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とろぴか  作者: ココナッツ✤


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次に

キウイの青い風と、パパイヤの温かな余韻。

そのあいだで、スプーンがふと止まる。


次はどっちにしようか。

不器用な始まりのステップをもう一度踏むか、

それとも、あの優しいオレンジの海に身をまかせるか。


器の中に広がる、小さなふたつの南国。

スプーンを動かすたびに、

朝の気配が、少しずつ、少しずつ、ほどけていく。


さあ、次のひとくち。

まだまだ果肉はのこっている。

私の夏は、まだ始まったばかり。


時計の針が進むのも忘れて、私は二つの色彩を交互に見つめる。

エメラルドとオレンジが織りなすグラデーションは、まるで私だけのプライベートビーチのよう。


スプーンを差し込むたびに、溢れる果汁が朝の乾いた喉を潤し、少しずつ心のコリが解きほぐされていく。

甘さと酸味のキャッチボールに身を委ねながら、この贅沢な時間を一滴もこぼさずに味わい尽くしたい。


皮の底が見えるその瞬間まで、私の小さな旅は終わらない。

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