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【Day 5】午後3:30:略奪者(バンディット)の包囲網
しかし、彼らの脱出計画を阻むように、最悪のバグが拠点を襲った。
ガレージの屋根に取り付けた自作の動体検知センサーが
けたたましいアラート音を鳴らす。
アレンがモニターに飛びつくと
即席の装甲を施したピックアップトラックと
銃を持った5人の略奪者たちがアレンの家を完全に取り囲んでいた。
「おい! 中にいるオタク野郎とネーちゃんよォ!
隠れてないで出てきな!」
リーダー格のスキンヘッドの男が、猟銃を空に向けてぶっ放した。
「ソーラーパネルに自家発電、ご丁寧に防犯カメラまで生きてやがる。
ここは天国みたいな宝の山だ。
大人しく引き渡せば、命だけは助けてやるよ!」
窓を塞ぐ木板の隙間から外を見たサラが、苦々しく舌を打った。
「ちっ、昨日ガソリンを運んだときに目をつけられたかい。
アレン、どうする?
まともにやり合えば、アタシたちの火力じゃ押し切られるよ」
アレンの脳内で、凄まじいスピードで思考のプログラムが走る。
(正面戦闘での勝率は12%。だが
僕のホームグラウンドでギークを敵に回したことを
彼らに後悔させてやる)
「サラ、僕の後ろに。
……彼らの大好きな『テクノロジーの洗礼』を授けよう」
アレンはキーボードに両手を置き、Enterキーを叩いた。




