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きっかけは、平凡すぎた僕を変えたかっただけ。
「テスト返却するぞ〜」
順番に呼ばれていく。俺は鈴木未海だから最初の方だ。
「じゃあ次、未海。」
立って、テストをとりにいく。
5教科と、総合評価の書いた紙。
あぁ、やっぱり平凡だ、と思う。
良くも悪くもない70点台の点数が3教科。
唯一85点だったのは数学。一番悪かったのは53点の社会。
総合評価も平均ど真ん中。ちょっと揺れながらも平均の線と同じようにグラフが書いてある。
通知表は3と4が並んでいた。社会だけ、2だったけれど。
中学校生活は、常に平均だった。
良いんだか、悪いんだか。
そんな僕の親友はゆな。何でも完璧のハイスペックボーイ。
ゆなってあだ名は、本名を忘れさせるものだった。
俺も一学期が終わる頃には本名を忘れていた。
「ゆな。」
「なぁに?」
「どうだった?点数」
「んーまぁ450点だよ、合計はね。」
「え、すご!?」
「ふふーん。、、、まぁ、勉強くらいしかすることなくて、、。」
ゆながちょっと暗い顔をする。
「ふ、ふぅん?ゆな、なんかあった?」
俺が聞くと
「え!?あ、いや!なんでも!!」
ゆながそう言って慌てて顔を隠す。
何かあるんだろうか。
そんなことを考えつつ、僕は何も気に留めてなかった。




