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第102話 私、難しい課題に悩む

 認めたくはないが、本家の書籍に記されていた通り、異能力の元になる気は、生まれた時に決定づけられ、それを覆せないのか。

 そうだとするならば、困る!非常に困る!

 先にも述べたが私の気の保有量は激少である。

 なんとかして増やしたいと思っているのだから。

 なぜか?

 若君の許嫁候補でありたいからか?

 違う!先にも申し述べたが、気の量が少ないと、色々な実験に対応できないからである!

 それではつまらないではないか!

 自然から生み出される良気。

 取り込む回数を増やせば、そのうち自身の力と完全融合して、気の濃度が高まり、そして蓄積も可能になっていくのだろうか?

 一度だけではわからない。やはり繰り返しの検証が必要である!

 それとも神気のような強い良気でないと、身体に焼き付かないのであろうか?

 いやいや、それで寿命が縮むのは避けたい!

 私は今世長生きしたいのであるからな!

 私の仮説を検証する為にも、今度は神社などにも足を運んでみたい。

 現世日本においての神気を確かめてみたい。

 ああ、やりたいことは沢山ある。

 しかし、すぐに実行することは現在においては難しい。

 なぜなら私はまだ6歳、幼児であることが1つ。

 この点も大きいが、実行困難な最大の理由は!

 若君より外出禁止令が出されてしまったからである!

 私だけならば、外出は許可されるかもしれない。

 現時点で許嫁候補筆頭とはいえ、晶露様よりも重要度はかなり低いからだ。

 しかしだ!晶露様をおいて出かけるなど、出来よう筈がない!

 私だけ、パワースポットに行ってきますなどと告げた時の晶露様のお顔を想像してみて欲しい!

 晶露様は寂しそうな、悲しそうなお顔をされ、それでも送り出してくれるだろう。

 私は大きく首を振った。

 そんな無情なことが、できる筈がない!

 諸君もそう思うであろう!

 パワースポットの検証は、私と晶露様、それにロウの3人で、行わなければならない!

 これは決定事項である!

 なんとか若君に外出禁止令を撤廃してもらいたい。どのような働きかけが必要あるか?

 私は少し考えて、はっと気づいた。

 もしかして若君を今回の外出にお誘いしなかったのがいけなかったのか?

 ならば、そう言ってくださればよかったろうに!

 仲間はずれは、よくなかったであるな。

 また私は考え、首を振った。

 いや、それはないか。

 どちらにしても、少し時間を置く必要がありそうである。

 すぐに外出許可を求めれば、若君は余計頑なになってしまうやもしれぬ。

 若君を説得する方法。

 全解禁が無理ならば、部分的な解禁を目指すか。

 次の一手を早急に練らねばなるまい。

 なぜなら。

 外出禁止令を出されてから、晶露様、普通を装おうとしておられるが、ずっとしょんぼりとしたままである。

 なんとか浮上する手立てを考えねばなるまい。

 また晶露様の輝く笑顔を取り戻さねばならない。

 はあ、自身の異能の力の増やし方、そしていかにして外出禁止を緩和してもらうか。

 6歳児にしては難問過ぎる課題である。

誤字報告ありがとうございました!助かりました!(08/7/11)

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