第19話 ドラゴン使いの竜崎龍之助
K市の近くにある山の上の空き地に異能達人は立っていた。
その横には天野と弥生が立っていた。
異能はドラゴン使いの竜崎龍之助を魔法で呼んだのだ。
異能は魔法使いとして活動する上でドラゴンに対応する必要があった。
異能は空を飛ぶ時には風に乗っていたが、ドラゴンに乗って仕事をすることもあるからである。
魔法協会からもドラゴンに一度は乗っておくようにという通知が来ていた。
ドラゴン使いへの報酬は魔法協会から支払われることになっていた。
ドラゴンの扱い方を学んでおくのもC級魔法使いの仕事と言えた。
竜崎龍之助は龍一族の異能者であった。
竜崎は人間界に来る時には人間に化けていた。
異能がドラゴンを呼ぶと言ったら天野と弥生がついて来たのだ。
天野も弥生も本物のドラゴンなんて見たことがなかったからだ。
3人が空を見ていると、翼を持ったドラゴンが空を飛んでやってきた。
ドラゴンの背中に男が乗っていた。
やがて空き地にドラゴンが着地した。
ドラゴンは体長が約5メートルはあった。
金色の翼が美しかった。
体は薄い茶色をしていた。
ドラゴンの背中に乗っていた男が降りてきた。
「はじめまして異能達人と言います。あなたが竜崎龍之助さんですか?」
龍のように精悍な顔をした男が笑っていた。
「はじめまして竜崎龍之助と言います」
「異能君の友人の天野です」
「弥生です」
「C級魔法使いになったばかりでドラゴンに乗ったことがないものですからね。一度乗っておこうと思ったのですよ」
「なるほど」
「ドラゴンの対応の仕方を知っている場合と知らずに乗る場合ではいろいろと違ってきますからね」
「それでは早速乗ってみましょうか」
竜崎の案内で異能達はドラゴンの背中に乗った。
「基本的にはドラゴンに乗る場合は背中に乗ります」
その時、おーいという声がした。
声の方を見ると、人が空を飛んでやってきた。
大空航一が空飛ぶ棒に乗って飛んできたのだ。
「いやあ、ごめんごめん。異能君達がドラゴンに会うって聞いたら我慢できなくて飛んできたのさ。邪魔はしませんから見ていてもいいですかね?」
「構いませんよ」
竜崎はあっさりOKした。




