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EP70:晩餐に、余計なヒントを添えて [LOG_EMPTY_PLATE]

今回は、少しだけ賑やかな晩餐回です。


修行を終え、ようやく一息つくはずだった凛たち。


ですが、何気ない一言が、次の修行への扉を開いてしまうこともあるようで。


どうやらこの食卓では、料理よりも「余計なヒント」の方が危険かもしれません。


その日の夜。


双神峰を駆け抜けた風は、ようやく静けさを取り戻していた。


山の中腹に建つ小さな庵。


窓の外では木々が穏やかに揺れ、昼間の騒ぎなど知らぬ顔で、夜の風が葉を撫でている。


食卓には湯気の立つスープと焼きたてのパン。


香草を散らした野菜と、薄く切った燻製肉。


そして。


五人。


凛。


セレスティア。


バラグス。


スカイゼル。


ラヴィ。


少し前まで空を音より速く飛び回っていた少女は、何事もなかったようにスープを口へ運んでいた。


「……美味しい」


凛が小さく呟く。


その向かい側。


ラヴィは食事に手をつけたまま、じっと凛を見ていた。


正確には。


見ているというより、睨んでいる。


「……何?」


凛が顔を上げた。


「いえ」


ラヴィは一度パンを皿へ戻し、モノクルの位置を整えた。


「先ほどから、どうしても看過できない問題がございまして」


「身体のことなら、特に問題ないわよ」


「そちらではありません」


即答だった。


ラヴィは人差し指を立てる。


「もっと深刻な問題です」


食卓の空気が、わずかに張る。


凛もスプーンを置いた。


「何かしら」


「技名です」


「……技名?」


「はい」


ラヴィの声が一段低くなる。


「《風風ヨーヨー》」


沈黙。


「《風風ヨーヨーテン》」


もう一度、沈黙。


そして。


「《風風フンワリドレス》」


ラヴィは両手を食卓についた。


「なぜですか」


「何が?」


「なぜ、あれほど高度な術へ、そのような名前を付けられるのです!」


「分かりやすいでしょう?」


「分かりやすければ何でもよいわけではありません!」


ラヴィの長い耳がぴんと立つ。


「凛どの。あれは、もはや単なる風球スフィアではありません。独立した術として扱うべき代物です」


凛は少し考える。


「でも、風球スフィアがぐるぐる回って、戻ってくるのよ?」


「ですからヨーヨーから離れてください!」


スカイゼルがパンを噛みながら肩を揺らした。


「別にいいじゃねぇか。分かりやすくて」


「よくありません、スカイゼル様」


ラヴィは姿勢を正す。


「術の名とは、その術理、性質、威容を示すもの。使用者の美学そのものです」


「ふぅん」


凛が頬杖をつく。


「それなら、あなたなら何と付けるの?」


待っていましたと言わんばかりに。


ラヴィの赤い瞳が光った。


「まず、《風風ヨーヨー》」


すっと右手を掲げる。


軌道破砕球オービット・ブレイカー


一拍。


凛が瞬きをする。


「風風ヨーヨーね」


「違います」


「でも同じものでしょう?」


「名前の話をしております!」


ラヴィはめげない。


「そして十個を同時展開する《風風ヨーヨーテン》は」


そこでわざと間を置いた。


十連軌道破砕球オービット・ブレイカー・ディケイド


ラヴィの声だけが、妙に格好よく室内へ響いた。


凛はしばらく黙っていた。


やがて。


「……結局、十でしょう?」


「ディケイドです」


「十でしょう?」


「響きが違います」


「意味は十でしょう?」


「そこは重要ではありません!」


「意味より響きを優先する名前に、さっき言っていた術理と美学はあるの?」


ラヴィが止まった。


「…………」


凛が勝った。


少なくとも。


本人はそう思った。


「じゃあ、服の方は?」


ラヴィは咳払いをひとつする。


「《風風フンワリドレス》については、まだ救いがあります」


「救われる必要があったの?」


「風を織り、衣として纏う。その本質を考えれば」


ラヴィは静かに告げた。


風織衣(ゼファー・クロス)


