グレイブハウンド討伐
イタリアコロナ。。頑張って!
イタリシ=イタリアです。
ヨーロッパで一番好きな国なのに。。うぅ。。
「黒い影が出たぞ!家の中に!」
見張りのおじさんの声と鐘の音が響く。
準備をしていた僕らは静かに頷き、牛の鳴き声のする方向に向かう。
「予定通り隊形を!危ないなら納屋まで戻る!私は先に確認してくるね!」
ズッカは一足先に走り出す。
僕らも続き松明を持って柵越える。
「ガルルルゥ………」
オオカミか?デカい。そう思った時にはあちらも向かい襲ってくきた。
「止める!シュリンプ!追撃を」
『ウォーターボール!』
ほとんどこの所無詠唱だが焦ると声が出る。
左手から打ち出す水球は速度を上げてオオカミを。。かする。何?避けただと?
「ガァゥ!」「クッ。パリィ!」
カキーンーと大盾でロゼッタが弾く。
弾かれ浮いた時は逃さない。充分だ!
『ウォーターボール!』
水球は先程よりも大きく速く、胴を貫いて真っ二つに。
「グルッ。。。」
「ハッ!いいぞシュリンプ。。しかし、結構いるぞ、それに。。デカすぎる気がする?」
『ライトエール』
エリサートの杖が光り周りを照らすと姿が見えてきた。
奥の闇にも赤い目二つずつ数匹。。数が多いいな。
「ん?」
先程のオオカミが。二本足で起き上がる。。おいおいマジか……
『ウォーターショット!』
「―――ッ!」
水球より小さく、複数飛びだし当たった瞬間弾けさす。散弾のイメージだ。さすがに飛び散ると動かない。
その間に横よりズッカが合流する。
「大丈夫?索敵終わった。。多いいよ!17匹、後ろにも寄ってる。ガオウルフじゃない!なんか、、ナイフが刺さっても来るの!」
「あぁ。今のでわかった。グレイブハウンドだ」
「えっと何それ?」
「質が悪い。。体力もある。アンデットのオオカミだ。切ってもすぐに回復する。火か、、神の加護が。。」
「来るよ!隊列!シュリンプ!複数イケる?」
「ああ。蹴散らしてみる『ウォーブカッター!』」
地面を波の様にうねりながらオオカミを襲う。
当たったら吹き飛びハウンドの手足がいくつか吹っ飛ぶ。
よし、スピード落とせたか。
「ナイス!エリ、光の加護を詠唱!時間稼ぐよシュリ、ロゼッタ!」
「おう!」「わかった!」
「我は唯一神に祈りと天使の加護を給わり。。」
「左!ロゼッタ来てる!?」
「ガルル!」
「ぐっ!クソが!数が。。」
左肩噛まれ盾で弾く。確かにきりがない。
ハウンド達はライオンほどの大きさで、素早い。
次々に襲いかかり、ズッカも多勢に逃げるので精一杯だ。単純に手数が足りない。気がついた時には既に囲まれていた。
「アク、手伝ってくれ」『クー!』
『アクの右手!』
スライムが右手に擬態する。
「我に力を。海神ポセイドン」
不思議と言葉がスッと浮かんだ。矛が手元にくる。
「!何をシュリ。。?」
「神の裁きを」
矛に雷が落ち矛が光る。ふぅ。足元を魔力強化――
光る一閃がオオカミ達を切り裂く。
切られたオオカミは漏電し、動けなくなり。
――暗くてもいる位置が分かった。
――こう振ればいい。こう差せば、こう薙ぎ、撫で切れば。。不思議と次から次に。こうなるべきと体が廻る。
――それは経験などではない、こう動く事が決められた様に。
「ギャン!」「グル。。」「ガッ」「グァ。。」
だんだんと叫び声が減り。
くるッと回し振り向いた時、声を出すオオカミは居なかった。
「……ミカエルの加護。光の教え!」
