表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
68/138

第68話 私、両親の現状について語る

 次に人事面の変化について話していこうと思う。

 まずは両親についてである。

 両親のうち、どちらかといえば、母のほうが大きな変化があったと言えよう。

 母は私の育児に専念する為、仕事を一時休んでいたのだが、平日私が学園の幼年部を終えた後、本家で過ごすことが決定した為、平日の昼間に時間の余裕が出来た。

 その為、母は仕事に復帰することになったのである。

 所属する部署は違うのかもしれないが、父と同じ会社。

 言わずと知れた本家が経営する警備会社である。

 それも父と同様支社から本社勤務栄転復帰である。

 そのうえもしかしたら、将来本家関連の仕事も請け負う可能性が出た為、両親は今、二人まとめて厳しい研修を受けているとのことである。

 厳しい訓練を受けることは決して無駄にはなりはしない。

 むしろ専門家としての知識を持って、今まで以上の仕事がこなせるようになる。

 少なくとも過分な家、そして給与分相応に励んでほしい。

 今少し付け加えるならば、両親ともに、最初は研修でぐったりしていたが、やがて慣れてきたのか、土日私と戯れる余裕も出て来たようである。

 両親は異能の力はないものの、体術は一通りこなせるので、身辺警護や施設警備の仕事には問題ないらしい。

 後は礼儀、マナーなどなどを身につけるだけとのことだ。

 それが絶望的に身につかないらしい。

 重ねて言おう。励んで欲しい。

 そういった苦労はあれど、本家からの口利きで栄転になった両親に、妬みによるいびりは一切ないとのことだ。

 我が家は、分家序列最下位の末である。

 両親も覚悟して本社への移動に臨んだが、肩透かしだったと首を傾げていた。

 考えられる理由としては、本家による移動命令など珍しくないのだろう。

 加え、本社勤務の者は優秀な者が多いと推測される。

 両親を一目でライバルに能わずと判断したのだろう。

 更に両親の性格もそれに一枚噛んでいると思われる。

 両親は、娘の私の現状と自分たちの本社栄転は、分不相応(ぶんふそうおう)だと心得ている。

 いずれはまたどこか地方に転勤になるであろうし、娘も若君の許嫁候補はあくまで候補で、それで終わるだろうと開けっぴろげに同僚に話したそうである。

 分を弁えていると、感心し受け入れられ、色々と仕事の仕方など教えてもらえているらしい。

 きっと本社の人は建前でもそこまで言える両親で、かつ無能力であるのもあって、すんなりと受け入れられたのだろう。

 両親にいたっては建前で話したのではなく、本音で話したのだと思う。

 そこまでは見抜かれなかったかもしれない。

 両親はいい意味でも悪い意味でも、脳筋。

 そのことが、今回はプラスに働いたようである。

 幸いである。


説明回が続きまして、すいません。

サクサク進みたいデス。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