今度は。


凛が少しだけ考え込んだ。


「……それは、少し綺麗ね」


ラヴィの耳が跳ねた。


「でしょう!」


「でも《風風フンワリドレス》の方が、柔らかそう」


「戻らないでください!」


その時。


スカイゼルが大きく笑った。


「難しく考えすぎなんだよ、お前は」


「と言いますと?」


「十個ぐるぐる回して、ぶつけて、全部ぶっ壊すんだろ?」


「概ねは」


「だったら」


スカイゼルは胸を張った。


「《超・十連ぐるぐる大破砕》でいいじゃねぇか!」


沈黙。


凛の目が細くなる。


そして。


ラヴィが立ち上がった。


「素晴らしいです、スカイゼル様!」


「待ちなさい」


凛が即座に止めた。


「あなた、さっきまで名前には品位が必要だと言っていたでしょう」


「もちろんです」


「どこに品位があるのよ」


ラヴィは胸に手を当てた。


「スカイゼル様がお付けになった名前です」


「それで?」


「最高に決まっております」


「答えになっていないわ」


「最高であることに理由など必要でしょうか?」


「必要よ」


「不要です」


「必要」


「不要です」


「必要」


「スカイゼル様です」


「もう会話をする気がないでしょう、あなた」


バラグスが酒を口へ運びながら、低く笑った。


セレスティアもこめかみへ指を当てている。


「もう好きにしなさい」


「ということで、《風風ヨーヨー》ね」


「違います!」


いつもの騒がしさが戻った。


けれど。


しばらくして。


凛の表情から、ふっと笑みが消えた。


スープの表面を見つめる。


揺れる灯りが、薄い水面に映っていた。


「……でも」


その声に。


セレスティアが顔を上げる。


「どうしたの?」


凛は少し迷ってから、真っ直ぐ師を見た。


「セレスティア様」


「ええ」


「ひとつ、伺ってもよろしいでしょうか」


その言葉遣いだけで。


先ほどまでとは違う話だと、誰もが分かった。


「もちろんよ」


凛は膝の上で、そっと指を重ねた。


「私は……セレスティア様のお教えを、正しく受け取れているのでしょうか」


静かになった。


薪の爆ぜる音だけが、小さく響いた。


「今日だけではありません」


凛は続ける。


風球スフィアもそうでした。私は教えていただいたものとは違うものを作ってしまった」


「エアレギオンも」


一度、言葉を切る。


「同じものを作ろうとしていたはずなのに、気づけば、また違うものになっていました」


セレスティアは黙って聞いていた。


「私は」


凛の碧い瞳が、ほんの少しだけ揺れる。


「師の教えから、外れてはいないでしょうか」


自慢ではなかった。


遠慮でもない。


本当に。


不安なのだ。


セレスティアは、そのことを理解した。


目の前の少女は。


自分を追い越そうとしているのではない。


自分より優れたものを作ろうとしているのでもない。


ただ。


教えられたことを。


正しく受け取りたい。


その一心で進んでいる。


そして。


真面目に受け取れば受け取るほど。


なぜか、こちらの想像を超えていく。


セレスティアは小さく息を吐いた。


「凛」


「はい」


「あなたは、今日何一つ失敗していないわ」


凛が目を瞬いた。


「ですが」


「私と同じものを作れることだけが、私の教えを理解した証ではないのよ」


セレスティアは微笑んだ。


「教えたものを、そのまま真似するだけなら」


「それは学んだのではなく、写しただけ」


凛は黙って聞いている。


「あなたは私が伝えたことを考えて、自分で確かめて、自分の中へ落とし込んだ」


「その結果が、私とは違った」


セレスティアの声は穏やかだった。


「それのどこが、間違いなの?」


凛の唇が、わずかに開く。


言葉は出なかった。


「私はね」


セレスティアは続ける。


「ちゃんとあなたを認めているわ。凛」


凛の瞳が。


