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我を忘れて
……
私は…
私は何を…
赤黒い石のブロックが私の足下に転がっている。
口の中いっぱいに鉄の味が広がっている。
「ひっ?!」
暗くてよくわからないが赤黒く汚れた春樹君が倒れていた。
「…は、春樹君、春…」
私は春樹君を揺する手を止めた。生暖かい感触と共に、ぬちょっという音がした。
「ああっ、うわぁ…」
私は折り畳みの鏡を取り出し、自分の顔を確認した。
「…いや…いやぁ…」
私の顔は、今にも泣き崩れそうで、歪んでいた。そして何よりも、私の顔も赤黒い、大小様々な斑点がたくさんついていた。
「いやぁァァァァァーーっ!!」




