表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ブラック・エンジェル・ユニバース  作者: Leon Black Angel


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

45/407

アンジョ・ネグロ 第二部 ― 第15話「宇宙を漂う岩」

前書き:

第15話を読みに来てくださり、ありがとうございます!

今回は宇宙での救出作戦が中心となる回です。

これまでの出来事と繋がる形で、レオンの力に新たな変化が現れ始めます。

戦闘だけでなく、彼が抱えている“内なる存在”にも少し触れる重要なエピソードになります。

ぜひ最後まで読んでいただけたら嬉しいです!

第15話「宇宙を漂う岩」

リーのもとへ届いた救難信号は、過去からの呼び声だった。

かつて彼が救った女性たちと子どもたち。

故郷を二度失い、それでも宇宙を生き延びてきた人々。

だが今、その最後の避難所が崩壊しようとしていた。

巨大な岩は小惑星帯へと流され、無数の岩石に打ち付けられている。

リーは腕輪を起動した。

青い光が広がり、レオンとリウを包み込む。

「急ぐぞ」

レオンが頷く。

「一秒も無駄にできない」

リウも静かに構えた。

「覚悟しておけ。これは簡単な任務じゃない」

次の瞬間、三人の姿は宇宙へ転移した。

目の前には――

崩れかけた巨大な岩。

揺らぐ酸素障壁。

そして四方から迫る小惑星群。

リーが叫ぶ。

「リウ、できる限り支えろ!」

リウは両手を広げる。

光の鎖が現れ、岩全体へ絡みついた。

衝撃が彼を襲う。

「……くっ!」

岩が軋む。

レオンは地の力を使い押し返そうとするが、重力と衝突の力は想像以上だった。

「動かない……!」

歯を食いしばる。

「一人じゃ無理だ!」

リウの額から汗が流れる。

「支える……だが限界だ……!

七百人いるんだ、どこまで持つか分からない!」

その時、リーの表情が変わった。

「レオン……上を見ろ!」

視界の先――

山のような巨大隕石が、一直線に迫っていた。

レオンは目を閉じる。

「……主よ」

小さく祈る。

「無茶をします。どうか共にいてください」

意識が沈む。

暗闇の中、声が響く。

「また私を頼るのか?」

カイロスだった。

レオンの声が低く変わる。

「心配するな、リー……解決する」

次の瞬間――

黒い翼が広がった。

黒い渦のような闘気が彼を包み込む。

レオンは宇宙を駆けた。

障壁を突き抜け、岩へ到達する。

黒い爪が振るわれる。

巨大な岩が裂ける。

内部にいた人々が、開いた通路を通って移動を始める。

カイロスの声が笑う。

「見ろ……我が力を」

破壊の気配が宇宙に広がる。

リーは息を呑んだ。

「……これが、リムの力か」

その時、複数の光が現れる。

アルファ組織の船団だった。

ララが先頭に立つ。

「急いで!全員を船へ!」

隊員たちが動き出す。

「前方、隕石接近!」

「防御障壁、展開!」

エネルギーの壁が形成され、大型隕石が弾かれる。

他の船が小惑星を偏向させる。

次々と避難が進み、負傷者は出なかった。

全員、救助された。

だがレオンの精神世界では――

カイロスが前へ出る。

「体をよこせ」

その瞬間、白い光が現れた。

静かで温かい光。

カイロスが後退する。

「……またお前か」

光は言葉を発さない。

それでも、確かな意思がそこにあった。

レオンの意識が戻る。

彼の体は力を失い、宇宙で崩れ落ちる。

リーが瞬時に転移し、彼を抱き止めた。

救助船が並び、星空の中に静けさが戻る。

リーは意識を失ったレオンを見つめる。

彼の背後では、アルファの艦隊がゆっくりと航行していた。

かつての難民たちは、ついに安全な場所へ向かっている。

だが――

レオンの中の力は、まだ眠ってはいなかった。

それは彼がいつか向き合わなければならない影だった。

宇宙の戦いは、始まったばかりである。

第15話 終わり

後書き:

第15話を最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます!

今回の出来事によって、レオンの中にある力が

単なる能力ではないことが少し見えてきたかもしれません。

この力は、これからの物語に大きく関わっていきます。

また、『アンジョ・ネグロ』の世界をより楽しめるように、

作者ページに追加コンテンツを公開しています:

・世界観音楽(テーマ曲/挿入歌)

・外伝ワンショット(短編ストーリー)

・キャラクタープロフィール(設定資料)

興味がありましたら、ぜひ作者ページからご覧ください!

ブックマークや感想をいただけると、とても励みになります。

次回もよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