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夢と別の親族

アテネで多く登場します。

一度登場人物を。。まとめないと。

 うぅ。気持ちが悪い。

動悸がする。身体が熱い。汗が止まらない。。


ん・・何か音が聞こえ。名前を呼ばれてるのか。。?

答えたいけど、声が出せない。

ハァハァ。息遣いだけが荒く。。

また深い眠りについた。



「なんじゃにゃ。匂いが強いと思いきたが。神父か」

(ん?どこから聞こえる。。だれ)

「それも小さいにゃ。匂いは確かじゃが。まあそのうち会えるにゃ」

(なんのこと?)

「まだはやい。この街の何処がで会おうぞ。ちいさきモノ。。」

(変な夢・・)



◇◇◇


 どこかから優しい光につつまれた。

……ン。ツーンツーン。大丈夫ですか?」


「うっ。。あれ?おはようございます?」


キョトン、と起きる。なぜかほっぺをツンツンさせられていた。


「良しっと。起きましたね。もう大丈夫でしょう」


「ありがと。。あれ?師匠?」


「心配かけさせないでよね?あれだけの祝福の連発なんて。はぁ〜」


「ぼ、ぼっちゃま!ずっと眠りについて。。。起きないかと。。うぅ良かったでしゅ!えーん」


ガバッと泣く泣くフューリが抱きつく。うう動けんがな。ヨシヨシ。


「心配かけましたね。あのまま寝落ちたんですか」


「どこかおかしな所はありませんか?もう三日も寝込んでましたので」


アレフレッドが心配そうに表情を伺う。


「はい?三日!?」


思った以上に身体に負担をかけていた様だ。

そりゃ心配するよね。。

グズってるフューリの頭を優しく撫でてあげた。



□□□


 何度か着替えさせられたのだが、さっぱりしたいのでまずは湯浴びをする。戻った時はもう夕方だった。


「それでは自愛ください。またね♪」とあっさり師匠は帰って行った。聞けばあまりに起きないので、回復魔法をかけてもらったらしい。心配かけたなぁ。


 そして、あの後の晩餐の報告を聞いた。


おおよそ想像がついたが、祝福後は大騒ぎだった様子。一部の貴族が腰を本当に抜かし運ばれた。。マジか。


 家族からいろいろ質問受ける領主、いきなり居なくなる神の子は幻ではないか?とか、本当に神で帰っていったのではないか?と大変だったらしい。

 クリスタは放置気味に終わったが、眼をキラキラさせて祝福に感動していたらしい。気にしなくて良さそうだ。

 

 別邸に戻って多くの訪問者がいたが、意識不明とは言えないので、ご安静中と断り続けた。


「さすがに領主一族は断われなく、領主様側近と、女性のフリーデリケ様やアリステイデ姫様はお見舞いされましたが。。苦しんでいたので、すぐお引き取り頂きました」


 ソムが緊張しました、といいつつ頑張ってくれたんだろう。

ふむふむ。と、その時ドアがバタンと空いた。


「シュー様!ご無事で。。心配しましたわ。。」


半泣きでクリスタがパタパタ寄ってくる。

また抱きつかれる。。ヨシヨシ…

後ろでロメスリードがホッと顔を崩していた。


「もう大丈夫ですよ。心配かけました。晩餐では。。そのすみません」


「いえいえ。無事で何よりです。それに貴族側の挨拶はこの三日間ゆっくりできました」


 話によると、滞在の間王宮でお茶会や会合を晩餐のお返しに整えて貰ったらしい。また、昨日はパルテノン神殿行き案内され、マシュームに知り合い盛り上がったと。僕の現状を聞くと、魔力切れの影響と思ったらしく、回復魔法と回復薬を持って駆けつけてくれた。そうか、クリスタのおかげなんだ。


「師匠を呼んでくれたのですね。助かりました」


「いえいえ。運が良かったですわ。パルテノン神殿は凄かったですよ!それはもういいモノでした!」


 その規模と、長き歴史で壊れた部分も多くあったが、それを含め凄かったらしい。巨大な神像、独自の細工あるイオニア式柱。多く行き交う見物客と神官の数も規模段違いだったという。何それ行きたい。


 次にラインストーン兄が入って来る。ホッと安心した表情を見したが、褒めていいのやら怒るべきか複雑な顔している。


「シュー。目が冷めた様だな。いろいろあるが。。まぁ云うまい」


「ラインストーン兄上様。ご迷惑おかけしました」

しばらく謝りまくりだな。


「して、体調はどうだ?本日内々で食事会があるのだが。。無理ならこちらで食事も取れるぞ?」


「はい。お腹は空いております。また一度ご心配かけた人にもご挨拶したほうがよろしいでしょう?」


「うむ。まぁ。。余計事を増やさないと誓うなら。。晩餐の時にも人の忠告を全く聞いてなかったからな。お主」


…確かに目立たず、挨拶程度で知られるなと言われいた。


 結果、目立ち、祝福をし、皆に知れ渡る事なり「神の子」の肩書付きである。さらに酔っ払い。。ああ後悔が今。神に懺悔を!


