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SEED  作者: 泣きピエロToY
第十章「光の中へ」
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第67話 伝わるよ


工房を出ると、二人は並んで歩き始めた。

通りを行き交う人を避けながら歩いていると、姫希がふっと口を開く。


「颯太のやりたい事わかっちゃった。」


颯太は照れくさそうに笑った。


「うん。でも受け取ってくれるか心配。」


一拍置いて続ける。


「いらないって言われたら。」


姫希は迷わず頷いた。


「大丈夫。」


颯太を見ながら、はっきりと言う。


「伝わるよ。」


その言葉に、颯太も小さく頷いた。


「必ず必要になると思うんだ。」


少し空を見上げる。


「出来るまで一ヶ月。」


「渡し方考えてみるね。」


姫希は吹き出した。


「叩きつけてやれ!」


思い切り言い切る姫希に、颯太も笑う。


「過激と刺激は違うからね。」


少しだけ間を空けて続けた。


「spicy girlさん。」


「はーい。」


二人で笑った。

笑いながら歩いていると、颯太が姫希へ声をかける。


「姫ちゃんは行きたいとこないの?」


「今日は一日空けてあるよ。」


姫希の表情が一気に明るくなる。


「じゃあさ、じゃあさ。」


颯太の方へ身を乗り出す。


「一緒にプリ撮ろうよ。」


「初デート記念。」


颯太はすぐに頷いた。


「りょーかい。」


二人は地元のゲーセンへ駆け足で向かった。

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