⑨第2章開始
◆ 蜂女、解禁。そして花屋は要塞となる
パリン——ッ!
花屋のガラス窓が再び何者かにより割られた瞬間、妹の叫び声が響いた。
妹「うわああああっ!! 兄貴いぃぃぃぃぃっ!!」
俺と彼女が同時に飛び出す。そこには——**夕日に照らされた“黒コートの影”**が立っていた。
黒コート「保護対象A、確認、回収プロトコル開始」その声は人間ではない。戦闘AI搭載型——ショッカー幹部級ユニット。
妹「ちょっと待て!私?! え、保護対象!? 襲撃対象とかじゃなくて保護!? なんかランク高そう!?」
影は静かに妹を指さす。
『元コードネーム《蜂女》の“感情トリガー”として有効と判断』
**……
その瞬間、彼女の瞳から“笑顔”という表情が完全に消えた。**
◆ 「蜂女」——封じていたコードネーム
蜂女(彼女)——低い声で
「……そのコードを、二度と私の前で使わないで」
空気が変わった。まるで店の空間ごと“戦場に”切り替わったような圧迫感。
兄(心中)《——このモード……!》
——かつて組織内部で「感情を持たない殺戮兵器」と呼ばれた時の、《蜂女モード》。
普段、彼女を知らない客たちが「物静かで優しい花屋の店員さん」と評するその姿は、すべて仮面だった。
◆ 花屋、要塞化
彼女がカウンター奥の棚をスッと押す。ガコン……カシャ……カチッッ……
棚の奥がスライドし、現れたのは隠しラック。そこには——武装ユニットが並んでいた。
妹「何この映画の“裏で実は秘密組織でした”展開ぃぃぃぃっ!!!」
兄(淡々と)「妹、奥の冷蔵庫の下、パネル開けろ。 防弾シールド出てくる」妹「兄貴、さらっと秘密基地の操作説明すんな!!」
◆ 蜂女の戦闘宣言
彼女はゆっくりと黒いグローブをはめながら、黒コートの男に向き合う。
蜂女「——元コードネーム“蜂女”。花屋勤務、現職:恋人。……ここは、私のテリトリーよ」
黒コートのAIが軋んだ声で返す。
『感情データ、予測を超過……』
蜂女「“感情”……? それを与えたのは——この人(兄)よ」
俺は自然と彼女の隣に立っていた。彼女も一瞬だけこちらを見て——**声にならない“合図”**を送ってくる。
◆ 妹、戦闘準備完了(?)
妹「えー……現状まとめます! 兄と彼女 → 武装 私 → 風船しか持ってない 敵 → 幹部AI 花屋 → ほぼ秘密基地」
兄「風船……投げる?」妹「武器扱いすんじゃねぇぇぇぇぇっ!!!!」
——次の瞬間、第二波の襲撃が始まる。《花屋包囲——ショッカー部隊、侵入。そして、“蜂女”の過去が、戦闘中にフラッシュバックする》