「う、もう余計事言いません。神に誓って」


みんなが目を開き、ププッと笑う。

神の子と言えども兄様の前では単なる子供なのだ。




□□□


『王賓の間』


 主には同族の会合、少人数での秘密の会合に使われる。場所は奥だってわかりにくく、防音の加護があり入る人以外は音も聞こえない。


置かれる装飾は原始的な遇像、また貴金属がはめ込まれてあり屋内といえども一定明るさを持つ。


 王族のみが使える。

側使えは配膳の一人のみ。

16の席が4に囲まれたテーブルに均等に割られ、どなたも同権という意味を示す。

テーブルの中心には半球の水晶が光を帯びる。


 ゆっくりとアレフレッドに手を繋がれ入る。部屋の空気が重い重い。


「おお。大丈夫か?リヘトよ。長く伏せっておったが」


「はい。ご心配掛けました。領主様」


「うむ。今宵改めてシューリヘト紹介しよう。先の晩餐で知れてるが、第六子あたる我が子だ。紹介せよ」


「はい。リュフォーリルが三男、シューリヘトです。良き出会い、コルツァの導きに感謝します」


軽く、本当に軽くだけ祝福を。


「では席に。食事の前に皆も簡単に紹介を」

 

 領主様の計らいで、顔名前が分からない僕紹介してくれた。


まず領主様の右隣。第一夫人アナソフィア様。眼は青く鋭いが、ストレートの茶色の髪を上げて簡単に挨拶を。


左側は第二夫人フリーデリケ様。対照的に金の髪、ゆるいカーブされており、若く見える。胸が大きな人だ。 ヒュン 

・・合った事ありそうだ。


右テーブル。アレクシオス王子。第一子 面倒な顔をしていた。より暗め茶髪。少しひげがあり目つき母譲りで悪い。


その隣。第三子 アリステイデ姫。雰囲気は母そっくりだけど綺麗なスラッしている。髪も明るい茶髪。眼は金で親近感ある。黄色いドレス良く似合う。


左テーブル。 第五子 シャンタル姫。まだ幼い顔立ち。母譲りのゆるい金髪を編み込んでいる。赤い眼が怖いが、小顔で一番整ってた。何より胸がでかい。F.いやHか。これは今後を期待したい。


 その右に二人立っているのは顔の知れたロンツォ。黒髪、手にはいつもメモを。痩せているが背は高い。

ヴァシリキ。晩餐で見たことがある。女性にしては背が高くピンクの髪をポニーテールに。眼は黄色くしっかりと。騎士兼文官かな?

 

