地下の戦い
ガーディアンとの戦いでし!
入り組んだ洞窟を20分は過ぎただろうか。
まるでアリの巣の様に奥に、地下に降りて行く度広くなる。始めは書物や机などあり生活感があったが。既に石壁を切り抜いた構造へと変貌している。
「…大丈夫ですか?カネラ様。。どんどん暗くなってきました」
「レオは怖がりですわね。ん〜少し調子は悪いですが地下墓地に比べればなんとも。アンデットの気配はないですし?」
「…聖女様は怖いとかないのですか」
「全くナッシング!」
「もう少しで中程度の広場にでます。が、虫の気配もなく怪しいのですが・・引き戻ります?罠の可能性も」
「勿論行きます。ボス部屋を前にで引き戻る事など誰ができましょうか。戦闘態勢を皆!知恵・戦略を司る女神アテナの加護を…」
少し開けた広間に出る。
それは四方を精確に切り取られた正方形の広間であり、天井には鍾乳石が垂れ下がる。中央に大きな影らしき物がいるが、暗く近づかないと判断がつかない。
「あれは。。生命反応はありませんが…」
「如何にも怪しい。。そして大きいですね」
姿形が判断できる距離になるとその存在が明らかになる。一つ目の縦長の頭。五mを超える体格。そして六本の腕が。。黄土色に光っていた。誰もがその存在を見るのは初めてだが、脅威な事は感じ構える。
「あれは。。キュクロプス?」
「いえ。ゴーレム。又は守護神と呼ばれる古代兵器・・まさか本当に存在したとは」
「すごい!すごいよ!どうなってるんだろう?」
ゴゴゴッ………シュキューンー……
目が赤く光る。
ギシギシと鳴り座っている身体が起きた。
【シンニュウ シャ ハイジョ 】
機械的な音が古代語で聞こえ立ち上がる。
「どうやら倒さないと行けない様ですね。。参ります!はぁ〜」
ここに戦闘が始まった。
ドドドドドド!!!
先制を決めたのは守護神である。
腕を上げ手の平より連弾を飛ばす。
壁に当たると変形するほどの威力。
しかし水黄金色の山羊革楯が皆を防ぐ。
――我がアイギスの力を盾へと変え給え
「う、うぁ!遠距離攻撃できるとかないよー」
「イリダ、レオを連れ離れて岩陰に!」
「カネラ様が防ぐ間に足元を!騎士は攻撃を分散させて!」
「フフフ。。久しぶりに全力ですわね!行くわよ守護神!」
――我が手にグングニルの槍を
バッコーン!
持ったと同時に投げつけ六本あった腕の一つが崩壊する。
「続きます!我は神に祈りし者。異形東風の神エウロスよ。その腐食つく東風と水で浸りつくせ」
ヴァシリキの頭上に大壺が現れ濁った水をガーディアンの足元ヘ吹き飛ばす。異臭がするので毒物であるに違いない。
「動きは止めました!カネラ様!」
「ええ上々です!いっくぞー!たぁい!」
既に全身アテネの鎧を付けた羽の生えたカネラが黄金の双剣でめった刺しに。ガーディアンは怯む様子を見せるが、その腕は死んでいない。器用に飛び回るカネラは鳥のようであった。
【 ガガッ モード シグマ マホウジン テンカイ 】
「キャア!」
いきなり地面より魔法陣が部屋で周りカネラの羽が消えた。鎧は光が小さくなりヴァシリキの風の勢いも弱まる。
「ううっ。お尻べちょべちょ。。」
「これは・・神封じの魔法陣か?くそっ小癪な。。」
再び大きくを開き仁王立ちをする。カネラが切り落とし二本減り、腕は三本になり削れているがその目は凛々と赤き光は失っていない―――
ドコン! バキバキ! ドガッ!
壁が壊されそれぞれ見慣れた守護神が三体現れた。見かけは同じく色が異なるがどれもでかい。
「おいおい。。嘘でしょー!!」
■□■
「この道でいいのですね!ヌジャビ」
「ええ。ただ今し方聖女様の神力が弱まったのですが。死んじゃったかな?」
「大丈夫です。あの方は頑丈ですのでそんな玉ではありません。合流を急ぎましょう」
――守護神は自動で動く。まともに競り合わん事じゃ。弱点はないが奥の間に止める仕掛けがあると聞く。各々気をつけてな?――
ラビに聞いた話は教会地下に神物を守る為守護神が各場所に複数設置されているという。また厄介な事に仲間を呼び寄せると。。最悪だ。
角を曲がり広間へ。。
ドコン!