ほんの少しだけ、大きくなった。


泣きはしない。


声を震わせることもしない。


ただ。


「……はい」


その一言とともに。


固く結ばれていた口元が。


ほんの少しだけ。


柔らかくなった。


向かい側で。


ラヴィが黙ってその様子を見ていた。


しばらく迷った末。


小さく咳払いをする。


「まあ……」


凛がそちらを見る。


「何?」


ラヴィは視線を逸らした。


「努力だけは、認めてもよいかと」


凛が瞬きをした。


「今、褒めた?」


「事実を述べただけです」


「褒めたわよね?」


「事実です」


「ねぇ、ラヴィ」


「事実です」


長い耳が。


わずかに赤くなっていた。


凛は追及をやめた。


代わりに。


少しだけ嬉しそうに、パンをひと口ちぎった。


その時だった。


「……そういや、嬢ちゃん」


スカイゼルが口を開いた。


セレスティアの眉が。


ほんのわずかに動く。


「さっき飛んでた時よ」


凛が顔を向ける。


「身体はどうだった?」


「身体?」


「ああ」


スカイゼルは自分の肩を軽く叩いた。


「風の方じゃねぇ。嬢ちゃん自身だ」


凛は考えた。


昼間。


双神峰の上空。


風が身体より先に動き。


加速した。


さらに。


速く。


もっと速く。


そう思うだけで。


世界が後ろへ流れていった。


「……少し」


凛が自分の右腕を見た。


「苦しかったわね」


食卓の空気が変わった。


バラグスの目が鋭くなる。


「どこがだ」


「どこ、と言われると難しいけれど」


凛は自身の胸元へ手を当てた。


「身体が外へ引っ張られるような感じがしたわ」


「それと」


指先を軽く握る。


「風は思った通りに動いているのに、身体だけが少し遅れているような……妙な感じ」


バラグスが酒杯を置いた。


「凛」


低い声だった。


「痛みは身体からの報告だ」


「無視するな」


「無視したつもりはないわ」


「なら覚えとけ」


バラグスは凛の腕、肩、首筋へ順番に視線を走らせる。


魔法を見る目ではない。


長年。


人の身体を壊し。


鍛え。


限界を見てきた者の目だった。


「身体が悲鳴を上げてから止まるんじゃ遅ぇ」


凛は静かに頷いた。


「気をつけます」


「……そういや」


スカイゼルが顎へ手を当てる。


「風の方は、嬢ちゃんについて来れてんだろ?」


「ええ」


「だったら」


セレスティアが。


ゆっくり。


スカイゼルを見る。


「スカイゼル」


「ん?」


「それ以上言わないで」


「なんでだよ、お師匠」


「いいから」


だが。


一度口から出た火種は。


もう遅かった。


凛が呟く。


「風はついて来ている」


「でも、身体が遅れる」


視線が。


自分の手へ落ちる。


「ということは」


スカイゼルが。


口を閉じる。


ラヴィが。


凛を見る。


セレスティアだけが。


嫌な予感に眉を寄せた。


「外側から風で身体を運んでいるから……身体が遅れるのね」


「なるほど」


ラヴィが反応した。


「さすがスカイゼル様です」


「ラヴィ」


「はい?」


「黙りなさい」


「まだ何も申しておりませんが」


「これから言うでしょう」


「……お見通しとは、さすがセレスティア様」


「褒めなくていいから黙っていなさい」


しかし。


ラヴィの頭は、すでに動いていた。


「確かに、外側から風で身体を運んでいる以上、急激な加速や方向転換では、身体そのものへ負担が」


「ラヴィ」


「はい」


「黙りなさい」


「……はい」


今度こそ。


ラヴィは口を閉じた。


凛が。


ひとりで考えている。


「外から運ぶ」


「風だけが先に動く」


「身体が遅れる」


スカイゼルが。


思わず口を挟んだ。


「だったら中から支えてやりゃ」


「スカイゼル!」


セレスティアの声が飛んだ。


だが。