エリサートが詠唱終え、倒れている辺り一面に円のサークルが現れる。ハウンドは灰になる様に消え、そこに魔石と黒い血だけが溜まって残った。
「・・シュリンプ――右手が?」
僕は光る矛を消し。軽く手をあげる。
「これはスライムだよ。それよりレガッタ、傷は?」
「・・ああ。問題ない後でエリに。。それより、青く髪が。。大丈夫か?」
ん?そういえば周りが明るい様な。。あ、これ光ってる?右手から「く〜」と聞こえた。
「ありがとアク。戻って良いよ?」
右手がぎゅるっ!と丸まって「ポンッ」スライムに変わり、アクは頭にポヨポヨと乗る。ふふふと笑って。後ろを振り向いたら。
3人とも固まっていた。。口開いてますエリサートさん。
□□□
「そ、れ、で!何したのシュリンプ!」
「うぅ。危ないから守ろうと。。そしたら矛が出た。。魔力操作で筋力上げて。。やったった?」
「はぁ。。魔法使いなのに!?凄い槍捌きだったわよ?」
「・・私はお祈りをしていたので見てませんが。。終わった後髪が光輝くシュリンプ君が。手も青かったです」
「よくわからんが。助かったのは分かる。あのまま数で押されればどうなっていたか。。」
うぅ。。みんないじめる。
よく分からないけど、言葉が浮かび体が動いたのだけれど。
説明も上手く行かなくて「神に感謝です!」と光柱でごまかし祝福したら皆黙りこんだ。。違う意味で。エリサートの顔が引きつってた。
周囲を確認した後、村長へ報告に行く。
「いくつか柵が壊れ、魔法で傷つけましたがグレイブハウンドは全部倒し、浄化させました。ただ、近くに墓地などあれば冒険者組合に依頼ください。あれはああいう類から発生します。こちらからも連絡しておきます」
「おぉ。。助かった。大きなオオカミかと思ったが。。。その様な群れが」
「もう安心ですよ。牛は今回被害ありません」
「村代表として感謝致します。。冒険者様あの様な光の柱も出せるのですな。とても神に好かれておる」
みんな苦笑していた。僕はにこにこ。。
納屋で光ってたのはみんな見えてたらしい。
避難している中、夜空にいきなり光が落ちたと・・祝福テロだね。
報酬も無事に貰え、こうして初めての討伐は大成功。
今日ゆっくりと寝て、明日には馬車で帰宅しよう。
みんな仲良く藁に包まり、ゆっくりと寝れた。
「はい。報酬の四金貨」
「あれ?多くない?四等分なら二枚かと。。」
「ほとんどあんたでしょ!やっつけたの!少ないくらいよ!もぅ。怪我しなかったから良かったものの。。」
うんうんとみんな頷く。。
ちなみに牛乳を樽一杯二つ貰ったので馬車に積んでいる。
「ただ、グレイブハウンドは妙だわね。。うーん戦争で流れてきたのかも?」
ほとんど自然発生は少ないらしい。アンデットは魔術具か、魔法使いか、魔人か亜人。つまり吸血鬼などが使役するものだ。
その発言に驚いたが、吸血鬼は普通にいると。狼男も。フランケンシュタインは「何それ?」と言われた。その類は亜人とみなされるらしい。
「とりあえず、シュリが協力な魔法使いは良くわかったわ」
「ああ。あれだけ連続して魔法を出しても元気だしな」
「私も加護使って疲れが取れないのに。。」
「まぁパーティの話は。。はぁ。毎回なら気が持たない・・」
「そうだな。。たまにならいいが。一緒に護衛がしたいとかなら大歓迎だ」
「そうね。討伐なら一人で大丈夫だし?」
頬に手を当てて困ったそうに言わないで!
