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追想の逆行 9
「生まれも育ちも貴族でしたよね?」
「それがどうした!」
「ならいいのですよ。 今から貴方を殺します」
まるで爆弾の様な発言に、すかさずグレイが止めに入る。
「お嬢様! やり過ぎですぞ! 証拠も無いのに!」
「今から証拠が出来上がるから見届けなさい!」
威圧をかけて私はグレイの静止を振り解いた。
「お嬢様がお怒りか? 俺に手を出せばお前らは懲罰送りだ! それでもいいんだな!」
「覚悟の上です。 グレイ! あの男を殺しなさい!」
グレイも腹を括ったのか、剣を取りクラリアに刃を向ける。
「クラリア様、御覚悟を!!」
さっきまでの温厚な姿とはかけ離れた殺気に、私もあてられて怖気づいてしまった。
鋼の刃は、クラリアに真っ直ぐと剣鬼の如く振りかざされた。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました!
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