13話•選択肢
気づくのが遅くなってしまいましたが100PV超えました!ありがとうございます!ナオ君の人生を沢山の方に読んでいただけて嬉しいです!
翌日、リビングにて
「父さん、母さん、キルスおじさん。お話があります」
「ナオ?それにリリアちゃんまで。どうしたのかな?」
「父さん、僕は公爵家に行きたい」
「え!?ナ、ナオ父さんのことが嫌いなったのかい!?」
「ナオちゃん!?母さん何か悪いことしちゃったかしら…」
目が潤んで行く二人。
「はぁ…ナオ、言葉が足りないわよ。ちゃんと説明しないと。クーゼル様、リアス様。ナオくんを一度カトリア公爵家、私に預けて頂けないでしょうか?」
「リリア、それは君のわがままかい?」
「いえ、僕たちのわがままです」
「ナオは魔法が使えない。でもナオの研究を見てるときっと使える様になるって思えるの。でも、多分ナオの研究は魔道伯家の環境じゃ限界がある」
「魔道伯家は魔法に全てを注いでいるから僕には向いていない知識ばかりなんだ。だから…だから、公爵家で学ばせて欲しい!この世界のことをもっと」
「私もナオから学びたい。この世界のこと」
そしてしばらく考え込む大人三人。
何十分にも思える沈黙が部屋を包む。
「ふぅ、ナオ…。二人の気持ちは分かったよ」
「リリア、ナオ君。僕は賛成だよ。でもね、心と現実は別なんだ。公爵家としてはナオ君を受け入れることに金銭面的な問題などは無い」
「でもね、二人とも。公爵家の令嬢と魔道伯家の次男が一緒に住むって言うのは二人の結婚に響くのよ」
「こんなことは言いたく無いけど、ナオ、リリアちゃんは立場のある人間だからね。だから子供だからと言って一緒に住むと言うのは婚約をしている、もしくは不純な関係だと思われることになるんだよ」
「つまりね、ナオちゃん。批判を浴びることになるの。あなただけではなくてリリアちゃんや家だってね」
「そこでだ!ナオ君、リリア、婚約するのはどうだろう?」
「な!キルス、何を言ってるんだい!二人はまだ2歳だよ!」
「別にうちみたいな公爵家なら珍しいことじゃないさ。それに魔道伯家の次男なら釣り合いも取れてる」
「確かにそうかもしれんないけど…。それでもナオやリリアちゃんはまだ2歳。こんな話をするにはまだ未熟すぎるよ」
「まぁまぁ。表面上の婚約にすればいいじゃないか。一緒に住むにしたって学園が始まる前までだから、タイミングを見て解消すれば婚期も逃すこともないだろ?二人には明確な目標もあるから解消しても両家の仲が悪くなるわけではないしね」
「うーん…。分かった、ならナオとリリアちゃんの判断に任せるよ。リアスもいいかい?」
「えぇ。本人達の意思を尊重してあげましょう」
俺達の判断に任せる。つまりリリアと婚約してもいいと言ってくれているんだ。確かにリリアは美少女だしこんな子が形だけでも婚約者になってくれるなら嬉しい。でも、本当にいいのかな?こんな形で婚約するなんてリリアの人生を縛ってしまうんじゃないかな?うーーーーーん。
「何悩んでるのよ、ナオ」
リリアがナオの肩に触れる。
「魔法、使える様にするんでしょう?なら迷う必要なんてない。私もあなたから知りたいこと沢山あるんだから申し訳ないとか思わないでいいわよ」
「リリア…。ありがとう。うん、でもやっぱ仮にとはいえ婚約するんだ僕もそれなりの覚悟を持つよ」
ナオは大きく息を吸った。
「リリア•アイ•カトリアさん。僕と婚約して一緒僕の夢を追ってください」
「えぇ、喜んで。でも、僕のじゃなくて僕達の夢だからね」
「あはは。うん、ありがとう!」
読んでくださってありがとうございます!
誤字脱字などがありましたら教えていただけると嬉しいです!(コメントや反応もお待ちしてます!)
不定期更新になるので書けたら上げていくので気長に待っていただけたら幸いです。
第一章はこれにて完結です!ナオ君は前世の価値観的に婚約に慎重になっていますが、リリアちゃん的には目的を叶えるための手段というだけだったりします。なので今回のお話もリリアちゃんはノリノリでした。次話は幕間です!