 向かい合う僕らのテーブルにはラインストーン兄と僕だけだ。リアコタス兄上はまだ王宮には戻っていない。


「それでは食事を持て」


会食は領主合図で始まる。


「シューリヘト様。見事な祝福を見ましたわ。何処でお習いなって?」


いきなりきた。アナソフィア様だ。

僕は神官マシュームに2年間教わった事を簡易に話す。


「まぁ。それではその年で魔法も使えるの?見して貰って良くて?」


目をラインストーン兄に合わす。

瞑ったので軽く見せろ、と黙認の合図と捉える。

指を上げ、小さい水球作りゆっくりと廻す。

エフェクトに水飛沫付きだ。


 おおーと皆が驚く。

ここで調子にのるからダメなのだ。

学ぶ。派手、ダメ。うん。ゆっくり消す。


「某方は他にもできるのか?火球や雷撃などはどうだ?ん?」


「残念ですが、海の神ネプトゥヌスの関係か、水魔法意外はできません。アレクシオス兄様」


「シューは祝福は得意なのですが、魔法はまだ覚えたてです。今後期待しましょう」


ラインストーン兄のフォローもあり、そんなもんなのか、とアレクシオスは納得する。


「それでは魔術学院に行けばよろしいのでは?まぁ先の話ですが」

「いえいえ。神の子ですもの。教皇神学院のが良くなくて?」


フリーデリケ様とアナソフィア様が父上に尋ねる。

やはり会話も駆け引きだろうな。

どちらも主導権を取りたい様だ。


「まぁまだ洗礼式も終わってないのだ。焦る事はない。儂らが決めるよりリヘトは自分の道を進むだろう」


領主様がそんな事をいう。。うぅプレッシャー大きいなぁ。

取りあえずこの場は収まる。



「シャンタル姉上、貴族院はどの様な授業ですか?よければお伺いしたく」

「まぁ。シューリヘト様は勉学に興味があるのですね。そうですね・・」


 一番無難そうなシャンタルに話しを振る。

年はリアコタス兄より幼いし、学生中だから詳しく教えてくれそうだ。

アレクシオスや、アリステイデも加わり、学生話になってきた。

少し変わったか?あの教師の課題は難しいな、など身内話しで盛り上がる。

 僕は適当に相づちうち、「そうなのですね」や「なるほど」と良いながら話する。ナイス話題反らし。


「今年も国別騎士戦があり憂鬱ですわ。私苦手でして」


国別騎士戦は簡易要塞作り、そこにある旗を守る、または奪うという競技だ。

 単純で済まないのは騎士がほぼ正装、もちろん怪我するし、魔法も制限なしのドッカンバトルだ。

さすがに死者はでないが、毎年被害大きいらしい。何それ怖い。


 そんな会話をし、料理が終わって解散になる。今回はよけいな事も言わず兄上も怒っていない。そのままお茶会に行く女性陣を送り、僕らも部屋から出ようとした際、父上から声かけた。



「ラインストーンとシューリヘト、暫し残れ」


う、なんかしたかな。。側使えも離され二人だけ残り、重臣ロンツォとヴァシリキだけだ。変な沈黙が続く中、扉が開く。



◆◇◆


「遅かったな。紹介を」


「ハッ。筆頭騎士団長ヤノス・ケ・プリグロシュスです。遅れました」


 その身体の大きさ、また目を見張るほど傷跡。

中年でありながら両腕の太さは僕の大きさ並みだ。


「ふむ。では初める。この話合いはここだけの秘密だ。軍事に関する」


前書きを話、僕の顔を見つめる。・・なぜ僕はここに?一番場違いだ。


「事の発端はクリスタ嬢である。まず間違えないが、リヘト、求愛を受けてるのは事実か?」


なんでそんな事を。。


「はい。馬車にて確かに。貴族の言い回しで分からなかったですが、アレフレッドに内容を聞き間違えないかと。しかし私もクリスタも子供。友達としお付き合いしております」


「ふむ。今はそれで良い。では本題に移る。そのクリスタが父より手紙、西ゴード王国アラリック王よりの要請がある」


「西ゴードは本格的に東ゴードに兵を派遣し戦闘を行う。時期は遅く共秋の終わり。つまりすぐだ。そこで食材やら物資補給物の支援要請がある」



 確かにどの時代の戦争でも兵站は必要不可欠。

その物資を友好国に援助を願う事は良くある。


「なるほど。此度の戦争に間接的とはいえ参戦するかどうかですな」


ロンツォが的確に言う。


「そうだ。正直いうと、まだ準備は整っておらん。そうだな?ヤノス」


「確かに北国境の紛戦は落ち着きが見えていません。その上他国援助となると。帝国が如何に行動か、読めない部分ではあります」


 しばらく文官同士が話し合う。

ラインストーン兄上とヤノス団長は軍の動かせれる範囲と防御線の位置など。


「若輩ものですが、お聞きしてよろしいでしょうか?」


「うむ。許す」


「バイエルン帝国と敵対は間違えないですか?西ゴード、いやゴード王国側へ着くと」


「その通りだ」


なるほど。

では要請に合わした妥協点と時間の組み。。


「子供の戯言とお聞きください。要求にある物資、補給は第三国経由で援助を行えば帝国側に知られる可能性(リスク)は減ります」


「・・続けよ」


「このアテネ大きく大商人、財閥を通せば物資は問題なく運べるでしょう。直接渡すのは。。そうですね、イタリシ共和国など立場上攻め難い国を利用します」


共和国なので戦火にならない保証はないが、多くの国と利益で結ばれており、攻撃すると周辺国の動きがわかりづらいのだ。

また責任も王家がいないので逃げやすいはず。


「悪くない。が大国が為の要請であり少し弱い。ロンツォ、如何にする?」


「そうですね。すぐに戦闘が始まるとあらば身内の心配がございます。クリスタ姫の保護などいい条件ではないですか?あちらから婚約を望んでいますし。もちろん一度戻して説明をする必要があります」


「…時勢どう捉える?ヴァシリキ」


「妙案と思いまする。三ヶ月の準備期間が、長く持って一年、短くても十ヶ月は持ちましょう」


「ふむ。それで動く。クリスタ姫に着き王の説得を任す、ヴァシリキ。ロンツォ、財閥との調整と補給物の算段だ。ヤノス、某方のすることはわかるな?」


「はっ。できるだけ早く軍を整えます!」


「ラインストーンよ。ヤノスに着き習え。リヘト、大義であった。今後も期待する」


「「ハッ!」」



 竜玄歴1201年 夏 


ここからレグナム神国の行方は変わった。


毎日投稿していく予定です。

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