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099 さて、、 両親の職場へ行ってみるか 06

しつこい油汚れを落とす強力な業務用洗剤を持ってきてくれ手伝ってくれた

俺「いやー助かります。 」

「いいんですよ 肉が食べられるんですから 」

…肉好き多いな

…外で解体しないと駄目だな

…掃除がめんどくさいし解体を誰かに教えないと全部俺がやる事なるな


俺「このホテルで働いていたのですか? 」

「はい お客様の部屋を綺麗に整えていました。 」

…整えて?

俺「いいホテルですね 」

「ありがとうございます 」

俺「パンフレットを見るとレジャー施設が結構ありましたが今はどーなっているんですか? 」

「何も代わりません、獣が溢れてから手の付けようが有りませんでした。 」

俺「そーですよね 」

俺「水上バイク?はどーなってますか? 」

「マリンジェットですか、、もう一台も無いです 」

「バナナボートやカヤック、カヌーを幾つも連結して、逃げだしました。 」

「アクアサイクルやペダルボードで非難する人も居ました 」

俺「そーなんですね 無事に隣の島へ辿り着ければいいですけど、、 」

「そーですね 海が荒れなければ辿り着けると思います 」

…マジで、、


俺「サーフィンボードで出発して人も居るかも知れないですね 」

「居ましたよ 」

俺「そーなると浮き輪位しか残っていませんか? 」

「浮き輪やフロートマット、ですかねー 」


俺「浮き輪とか集めて筏とか作れないですかね 」

「作れると思いますが、この人数を載せるとなるとかなり大きいのを作らないと駄目でしょうね 」

「それに、マリンジェットが無いと移動がかなり遅いと思います 」

俺「そーですよね 」

「一部の老人が、島から離れたくないといってる人も居ます 」


…今更、移住したく無いって事か?

…死ぬよりましだと思うけど

…たしかに綺麗な場所だからな、、

俺「漁港にも寄ってみましたが船は一艘も無かったです 」

「そーですか、、船外機は無かったですか? 」

俺「船外機? 」

…船の外の機械?

俺「取り付け可能な推進エンジンって事ですか? 」


「はい 」

俺「無かったと思いますが、、 」

「そーですか、、 」

残念そうな顔しながら泡だった洗剤を洗い流している


俺「エンジンが有ったとしても燃料はあるんですか? 」

「有りますよ マリンジェットの燃料を備蓄してますから 」


俺「今度分けていただけますか? 解体の仕方お教えしますよ 」

「… 」

「構いませんがレジャーハウスにあるので取りに行かないと駄目ですよ 」

俺「外に出たことあるんですか? 」

「… 」

「二階を占拠されてからは一回も出ていません 」

…?

…なぜ出ない?

…白カピバラが襲ってくるから?

…食料すら探しに行かないのか?


俺「占拠されてから、他の人で外へ出た人って居ますか? 」

「、、私の知る限り居ません 」



俺「占拠される前に、必要なものを外へ探しに行った人は居たと思うんですが、どーですか? 」

「居ましたが、全員帰って来ませんでした 」

…ん~、、

…確かに集団で白カピが突進してきたら全滅するかもしれないけど、、一人も戻ってこないのか?


俺「家族を、このホテルに残して、外へ出て行った人は居ましたか? 」

「はい 奥さんと子供を残して、行きましたが今だ戻ってません 」

…ヤナ予感がするな

俺「凄いですね この洗剤、ぬるぬるべとべとがすっかり取れましたよ 」

強引に話題を変えてみた

俺「ありがとうございます 助かりました 」

立ち上がり風呂場を出ようとすると

「いえ 私にはこんな事位しかできないですから、、 」

…?

