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第79話 私、観念する

 念の為一言言っておく。

 私は晶露様とお出かけするのがいやな訳ではない。

 晶露様は空気を読むのが、とてもお上手である。

 私が集中して何かしている時は、邪魔をすることが滅多にない。

 今回私の異能の増量計画研究においても、そうであろう。

 ならば一緒に出かけても問題はないであろう。

 問題なのはどう外出許可をもらうかである。

 晶露様の言を信じれば、易いかもしれぬが、晶露様はまだ3歳である。

「ねえさま?それでもやはりだめですか?」

 私が黙りこくって考えてしまったことで、自分が邪魔なのではないかと思ってしまったらしい。

 もし私が邪魔と言ったならば、わかりましたと引き下がるだろう。

 晶露様は聞き分けがよすぎるのだ。

 周囲を困らせるわがままは、私のお引っ越し案件だけらしい。

 そんな晶露様の願いを無下にできるか?いやできまい!

 これでだめだししたならば、晶露様はやりたいことを言わなくなってしまうだろう。

 それはいけない!

 もっと我を通してもよいのである!

 私以上に、家族に対してな!

 こう考えている私に否やはない。

「いえ。申し訳ありません。私も晶露様とおでかけできるのは、楽しいかなっと思いをはせておりました」

「ほんとうですか!」

「はい。なので、しっかりと計画を立てて、若君に許可をとりましょう」

「はい!はい!」

 晶露様は全開の笑顔で、私に抱きついてきた。

 無心の笑顔である。

 打算まみれの私には少し辛い。

「俺も!俺も行くからな!」

 はいはい。もちろん連れて行く。お前にはだしになってもらわなくてはならないからな。

 よいだしになって欲しい。

 ということである。

 おわかりいただけただろうか。

 問題の2つめは本家のご子息の同行の許可をとることである。

 墓穴を掘ったわけでは決してないのである!


回想が長い(涙)

もう少しお付き合いをお願いします。


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― 新着の感想 ―
追いついた おおみちゃんの活躍楽しみにしてますw
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