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ブラック・エンジェル・ユニバース  作者: Leon Black Angel


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404/409

第400話:消えない炎

第11シーズン第400話「消えない炎」。

レオンの圧倒的な勝利の余韻が残る中、次なる戦いが幕を開ける。圧倒的な力を見せつける「黒き炎の三人娘(カレン、レナ、ケレ)」と、精神と Éter を操る「エーテルのアルカナ」の激突。容赦ない破壊と圧倒的な連携の前に、戦場は再び熱狂の渦へと飲み込まれていく。そして、その裏でレオンが掴んだ秘密とは――。

挿絵(By みてみん)

スタジアムは今なお熱気に包まれていた。

レオンの圧倒的な強さは人々の口にのぼり続け、「彼はこのトーナメントを制する気だ」という噂が観客席を飛び交っている。

観客席の片隅で、ラーラは腕を組み、静かに座っていた。

「ねえ、あなた大丈夫?」とジーラが声をかける。

「ええ、問題ないわ」

「全然そう見えないけど」

「……少し、考えていただけよ」

少し離れたベンチでは、レオンが静かにアリーナを見つめていた。まるで何かを探すかのように。

「あいつ、まだあのことを考えてる……」ラーラが呟く。

「何について?」とジーラが眉をひそめる。

「さあね……」

巨大スクリーンが眩い光を放ち、実況が声を張り上げた。

「――さあ皆様、次なる戦いの時間がやってまいりました!!」

スタジアムが爆発的な歓声に包まれる。

「まずは、こちらのチーム!!」

『黒き炎の三人娘』――カレン、レナ、ケレ。

静かに、そして圧倒的な威圧感を放ちながら三人が入場する。その身体の周囲には、禍々しくも美しい黒い炎が渦巻いていた。

観客席ではレニが腕を組み、カムと長老カミが「彼女たちは強くなっている」と微笑む。ヴィニーやナンドは狂喜乱舞していた。

「対するは――!!」

『エーテルのアルカナ』――エソール、カエリス、ヴォン・セレンヤ。

優雅かつ冷静に現れた三人の周囲には、青く輝く魔法の陣が回転している。

ヴァーロンは真剣な面持ちで呟く。「あのチームは危険だ。精神、感情、そして空間の制御に長けている」

ヴァンダーも頷く。「ああ、油断ならない相手だ」

しかし、ソルだけは静かに、そしてただ一人、カレンたちの正体を知る者として息を潜めていた。その胸中は激しく波打っている。

「ねえ、見に行かないの?」ラーラがレオンに尋ねる。

「いや、俺はここで見ているよ。……この試合、何か大きな変化が起きる気がするからな」

「変化?」ラーラは不審そうに目を細める。「あなた、何か知っているの?」

「今はまだ言わない。試合を楽しもう、ラーラ」

「――開始!!」

BOOOOOOOOM!!

先手を打ったのはカエリスだ。無数の魔術ルーンが展開され、アリーナを制圧にかかる。

しかし、カレンは冷たく言い放った。「遅い」

彼女が手を掲げた瞬間、凄まじい黒き炎が爆発し、展開されたルーンの陣を一瞬で焼き尽くした。

「なっ……馬鹿な!?」カエリスが絶句する。

続いてレナが超高速で突進する。エソールが幻影術でアリーナの景色を歪め、闇と山岳の迷宮を作り出す。

「迷え」とエソールが嘲笑うが、レナは歩みを止めない。

「……で見えないのか?」エソールが焦る。

「見えているわ」とレナは淡々と答え、一撃でエソールを吹き飛ばした。

ヴォン・セレンヤが青い鎖の奔流を放ち、ケレを拘束しようとする。

「エーテル封印!!」

しかし、ケレは息を整えると、黒き炎でその鎖を根底から焼き尽くした。

「消えろ」

圧倒的な力の前になすすべもなく、エーテルのアルカナたちは次々と地面に沈んでいく。

「勝者、黒き炎チーム!!」

スタジアムは歓喜の爆発に包まれた。ナンドは興奮のあまり椅子から転げ落ちそうになり、ヴィニーは大喜びではしゃいでいる。

しかし、スクリーンは休む間もなく次の対戦カードを映し出された。

スタジアムが、一瞬にして完全な静寂に包まれる。

『リュウ・ジュン・カタリナ』 vs 『ライカー・カエル・カエン』

リュウが息を呑み、ジュンが険しい表情を浮かべる。カタリナは腕を組み、冷徹に前を見据えた。

対するライカーは沈黙を守り、カエルとカエンは不敵な笑みを浮かべる。

「おいおい……これ、実質的な決勝戦じゃねえか!!」ナンドが絶叫する。

ヴァーロンも身構える。「ついに、リュウの真価が試される時が来たな」

レオンがゆっくりと立ち上がり、かつてないほど意味深な笑みを浮かべた。

「この戦い……すべてが変わる」

「レオン、あなた何を知っているの?」ラーラが問い詰めるが、レオンはただ歩き出す。

「後で教えてやるよ」

冷めない熱気と、計り知れない緊張感。次なる戦いは、もはやただのトーナメントではない。世界を揺るがす激突が、今、始まろうとしていた。

(第400話・完)

読者の皆様により深く世界観を楽しんでいただくため、作者より新しい取り組みを開始しております!

各エピソードの合間に、キャラクターたちの姿や雰囲気がひと目でわかる「挿絵イラスト」を順次追加中です。ぜひ、キャラクターたちのビジュアルをイメージしながら物語をお楽しみください。

また、作者のプロフィールページでは、キャラクター個別のイラストとともに詳細なバイオグラフィも公開しています。

「このキャラクターが気になる!」「もっとこのキャラの活躍が見たい!」というご意見があれば、ぜひコメント欄で教えてください。皆様の声が、今後の物語の展開を決める大きな力になります!

次回もお楽しみに!引き続き応援よろしくお願いします!

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