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黒い男

[それじゃぁ。一緒にかえろう?]

ときた。私はまたノートを破って

[ありがとう。でも、部活あるだろうからいいよ。]

結局突き飛ばしてしまった。でも、いいはずだ。でも

[いいよ。今日部活試合前で休みだから。一緒に帰ろう?]

[ありがとう。じゃ、一緒に帰ろう。]

と書いた紙を回してもらった。まずい。これでは未来が狂ってしまうし、何より私のせいで優が死んでしまう。ここは何かで一人で帰らないといけない。

授業が終わりすぐ帰りの準備をした。そして優が他の友達と話している隙を見て帰った。靴箱に[もう帰ります]と書いた手紙をおいて。

一人で帰る帰り道。いつもは平気の道がやはり恐かった。優と一緒だったら恐さは少しは減っていた?分からない。もう。もうすぐ公園を過ぎる。時計をみる。4:45をさしている。私は少し早足で歩いていた。そしてこれから前に黒い服を着た男の人がきて、光るナイフかなにかを私に突き落とすのである。あと二分もしないうちに私は死ぬのだ。そこに前に黒い服の男が見えた。あれだ。しかし不幸が不幸を呼んだ。

「美代~~~~~~~~~~~~~」

後ろから私を呼ぶ声がする。振り返らなくても判る気がする。手を振りながら走ってきているのだろう。

もうどうにもできない。前に殺し屋がいて私は殺される。そしてうしろから走りながら優がやってくる。私がこの男に殺されるのを優はきっと見てしまうだろう。そしたらただで済む可能性は0に近い。

私はどうしたらいいのか分からずうしろから名前を呼ばれ前の男がナイフを振り上げるのだった。

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