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⑩幹部の正体

◆ ショッカー幹部、正体を晒す


黒コート幹部ユニット、フードを外す——


ギィ……ッ、キィィィィン……


現れた顔は人間ではない。だが——人間の“顔立ち”がベースになっている。彼女(蜂女)と、どこか似ている。


兄「……人間の顔……?」蜂女「……やっぱり。あのモデル、私の……!」


ショッカー幹部のAIが冷たく語る。


『製造元:蜂女ユニット“原型プロトタイプ”。蜂女——君の“廃棄された人格データ”で構成されている』


妹「人格データって言った!?人の“捨てた心”でAI作ってんの!?エグい!!」


蜂女の目に、一瞬だけ“怒り”とも“悲しみ”ともつかない光が宿る。


◆ 過去フラッシュバック:蜂女の《プロトタイプ》時代


【記憶映像:冷凍保管室】


研究記録が冷たい声で再生される。


《蜂女ユニット、感情反応率が閾値を超えたため“人格部分”を分離・破棄。代替ユニット《ショッカー系列》へ利用》


少女(蜂女)《……これが、私の……“切り捨てられた心”……?》


◆ 現在:戦闘マップ更新


《戦闘評価:蜂女、精神データ揺らぎ強。ショッカー幹部======原人格データにより共鳴開始》


ショッカー幹部の瞳が、彼女と同じ色に染まり始める。


蜂女「やめて……その目で、私を見ないで……!」ショッカー幹部『——“蜂女の本来あるべき姿”は、我々《ショッカープロトタイプ》だ』


——“彼女の過去”が、“敵”として眼前に立ち塞がる。


◆ 妹、耐えきれず叫ぶ


妹「兄貴!!これって……!彼女さんの……《心の捨てられた部分》 が敵になってるってこと……だよね!?!」


兄——ゆっくりと頷く。


兄「……そうだ」


蜂女、拳を握りしめる。その表情は、今までで一番“人間”だった。


蜂女「……逃げられないんだね。あの時《捨てられた“私”》と、決着をつけなきゃ」


兄「……なら、俺が一緒に斬る」


蜂女「……うん。《恋人モード——決戦仕様》で」


妹「仕様があるのかそれェェェ!!!」

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