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自由貿易都市ジェノヴァ共和国

―――ジェノヴァ共和国


 ジェノヴァとその周辺地域で誕生した。

都市の通商が増加するにつれ共和国の領域も拡大した。


 共和国として特殊なのは、四つの有力貴族が仕切っており、産業は貿易中心で交易権を上手く利用し発展している商業都市。


四大貴族とはそれぞれフィエスキ家、グリマルディ家、ドーリア家、スピノラ家の事である。


 その影響は政治、商売と影響が多く、四貴族が発行する独自の金貨、そして白金貨はジェノヴァ共和国の名物でもある。領土は小さく、農産業は弱く郊外に村落がある程度。しかし海運地域を利用し様々な商品の行き交う自由貿易都市の面もある。


領土の大半は山に区切られイタリシ共和国と分けへ立つ。元来より友好であり、農作物等、物資の行き交いは歴史を見ても長い。


 ふむふむ。なるほど〜


さすがにいる街くらいは知らないと、と図書館で調べていた。

大図書館の場所は、ペリークリトの中央広場、というか教会の南側に立派な図書館があった。


登録も銀貨二枚。冒険証(ビザ)を見せると問題なく使える。

冒険者もちらほらいる辺りを見ると、魔獣に関する書物もあるのかも。周辺の地図も詳しくあった。


心地よい作りであり、教会関係者、冒険者、商人、騎士、貴族御一行などこの街縮小を見ているみたいだ。


時間がある時出来るだけ訪れる事にしよう。


 朝は水魔法で洗濯を手伝うと大喜びされた。

一般的な庶民では水の運びが多く、毎日風呂など不可能に近い。

その点、洗濯物をクルクル洗うのを見たらミアとマンマは大喜びした。水ならじゃばじゃば出し放題。


 今日は生活雑貨など必要な物を用意するので。

朝の仕込み終わるまで、ミアからこの広場で遊んでて言われた。。。そんな子供じゃないもん。


ちなみにレストランテと思っていたが、ランチが主なトラットリアだった。(大衆向けランチ)

店の名前は”Trattoria Arvigo” 

