表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
43/100

商会お披露目と思わぬ賓客

料理は書いているだけで食べたく。。

イタリアンいいですよね♪


「三叉の矛を紋章にするといいかと」


「かわいいのはアクだけど。ダメかな?」

『クー?』


「これは神像などに伝わる事ですが、神そのものを模写する事は神々の怒りをかう、と古き伝統に乗っています。芸術家も想像で変化させるのが定石と聞きます」


「あれだけはっきり水の精霊様を見たので。。恐れ多く思います」


「そうですか。では三叉の矛をモチーフにいくつかデザインを頼みましょうか?」


「はい!青い稲妻も纏わせましょう!」


 こうしてシュリンプ商会の紋章は三叉の矛になった。出来上がるものから確認をし、決まる。ウクライナの紋章に似ていた。

それから必要なものを入れる、材料の搬入、また作業場、倉庫の確保など日々忙しく街を走り廻った。

 無事に搬入を全て終わる頃、シュリンプ商会は輝きのある立派な事務所に変わった。


「これは。。ちょっと想像以上です。。」


  部屋に入ると受付用に円弧を描く長机。

  深みのある高級絨毯を抜けると大テーブルが。

  黒く数台ある黑椅子がいくつも並ばれ。

  上座と下座には六脚の重厚な椅子。

  上からぶら下がる電灯も定感覚で。 

  抜けると執務机が左右四つ対をなし。

  細かい細工の書斎が壁際に並べ立つ。

  大きな窓と淡いブルーのカーテン、レース。

  窓際の中心に僕のどてんとした古い大きな机があった。


「広いので、衝立で仕切りも考えたのですが。やはりない方が素敵ですね。空間が拡がります」


「よくやりました!感動です!」


「はい。神シュリンプ様の仕事場に等しい部屋に」

 両手を交差し、祈るのは止めてくださいまし。。


「コホン。では明日お披露目です。料理仕込むぞー!」

「はい。恙無く」


 ある程度の食材は準備しているので大鍋にどんどんトメトを〜グツグツ煮込んで潰して〜♪ふん〜ふふん♪オレガノ少々 塩少々〜水どばー♪ヘラで固形物を♪


「驚きました。手際いいのですね。。」


ああ。。料理楽しい。ちなみに右腕はアク。

マルコに指示を出し鍋番を変わり、ピッツァリアでもらった粉の配合を行う。

グルテンがある小麦粉なので、薄力粉を混ぜ〜ふふふん〜♪水少々混ぜ混ぜコネコネ。こんなもんかな〜

ニコレに暖炉(オーブン)の様子は〜行けそうかな?


アクにイメージを送りぽんっと投げくるくる〜くるくる〜ピザ生地完成♪トメトソースをフライパン♪玉ねぎ微塵ザクザク〜ニンニク炒め味を整える〜♪

ピザ生地に塗り塗り、モッツァレラチーズをちぎちぎ〜そしてバジルと黑オリーブをぱぱっと切ってちらし。

暖炉(オーブン)に入れて、たまに廻す〜ふふふん♪くるっ!

焦げ目ができた〜ら。あっと言う間に出来上がり!


「できました!マルゲリータ!」


「す、凄いですね。。」


「シュリンプ様。。どこで修行を?生地など職人の様でした。。」


「まぁ味見をよろしくでし!」


うん。うまぁ!余計なものないから美味しいね♪


 この世界はパンが先に流通したのか、厚さもあるアメリカンピザが通常のピザだった。発酵など上手くいってるし美味しいのだが、子供の僕には重い。


 ちなみにピザの形は丸も四角もあった。暖炉(オーブン)では四角のほうが綺麗に焼けるのだ。という事で、クリスピー状&モッツァレラチーズの初体験の二人である。


「これは!美味しいです〜♪良いですね」


「トメトの味に深みが。。それにチーズチーズしてなく軽い?ああ生地も薄いのも。。シュリンプ様!これは売れます!」


「ですね♪明日お披露目で披露しましょう♪」


その他生ハムの肉もいい感じ。あれとこれとフフフ。。驚かしてやるぜぃ!フライパンにじゅーじゅー肉を焼きつつ野望を・・


□□□


 翌日参の刻前。いつもお世話になっている人に事務所お披露目を含めて昼食会を開いた。これは大事だし、事実上パトロンになってるジュゼッペさんにお礼も含めてだ。


 貴族様側

・ジュゼッペ・グリマルディ・ファン (四大貴族)

・ノスル・グリマルディ・ファン (奥方様)

・ボーノ・スチュアート・ラッツァ (商会組合長)

・イェフダ・レーヴ (魔法組合長)

・ジョバンニ・カルケルファ(冒険者組合副長)

・サルヴァトーレ・トッティ・アルゼ(神官長)

・パオロ・デ・ピエトロ(家主さん)

・ベアトリーチェ・エンリカ

・ロッソ

・グレータ


庶民側

・マロウ (1階ピザ屋)

・アネッテ(1階看板娘)

・マリア(マンマ)


冒険者

・ズッカ

・ロゼッタ

・エリサート


と勢揃いだ。もちろん入る訳がない。

大テーブルは貴族で椅子も昨日急遽買いに戻った。12脚やはり買う。。とほほだよ!