目の前に吹き飛ばされた鎧が。
あり得ない方向にひん曲がった死体は。
一緒に船で食事をした騎士の一人であった。
「カネラ様!無事ですか!?」
「エーリス!小奴らウザい!もーいけぇ!!」
バコーン!!
深緑のガーディアンが吹っ飛ぶ。その身体はうねる木の幹で投げ飛ばされ。。あれはオリーブの木だろうか。幹の中央に囲まれた檻にイリダとレオナルドが捕まっていた。
「・・カネラ様。既に魔獣としか見えないのですが」
「だって!多いいし硬いんだもん!」
「フフ…面白い聖女様だ。支援します!行くぞ我が神ヘラクレスの加護により。その強靭な肉体と戦う意思を!」
ヌジャビが変形したかに見えた。
少なくとも身体は二倍に広がり、上半身は破れ筋肉隆々としている。
「行くぞ!ガーディアン共!」
ヌジャビが近場のガーディアンを蹴り飛ばす。その破壊力もだが、動くスピードが見えぬ程早く次々と吹き飛ばす。
「おお♪マッスルマッスル♪」
「言葉の意味は分かりませんが不快に思います!姉さんそっちは見つかるかい?」
「ええ。時間を稼いで頂戴!」
エーリス姉弟が参戦である。
これで戦場は再び接戦となった。
ドコン! ガガッ! ドス ドス ガー ドス
……否。ガーディアンは六体増え10体に。
あれだけ広い広間が少し小さく感じだす。
「うそー!もー何体いるのよ!?ムキー!」
戦いは続いていく。
□■□
少し前に戻る。
「なんだと!『岩のドーム』で爆破だと!?」
「はっ!テロかどうかは分かりませぬが。。兵100名程重死者が!」
「くそっ!狙いは聖地破壊か。。兵を集めよ!」
「報告!聖墳墓教会の地下より爆音が!守護神が戦っておると!」
「なんだと!?どうなっておるんだ!・・儂も行く!馬と騎馬隊を用意しろ!近衛出るぞ!また街の門を閉めよ!西遼の遊撃も考えられる!」
エルサレムの司令塔で起こる様々な事に対応し。
軍人アドズズは動き出す。
しかし既に事は起こり遅かったと気付くのであった。
一方岩のドームより宝部屋を見つけ出しトランポ達は護衛を倒す事に成功した。如何にも厳重なその部屋に合ったものは。
―――大きな岩と原初の聖典であった。
「外れぶひ。。これ売れるぶひ?」
「…置いておいたほうが良いかと。売れるものではございません」
「という事は。連絡がない聖女様の所か」
「近いので合流したいぶひが。。囲まれているぶひ〜!」
勿論爆破もあるが、一番目立ったのは『豪傑』であるのであるが、それは皆黙っていた。
「続く地下道があるやもしれません。捜索しましょう」
少数精鋭なトランポ隊は無事に地下ヘの通路を探し入り込む。どこか遺跡というか古墳の中であったが。風の精霊シルウェスの導きで合流ヘ向かう。強いていうならトランポの足が遅い事だ。
「ぶ、ぶひ〜早いでぶひ!」
「運動不足ですね?トランポ様。。」
進む通路は石畳より砂に変わり横壁も削られたものに変わる。聖墳墓教会の領域に入ったのであろう。追っても来ておらず順調に進めていく。
大きな門が目の前に現れた。
そこいらの作りなどでなく。
古代よりある重厚な扉は神殿でみた古代兵器の入口を思い出す。
「従来であれば『祈りの言葉』正確に唱え開くと思いますが…」
横の石版を見てアレフレッドがつぶやく。
「ふむ。なるほど」
「おお!古代文字が分かるのですか。流石トランポ卿」
「いや全然分からないぶひ?アレフレッド爆弾を」
「吹き飛ばすのですね。。時間がないので致し方なく」
\\\ドッカ―――ン!!///
地下が崩れる程揺れた。。
〜
「きゃー今度は何ぃ!?くそーたりゃ!」
「あれは豚公爵の。。近いですわね?はっ!」
「流石にきっつい!姉さん後ろ!」
「ふむ。大体分かったけど触媒は。。ふむふむ興味深いなぁ」
「ううっ。。来るんじゃなかった。。」
〜
「あったぶひ♪」
「聖女様の位置を教えてくれるか?シルウェス」
『スースー?』
「ああ。悪いカネラ様の場所だ。近いと思う」
『スースー♪』
………風の精霊すら聖女と認識はしていない。
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