遅かった。


凛の顔が上がる。


「……内側から支える必要があるのかしら」


全員が止まった。


スカイゼルの口が。


ゆっくり閉じる。


ラヴィの耳が。


ぴたりと静止する。


バラグスが。


酒杯越しに二人を見る。


セレスティアは。


両目を閉じた。


「誰も続きを言わないで」


低い声だった。


凛は首を傾げる。


「なぜです?」


「凛」


セレスティアが目を開く。


「あなたの場合」


一拍。


「考え始めてから止めたのでは遅いの」


凛の眉がわずかに寄った。


「私なりに考えているつもりですが」


「それは分かっているの」


セレスティアは額へ手を当てる。


「分かっているから心配なのよ」


「……?」


本気で分かっていない。


セレスティアは小さく息を吐いた。


しかし。


凛の思考は止まらない。


「でも」


「凛」


「支えるだけでは、足りない気がするわ」


セレスティアの表情が固まった。


ラヴィが。


反射的に答えた。


「でしたら、活性化を」


「ラヴィ!」


「はっ!」


「身体の働きそのものを高めれば、風の速度に」


「スカイゼル!!」


「俺様まだ最後まで言ってねぇぞ!?」


「言わなくても分かるわ!」


セレスティアが珍しく声を荒らげた。


スカイゼルとラヴィが。


同時に姿勢を正す。


「「はい」」


凛だけが。


まだ自分の腕を見ていた。


「補助」


ぽつり。


「活性化」


もう一度。


「内側……」


「凛」


セレスティアの声が。


今度は優しくなる。


凛が顔を上げた。


「自分の身体を壊すようなことだけは、しないで」


その瞳には。


先ほどとは違う。


明確な心配があった。


凛はしばらく師を見つめ。


静かに頷いた。


「無理はしません」


バラグスが鼻を鳴らした。


「その言葉が一番信用できんな」


「なぜです?」


「お前さん、自分じゃ無理だと思ってねぇだろ」


「無理をしなければいいのでしょう?」


「ほれ見ろ」


バラグスが酒を飲む。


「話が通じとらん」


「失礼ね」


「身体に関しては、俺の言うことも聞け」


「……分かりました」


そこは。


素直に頷いた。


セレスティアも。


少しだけ安心した。


これで終わる。


はずだった。


「まあ」


スカイゼルが言った。


セレスティアの目が。


ゆっくり向く。


「中から補助するだけなら、そんな危なくねぇと思うけどな」


「スカイゼル」


「いや、だから段階的によ」


ラヴィも頷く。


「ええ。ごく微量の風から始めれば、活性化についても理論上は」


セレスティアは。


何も言わなかった。


「…………」


スカイゼルが止まる。


「…………」


ラヴィも止まる。


「…………」


二人が。


ゆっくり顔を見合わせた。


ちょうどその時。


待望の主菜が運ばれてきた。


香草とともにじっくり焼かれた肉。


表面は香ばしく。


切り分けられた断面から、熱い肉汁が光っている。


芳醇な香りが。


食卓いっぱいに広がった。


凛の皿へ。


大きな一切れ。


バラグスの皿へ。


さらに大きな一切れ。


セレスティアの皿へも。


そして。


スカイゼルの前には。


皿。


だけ。


ラヴィの前にも。


皿。


だけ。


何もない。


見事なまでに。


空だった。


「…………」


スカイゼルが皿を見る。


ラヴィも見る。


もう一度。


スカイゼルが見る。


やはり。


ない。


「……あ、あの」


スカイゼルの声が。


昼間とは別人のように小さくなる。


「お師匠」


返事はない。


「その……俺様たちの飯は……?」


セレスティアは。


黙って自分の肉を切っている。


スカイゼルが。


助けを求めるようにラヴィを見る。


ラヴィは。


静かに目を伏せた。


「恐れながらスカイゼル様」


「おう」