シーフードが主な店みたいで僕の名前と良く合う。



□□□


「あ、いたいた、おーいシュリ〜」

「ミア。店の手伝いはいいの?」

「今日はパッソもいるし大丈夫だって。それより行こ?今日は市場(バザー)が立つから賑やかだよ!」


 ジェノヴァの街は基本坂の街。

昼でいい天気であるが、高い建物の中に影に入ると暗く冷える。

まず神官服など近場の店で手直しを頼み、下の港近くでバザーがあるというので降りていく。


 バザーには多くの地元民が集まっており、古着から生地それに雑貨、そして貴族お古の様なものもあった。


「驚いたでしょ?この国は貴族パーティが多いの。商談や社交みたいな感じかな?だからあまり余る服はこっそり側使えさんが売り飛ばすの〜」


「いい生地だけど。高くないの?」


「エヘン!金貨3枚までは良いって〜マンマにお礼言わないと」


金貨は価値が高い。ざっくり6、7万円。店の売上を考えると。。悪いことした気がする。稼いだら返さないと。


「これ!安くできない?」

「生地はいいけどデザインが。。」

「3つ買えば割引してくれない?よし買った!」

「下着もつけてよ〜お願い♪」


う、凄いさすが看板娘。知り合いもいるらしくポンポンと買う。


「サイズ大きいけど、シュリ小さいから生地も少なく出来そうだわ♪」


残り銀貨だけでジャラジャラの時、すでに腕が一杯の服を抱えていた。。いや運べないし。


「あらー買い過ぎちゃった♪てへ」

「出番かな?アクー大きくな〜れ〜」


水をガボガボ飲まして、サイズは2mに。買い物を飲み込んで運んでもらう。


『く〜く〜?』

「・・驚いた。。大きくなった。。ってか服食べちゃったよ!?」

「大丈夫〜濡れない様になってるから。さあ行こうか?」


大きくなったアクはさすがにポヨポヨ飛べず。ずりずりと僕らは後を這ってくる。うん、スライムだ。少し声も太く。


「あ、あのそれ魔物?」

「お、おい街にスライムが。。」

「大丈夫です〜テイマーですから心配なく」


とはいえ目立つなぁ。ちょうどお腹空いたので、近くで食べつつ置物にして誤魔化そう。


何件かある中、パラソルがある出店でチャバタサンドを食べる。

アクは大人しくしてるが子供が集まり、遊ばれ出した。


「うはっ。柔らかいぞ〜」

「ポヨポヨしてる〜冷たい〜」

「コラ。パンチはダメよ?食べられちゃうから!」


ミアが怒るとうぁーと逃げ様子を見に下がる。

でもすぐにもみくちゃに。子供の好奇心はスゴイ。


「触るくらいならいいけど。怒らせちゃダメだよ?」


『く〜く〜♪』


子供が遊ぶ姿を見て、周りの大人も安心したらしい。

僕らはチャバタサンドを美味しく頂いてる。うんチキン美味し〜♪


「後は何か必要なものあるかな?ついでに揃えとこ?」


「あれだけ服があればしばらく大丈夫だよ。あ、小さいかばん。。アクがいればいいか。。」


そんな感じで賑わうお昼の時間を過ごしていた。

アクは既にアトラクションになってた。



□□□


「ん?なんじゃあれ?」


「。。なんですかね?」


それは今までにない風景としか言いようがない。

偶に街に帰って来たらなんと言うことか。

港のバザーの端に青い物体がある。

子供が周りで遊んでいるので、その大きさはより際立つ。


「近くに寄ってみよ」


「ハッ。ジュゼッペ様」


馬車から近くにいけば行くほどその形は理解できない。

降りて見てみると。スライム?魔物なのか?


「そなた。これは魔物か?安全なのか?」

「ん?いいスライムですよ?子供達と遊んでますし」


スライムか。なるほど、初めて見た。

確か森奥の沼地や湿地帯にいると聞くがこの様に大きいものとは……


『く〜。。く〜。。』


「ごめんごめんアク。子供達、そろそろ行くから上から降りて」


「そなた、このスライムの飼い主か?」

「飼い主って言うか友達ですけど。ねえミア?あれどしたの?(ひざまず)いて」


まぁそうだろう。子供は知らんがこの街では私は有名だ。


「右手のない子供よ。ここに居られるのはグリマルディ家次期当主、ジュゼッペ・グリマルディ様である」


「ルカ、まぁよかろう。この年ではわかるまい。スライムの子供よ。今度遊びに来い。娘に見せたい」


「ははーありがたきお言葉。運命の神モイラが糸の導き、感謝します」


何だ。子供ながら礼を知っているのか。

少し聞き慣れん言葉だが。


「うむ。今夏時の土月は屋敷におる。いつでも来いスライムの子供よ。では戻るぞルカ」


「はっ!坊主名前はなんという?」


「ハッ。シュリンプ・リル。冒険者でございます」


「うむ門兵に伝えておく。では主様参りましょう。御者、馬を出せぃ」


 馬車は屋敷に向かい走り出していく。


ほぅ。冒険者ときたか若くして面白い。南に長き貿易に出たため久しぶりの帰郷だ。今回の長旅で娘は大きくなったか?


異国のお土産はたくさんあるが。

あのスライムほうが喜びそうだの。


たまには街を見るのも悪くないな。



□□□


買い物を終え家路の坂を登って歩く。


「うわーびっくりしたね〜まさかあんな所で・・」


「ねぇ?あの人有名なの?」


「…そっか。シュリはわかんないかもね。この街を造った一族の一人だよ?海運王グリマルディ家。次期当主様がいるとは。びっくりだよ!」


「そうなんだ〜店の宣伝しとけば良かったかな?」


「・・いや、無理無理怖いわ。それより速く帰りましょ?」


アクはのっそのっそと着いて来る。

自然とみんな振り向くが、関わりたくないのか避けて行く。。


「。。そうだね。面倒ごと「こらー街に魔物ってお前らかー!」


衛兵が数人走ってきた。。。

僕らはすいませんすいませんと、謝り事情を話す。

何とか解放され店に急いで戻る。

でもアクはゆっくりとずるずる……


ちなみにその後も通報は止まず、計3回も衛兵が訪れることに。


「いい加減速く家に戻れ!」

「すいません!すいません!」


 ・・最後は家まで一緒に着いてきてくれた。


ごめんね、衛兵さん。


『く〜〜く〜〜?』

アクに悪気はないんだけど。も少し速く動いてね?

毎日投稿していく予定です。

週末2話目!

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