うぅ。。こうして僕はパーティテストから外された。
冒険者組合に戻り、依頼達成と、ジョヴァンニに報告行く。久しぶりなのに目が合うと嫌な顔をされる。最近世の中が世知辛い。
「ふむ。ニューニュ村の現状はわかった。助かる。捜査を送らせとく。してシュリンプは何をした?」
「髪が青く輝いて、グレイブハウンド全部倒してました。矛もどこから来たのやら。めちゃ速かったです」
「水魔法を連発し、さらに雷も落してました」
「・・私が見たのは納屋にいきなり光の柱の祝福を出した事ですか。綺麗でしたわ♪」
「・・だそうだ。反論は?」
「わ、私は無実でし!」
「あー。お前達、こいつが依頼する時見張っとく様に。ほら冒険証を出せ」
冒険証を渡しランクBに書き換えられた。
「グレイブハウンドは単体でもBクラスだ。17匹。良くやった。ボーナスもやろう。魔石も仲良く分けろ」
5金貨貰え冒険証に入れてもらえた。
やったーと無邪気に騒いでたらみんな優しそうな目をしてる。
「ランクBからは指定依頼ができる。なんかあれば呼ぶからな?ズッカ達も困ったらどんどん使え」
「はいですわ」
そして少し世間話しして。。グリマルディ家の場所を聞く。
「ばかやろう!速く行け。明日の昼過ぎに行け!手紙出してやるから。。他には?魔法組合と揉めてないだろうな?」
「そういえばまだ行ってないですね。魔法増えそうですか?」
「・・一応紹介状を書いて出しておく。どの道時間の問題だろう」
意外と心配してくれてたんで嬉しいね。調子のって最近あった事を話すと、”港大スライム出現事件”がバレた。
「・・この所のスライム騒動、洞窟門の大道芸人もお前だな?」
「うぅ。。アクに罪はありません!」『クー?』
「はぁ。。それで今はどこ住んで居るんだ?」
「今はトラットリア・アルビコに居候してますよ?」
「クハハッ。シュリンプだけにか。確かにあそこの飯は美味い」
「新発売のアラビアータもおすすめなので宣伝よろしくです!」
「そりゃ聞いた事ないな。美味いのか?」
「美味いでし!」
そんなやり取りを終え、家に戻る。
心配していたマリア(マンマ)とミアは帰って来て嬉しそうだ。
「道に迷ったり魔獣が襲ったりとかミアが言うもんだからねぇ。無事で安心したよ」
「うん!美味しかったよ!チャバタサンドありがとー」
「シュリ!常連さんにアラビアータ出したの!好評だよ?」
「やたー♪宣伝もしといたよ?あ、マリアマンマ、これどうぞ〜」
「ん?なんだい?・・金貨四枚ってシュリ?」
「ついでに魔獣討伐してきた〜生活費?にどうぞ〜」
その後ニューニュ村話しをおかし楽しく話した。
夕方、樽二つ持ってジョヴァンニが来てくれた。ああ報告のとき忘れていた。。怒られたのは言うまでもなく。
お礼にアラビアータを出したら美味そうに食べてくれた。
「ああ明日の肆の刻。時間前には行っておけよ?」
「はい。貴族らしくですね。久しぶりかな?」
「・・心配で仕方ないが。まぁ娘は3歳だ。遊んでやれ」 ヒュン
おお。妹と遊んだ記憶が。。まだまだいろいろ忘れてる事が多そうだ。
またそのうち来ると優雅に帰って行った。
「お貴族さんかい?今の人は」
「んとー冒険者組合の副ギルド長、ジョヴァンニさん。お世話になってるかな。また食べに来るって」
「まぁ!お偉いさんかい。シュリはいろいろ知ってるねぇ」
「うん。お貴族さんにも店の宣伝しとくよ♪」
そう言って家でみんなと遅めのご飯を食べる。
夜に店が開いてるときはいつもこんな感じだ。
今日は簡単だけど一日ぶりの美味しい料理をたべた。
明日も予定があるので、お風呂にゆっくり入り寝る。
帰る所があるって嬉しい。
毎日せがむので、もう慣れた感じでミアと一緒に寝てるけど。
狭いからそろそろベッドが欲しいな〜と思てった。ミア寝相悪いもん。
この世界は仕組みがないようで、きちんと筋がある。
空を走り掛けれるが、魔力で空を自由に飛べない。
アンデットというあり得ない存在がありながら、どこか受け入れていた。それは後にわかる事になる。
毎日投稿していく予定です。
本日2部目です。
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