プロローグ 再び本が開く
ここは、物語が始まる前のほんの入口です。
『おとぎ話の試練を全部クリアしたら、異世界が帰る場所になりました』全269話。
すずなと紬、そして心春の物語は、あの日の青い輝きとともに幕を閉じました。
けれど、あの最後の声を覚えていますか。
『EXTRA BOOKが解放されました』
閉じたはずの本が、再び開きます。
誰もが知っているおとぎ話から、あまり知られていない物語まで、さまざまなお話が新しい試練となって三人を待っています。ただし今度の試練は、いつも乗り越えられるとは限りません。
青い扉の先で始まった物語は、赤い扉の先で、そして緑の扉の先で、それぞれ別の誰かの手に委ねられていきます。
まだ誰も知らない物語の、終わらせ方を探して。
新着案内などから初めてお越しいただいた方も、このまま物語としてお楽しみいただけます。登場人物については下記の簡単なご紹介のみとなりますので、本編を先にお読みいただくと、さらにお楽しみいただけると思います。
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なお、こちらの物語にも【完結保証】をつけております。このプロローグを除き全178話+栞の一話、53万文字を超える物語として綴られます。最終話まですでに予約投稿を済ませておりますので、最後まで安心してお読みいただけます。
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主な登場人物
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楠 すずな
後輩の紬に連れられて異世界へ渡り、おとぎ話の試練を乗り越えてきた冒険者。
丁寧な言葉遣いで、少し控えめな性格。
剣を振るい、エルフィとレインに習った属性魔法と時空魔法を使う。
試練を越えるたびに授かる特別な力「加護」は、最後の戦いでそのほとんどを失った。
雨宮 紬
すずなの後輩で、恋人。人前ではすずなを「先輩」と呼ぶ。魔法の銃を操る狙撃手。
押すと闇の使徒に変身できるのに、元に戻る方法がない魔道具に振り回されている。
中村 心春
すずなたちと共に戦う、気配を消すのが得意なスカウト。
風・火・土の三体の精霊と契約している。二人より少し年上の、穏やかで頼れる仲間。
エルフィ
すずなたちの隣に住む、見た目は幼い少女。
その正体は、世界に九人しかいない最高ランク「マスターランク」の魔法使いで、全属性の魔法を操る。無口で、甘いものに目がない。
クレア
マスターランクの一人。魔法の銃による遠距離狙撃を得意とし、紬に狙撃を教えた師匠でもある。
黒いフードに眼帯という黒ずくめの装いで、「闇に選ばれし者たちよ」といった芝居がかった言い回しを好むが、ふとした拍子に素の口調がのぞく。
紬の魔道具の生みの親の一人で、変身した紬の姿を誰よりも気に入っている。
レイン
マスターランクの一人で、すずなの時空魔法の師匠。時の流れを読む力を持つ。
飄々とした性格で、話し始めると説明が長くなりがち。紬の魔道具の「戻る機能」を、いつまでも完成させてくれない。
ここまでお読みくださり、ありがとうございます。
閉じたはずの本が、再び開かれました。
ひとつひとつの物語を大切に描いてまいります。
どうぞ最後まで、お付き合いくださいませ。