…バーバとは、えらい違いだな

…覇気が無いって言うか何で言うか、、


部屋でガヤガヤ話している人達を掻き分けベランダへ向うと肉を頬張りながら子供達が肉を焼いている

サキ「おじさんも食べる? 」

俺「いつもより美味そうな匂いだな 」

みすず「アキさんが、垂れ作ってくれたの 」

もぐもぐしながら答えてくれる


俺「一切れ俺にもくれ 」

「はい 」

サキが箸で一切れ摘み、俺の口元へ突き出した

…このまま齧り付けって事だな

バクっと肉に齧りつくとサキが嬉しそうに微笑んだ

サキ「おいしいでしょ? 」


…たしかに美味い

…市販の焼肉のたれだが、酸味と香りが追加されている

俺「うまいな このタレ 」

マキ「それ梅干磨り潰したの入れてだけだよ 」

バーバと会話していたがタレを絶賛していたのが聞こえたのか会話に入ってきた


俺「へー 梅干でこんなに美味くなるのか 」

マキもにこにこしている


俺「協力してくれる人は、決まったのか? 」

全員に聞こえるように言うとバーバが首を左右に振っている

…はいはい まだなのね

…このままだと、子供達3人だけで、大部無くなるかも、、


俺「お前ら他の人の分も残しておいてやれよ 」

「はーい 」

「… 」

「大丈夫まだまだいっぱいあるから 」


…なくなったら、また解体すればいいけど

…しかし楽しそうに肉、焼いてるな

ベランダの床に座り込み周囲を見渡すと隣のベランダから除いている子供達が見える


…腹減ってんだろーな

…空腹時にこの香りは、虐待に近いぞ

俺「あーあ のどか湧いたな お茶とか何か飲み物無いかな 」

覗いている子供達に聞こえるように声に出す

俺「お茶があればお肉と交換するんだけどな 」


覗いていた子供達が一斉に顔を引っ込めた

勝の視線が俺に向く

俺「さっき働かざるもの食うべからず見たいな事、言っちゃったから飲料水確保の仕事を、お願いしただけだよ 」

何も言わず、焼けた肉を皿に盛り付け始めた


俺「なー勝 」

視線が俺に向く

俺「ここの子供達を纏めてくれないか? 」

黙ったまま俺を見つめている

俺「お父さんが食料を探しに外へ出て戻って来ていない、子供も居るって話を聞いた 」

勝「… 」

俺「お前みたいに白カピを倒せれば食い物は何とかなると思うんだ 」

勝「おじさんが教えてやればいいんじゃないか? 」


俺「そーなんだが、俺一人じゃ、とても手が足りない 」

俺「それにマーベを何とかしないと、増えるばっかりだからな 」

勝「… 」

サキ「にーに? 」

サキが勝をジッとみている

みすず「私も手伝うよ 」

勝は、サキをみすずを交互に見ていた

勝「解った やってみるよ 」


…お!きりっとした顔してんな

俺「ありがとう 助かるよ 」

40過ぎのおっさんが満面の笑顔で言ってみると演技がバレバレだったのかみすずに苦笑いされた

…みすずにはバレたか?必殺丸投げ


「おっちゃん、これ 」

さっき覗いていた男の子が500㍉ペットボトルを突き出している

俺「お!交換してくれるのか? 」

「うん 」

俺「勝 肉、一人分と交換してやってくれ 」

勝「あぁ 解った 」


…これじゃ肉が直ぐなくなるし、焼き手も足りないな

俺「これじゃーお皿を箸が足りなくなるな 誰か持ってきてくれないかな 」

俺「それに焼き手も足りなくなるな 誰が手伝ってくれる人いないかな 」


隣のベランダで、ガヤガヤしている子供達に聞こえるように声に出す

「私、手伝います 」

「俺も 」

「俺が先に手を挙げました 」

「私も 」


…元気いいな

俺「勝 」

クイ気味に

勝「あぁ 解ってるよ 」

俺「あとロープとバケツも欲しいな 」

勝「バケツ? 」

俺「あぁ 地上で解体するからロープ付きのバケツに肉を入れて、上から引っ張りあげて欲しいんだ 」

勝「了解 」


お茶を一口のみ

俺「さて始めるか 」

立ち上がり、さっき風呂場を一緒に洗ってくれた男性に近づき

俺「先ほどは、ありがとうございます、佐々木と申します 」

「いえ たいした事はしていませんよ 鈴木です。 」

…普通の苗字?

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