 庶民サイドはもう一つの部屋に中テーブルを用意した。意外だったのは、サン・ロレンツォ大聖堂神官長のサルヴァトーレ様が来られたこと。ついでにだった。本当に。神殿長は忙しく来れないとの事。

ちなみに知らない人もいる。

ジュゼッペとボーノさんには親しい人を一人ずつと厳選してもらった。

・・ノスル様は奥方だと数に入れない。。流石です。

一緒にいたからとママ友(?)ベアトリーチェ様。年はノスル様と変わらず優しい雰囲気だ。歳も若目である。

ロッソ様、グレータ様は初見だから追々聞こう。


「それでは。本日は我がシュリンプ商店に足を運んでいただきありがとうございます。商会長 シュリンプ・リルです。現在は食材ですが、今後幅広く商品を提案できればと思います。どうぞよろしく。では昼食会を」


 皆に祝杯が配られワインが注がれる。


「豊穣と酩酊(めいてい)の神バッコスの祝杯を!」


『祝杯を』


すると掲げた杯に照明から光が落ちる。

チラチラと綺麗に降り注ぐ。

魔石を使い少し仕組んでた。むふふ。


「まぁ。美しい」

「珍しい祝福ですね」

「ふむ。なかなかやりおる」


賛辞はそれぞれ。女性客には喜ばれていた。


「では前菜より。モッツァレラチーズとトメトのカプレーゼとカニサラダです」

 

 マルコには側使えをしてもらい、ニコレとミアは配膳を。ちなみに人手が足りないからパッソ達四人手伝ってもらう。大忙しだ。

ちなみにトラットリアはお休みにしてる。


「ふむ。これはこの様に食べるのが正しいかもな」

「オリビオイルも高級ですね。バージニアですか」


「次にピザです。マルゲリータが焼き次第各自お持ちしましょう」

サイズは15cmくらい。まだまだあるので小さめ。ミアが真剣に暖炉(オーブン)から運ぶ。


「・・普通のとは随分違うな?」

「これは美味しいうございます」

「年寄りにも優しいのぅ。フォフォ」

「良いですわね。初めてですが、懐かしい様な・・」


「魚のバター蒸しキノコ沿えです」


「箸休めに。生ハムの根菜巻き。バルサミコソースとバジルソースにて」


「メインのシュリンプアヒージョです。商店の名に負けないよう。スープではなくオリビ油なので熱いのと飲まないよいに。海老、きのこ、野菜を取ってお食べ下さい」


「・・どこで知ったのだ?」

「贅沢な風味豊か。これは驚きます」

「魚も魚介も既に食べつくしたと思いましたが。。まだまだですわね」


神官長さんだけ話ず黙々と。合わないのかな?

「サルヴァトーレ様。お口に合いませんか?」


「いえ、美味しく頂いております。職業上、食中は話さないのでお気遣いなく」


皆お腹一杯の様で安心した。同様のものが次に庶民の場所に運び込まれる。厨房は大忙しだ。


食前から食後へ。

ワインは白から赤に変わるので、僕も団欒に入る。ぐびぐび。ワインはピザ屋さんに選んで貰った。うん美味しい。


おつまみにカナッペとローストビーフを。クリームチーズと肉は少量しかできなかった。というか賓客多すぎなのだ!


 女性陣には氷を砕いた苺砂糖のフラッペをココットに。デザートは必要だね!銅の鬼おろしみたいなのでおろし氷だが。


「ふむふむ。どうでしたかな?グレータ嬢」


「大変美味しく。というか驚いてますの!悔しいですが、どれも食材はわかりました。。シュリンプ殿。どこでこの作り方を?」


「・・神の導きのお陰でしょうか」ぐびぐび。


「ロッソはどうじゃ?合格か?」


「はいボーノ様。料理だけでなく流れ、盛り付け。アイデア。。どれも悔しいくらいに負けました」


「ふむふむ。わしの勝ちじゃな。名乗っておやり」

 

「改めまして。王宮料理担当料理長、ロッソ・アルガンティです。お忍びで料理をいただきました。ありがとうございます、シュリンプ殿。参考にします」


「私も。グレータ・フィエスキ・オルテミスですわ。はぁ……末永くよろしくなりそうね。シュリンプぼっちゃま」


・・・王宮料理長に四大貴族。

マジか爺ちゃん!ジュゼ!ふぁぁ!(少し酔ってる)


「はい。皆様よろしくお願いします。という事はベアトリーチェ・エンリカ様も有名で?」


「あら。私はそんなに。。ベアトリーチェ・エンリカ・ブリニョーレですわ。王妃と行ってもジュゼッペ達に任せるだけですもの?ウフフ」


ああそうだった。エンリカの名は古くから王族。

今の当主はジャコモ王だったな〜ジュゼッペがニヤニヤしている。


その悪そうな笑みが似合うぞ。


ちなみに家主のパオロは初めから何も話せない。


男爵様と聞いたのでこちら側にいるが、周りにいる格が違った。震えてて可哀想に。ぐびぐび。


毎日投稿していく予定です。

今日は1話です。


是非ブックマークいただけると嬉しいです。

下の評価、レビュー、応援コメントなど、どれでも嬉しいのです。モチベーションが上がります!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
面白いと思えばポチッ。とお願いします!
▼ ▽ ▼ ▽ ▼ ▽ ▼ ▽ ▼ 
小説家になろう 勝手にランキング!
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