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仕事の内容

 「で、俺に対しての仕事はなんだ?」

 ショット、早速食いついてきたか。

 「焦るな。ショットにはバスターの説得を頼みたい。」

 「あいつの説得だ?何の意味があるんだっての。」

 「俺は出来る限り上位プレイヤーを味方につけたい。」

 「だったらエンジンの方が楽そうだが?」

 「そう思うか?相手は局長様の甥っ子だぞ。俺達がどうこう言っても信用なんてされないだろ。」

 「だから、まだ懐柔しやすいのはバスターだって思っていたんだ。」

 「だったら、お前が直接話せばいいだろ。」

 「そうもいかない。俺にはまだやることがあるからな。」

 「やること?」

 「ミラージュに遭うことだ。」

 「本気で言ってるのか?やめとけ。ゼンリンみたいな結果になるのが目に見えている。」

 「大丈夫、俺にもしものことがあればサンレイドが黙っていない。俺の連れ、あれでもサンレイドの軍の少佐だから。」

 「だから強気に出ていたのか。それより、お前は救世主なんだから、スキルでどうにかすればいいだろ。」

 「実は、俺のスキルって役に立つのが一つも無いんだな。」

 俺はそう言ってサングラスを外す。

 「すみません、ラピェ・コルチェオ追加で。」

 俺はそのままウェイトレスに酒の注文をする。

 「ショット、今の店員の胸、97だってよ。めちゃくちゃ大きくない?」

 俺は小声でショットに言う。

 「ぶっ!」

 俺の声を聞いて流石にショットは吹き出す。

 「何を言い出すかって思ったら、何言ってんだよ!まさか、それがスキルだなんて言わないよな?」

 「それが、そのまさかなんだよな。まあ、他にもスキルは渡されたんだけど、これが一番マシなスキルなんだよ。だいたい、一生鼻炎や咳が出なくなるスキルなんて使いたくないっての。」

 「確かに、体調管理が出来なくなるのは論外だな。」

 「だろ?それに、女性の裸が見れるスキルなんて、嬉しいけど解除できないから俺は遮光眼鏡を着けないといけないし。」

 「なんか、女神が救世主に与えるスキルって、碌でもないやつしかないんだな。昔、この国に来た別の救世主も、ひどいスキルを渡されたって嘆いていたな。」

「どんなスキルか知っているか?」

「どうやら、相手の年齢の累乗分のダメージを与えるとか言っていたけど、相手の年齢が分かっていないと使えないからどうにもならないとか言っていたな。」

 「当てずっぽうでも攻撃できるスキルがあるだけ羨ましいな。だいたいなんだよ、料理できないのに料理の味付けに関するスキルとか。」

 「お前に関しては酷い酷くない以前の話だな。」

 結局この日はショットとスキルの話で盛り上がり、お開きとなった。

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