27.スカイツリーに行く!
27.スカイツリーに行く!
外に出ると夏の日差しが容赦なく照りつける。既に30℃近くあるのかもしれない。
「さて、今日はどっちに行こうか?」
「これがいい」
空ちゃんは自転車を指さして言った。どうやら暑いので歩くのは嫌みたい。大輔さんは自転車に補助いすを取り付けて空ちゃんを乗せた。
「わーい」
無邪気に喜ぶ空ちゃん。
「じゃあ、ぶらぶら行こうか」
「うん。ぶらぶらいく」
大輔さんは空ちゃんを乗せて土手の方へ向かった。線路際を通ると地下鉄の電車が地上に上がってくるところが見える。空ちゃんは電車が大好き。
「うわあ!とえいしんじゅくせん」
ちょうど電車が地上に出てきて駅へ向かうところだった。中川に架かる橋を電車と一緒にわたって行った。中の島の公園に着くと数分おきに行きかう電車が見放題。空ちゃんはしばらく電車を見ながらはしゃいでいた。
「あっ!あれは?」
空ちゃんが見つけたのはスカイツリー。
「スカイツリーだよ。行ってみる?」
「すかいつりー、いきたい!」
「よし!じゃあ、スカイツリーに行こう」
「わーい!すかいつりーいく」
大輔さんはスカイツリーに向かって自転車をこぎだした。
道中、スカイツリーは建物の陰に隠れたり出てきたり、近づくにつれてどんどん大きくなる。
「すかいつりーおおきくなった」
「おう!大きいねえ」
ほぼ真下からスカイツリーを見上げる空ちゃん。かなり興奮しているみたい。
「さあ、そろそろ帰ろうか」
「すかいつりーいく」
どうやら、空ちゃんはスカイツリーに上りたいみたい…。