「今回ばかりは、ご容赦ください」


「お前もねぇじゃねぇか!」


「承知しております」


「なんとかしろよ!」


「私にも、どうにもできないことはございます」


「忠臣だろ!?」


「命を捨てることと忠義は別物です」


セレスティアが。


静かに。


ナイフを置いた。


二人の背筋が伸びる。


「……お黙りなさい」


「「はい」」


「よ〜く味わって」


空皿へ。


視線を落とす。


「食べなさい」


「「はいっ!!」」


バラグスが。


小さく呟いた。


「……おめぇら、やっちまったな」


それ以上は言わない。


長年の経験から。


こういう時のセレスティアへ口を挟むことが。


自殺行為だと知っていた。


凛は。


その横で。


肉をひと口食べた。


噛む。


肉汁と香草の香りが口の中へ広がる。


「……あ」


全員の視線が集まる。


凛は。


少しだけ目を輝かせた。


「これ、美味しいわ」


ラヴィの耳が。


ぴくりと震えた。


スカイゼルは。


空の皿を見る。


凛はもう一口食べる。


もちろん。


状況は理解している。


二人が罰を受けていることも。


セレスティアが怒っていることも。


分かっている。


ただ。


自分は怒られていない。


料理は美味しい。


そして。


自分まで食事を止める理由もない。


凛は普通に食事を続けた。


しばらくして。


ふと。


二人の空皿を見る。


「ねぇ」


ラヴィの肩が跳ねる。


「二人は……お腹いっぱいなの?」


カラン。


ラヴィの手から。


フォークが落ちた。


スカイゼルの肩が。


びくりと跳ねる。


セレスティアの瞼が。


震えた。


「凛……あなた……!」


凛が顔を上げる。


「何です?」


セレスティアは。


何かを言おうとして。


止まった。


一度。


大きく息を吸う。


「……いえ」


目を閉じる。


「あなたは悪くないわ」


「?」


「そのまま食べなさい」


「はい」


凛は素直に。


また肉を口へ運んだ。


バラグスは。


酒を飲みながら。


遠い目をしていた。


夜が更けていく。


食卓の皿が少しずつ空になり。


スカイゼルとラヴィの皿だけが。


最初から最後まで。


完璧な姿を保ち続けた。


やがて。


食事を終えたセレスティアが、静かに口を開いた。


「凛」


「はい」


「明日は、場所を変えましょう」


凛が顔を上げる。


「場所を?」


「ええ」


セレスティアは。


何でもないことのように告げた。


「滝よ」


「滝?」


ガタッ。


椅子が。


小さく鳴った。


凛がそちらを見る。


スカイゼルが。


完全に動きを止めていた。


「どうしたの?」


「……いや」


「顔色が悪いわよ」


「気のせいだ」


ラヴィは。


静かに視線を逸らした。


バラグスは。


黙って酒を飲んでいる。


「滝で、何をするのですか?」


凛が尋ねる。


セレスティアは微笑んだ。


「それは明日のお楽しみ」


凛は少し考え。


素直に頷いた。


「分かりました」


その横で。


スカイゼルだけが。


そっと。


遠い目をした。


凛はまだ知らない。


双神峰で。


ただの「滝」という二文字が。


どうして。


これほどまでに。


彼らを黙らせるのかを。


ここまで読んでくださり、ありがとうございます。


少しでも「続きが気になる」「凛と海を見守りたい」と思っていただけましたら、

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この物語は、異世界ファンタジーに変身ヒーロー要素と高飛車令嬢コメディを混ぜ込んだ作品です。

凛と海の全力変身を、これからも見届けていただければ嬉しいです。


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