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殺人少女~Assassin Girl.And…~  作者: 実行委員会
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9/16

ターゲットチェンジ

その翌日、クラスでは木下のことで持ちきりだった。

さらに、全校集会が開かれ、昼前に帰れることになった。

いざ帰ろうとすると、靴箱に靴がない。

近くのトイレに入って、個室をくまなく調べた。

靴は一番奥の大きな個室の便器に突っ込まれていた。

それを取ろうと部屋に入ったとき、ドアが閉まり閉じ込められた。

アッと思った時には頭上から大量の冷水をかけられた。

2回目だ。しかも、今回の方が長い。おまけに冬のまっただ中なので凍えそうだ。

私はドアを思いっきり開けた。誰も押さえていなかったらしくすんなりと開いた。その瞬間、ホースを構えた根元が私の腕をつかみホースを私の口に突っ込んだ。そして、後ろに合図らしき仕草をした。

私は逃げようとしたが、有住と河島に体を固定されて動けなかった。

ホースから猛烈な勢いで水が発射された。


「ゴボッ!グホッ!グホァ!」


冷たい水が私の口内を始め、顔、制服、下着、全てを濡らしていった。そして…


「うえっ、きったねー!」


戸倉が言い放った。

いつの間にか私は嘔吐していた。黄色く酸っぱい臭いがする液体が床に撒かれていた。

様々な罵声が飛び交う。


汚い。


汚い…。


汚い…!







いつの間にか放水が終わっていた。

私は冷たい水と嘔吐物が混じった液体の上に転がっていた。

何回嘔吐物したかわからない。喉がイガイガする。

不意に私は変な気持ちになった。少なくともモデル界では感じたことのない感情だった。

悲しさ。違う。

悔しさ。ちょっと違う。

憎しみ。もっと別の感情だ。





惨め。

そう、惨めだ。

今の私は惨めだ。

あいつらによって惨めにされたんだ。

私は立ち上がることができなかった。

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