輔さん。そこへ桂子さんが起きてきた。

「けいちゃん、じーたんとぶらぶらいくの」

「あら、良かったわね」

「ばいばい」

 そう言って空ちゃんは階段を下りて行った。

「あっ!空、待って…。片付け宜しく」

 大輔さんは慌てて空ちゃんを追って出て行った…。





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