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16話 現実に戻ろう!仕事なくなるから

 こいつ、何やってんだ!今シャンプーを倒せば町に大きな被害なくちゃんちゃんって終えれただろ。なのに矢で俺を邪魔して。

「今、心の中で僕のこと悪く言いましたよね。これだからVRゲームの経験者は。」

こいつ潰す。

「別に良くね!?今倒せば、」

いや、待てよ。もしかして、

「おいシャンプー、ゴーレムだしまくれよ!バーカ、マヌケ!」

あからさまな挑発になるやつだろうな。シャンプーは。


「「お前、これどうすんの!?」」

シャンプーは舌を出して照れ笑いを浮かべる。これミスったんじゃないか?

「まあいい、鞭とゴーレムを合わせた技を見ろ!鞭でゴーレムを引っ掛けて、お前らにドーン!!」

俺らに?だが目の前にゴーレムの姿は見えない。

「アンシェール!!気をつけて!」


ビリビリ!

「来たのよーん!」

こいつは!俺がドロップキックするだけして結局何も活躍しなかった奴だ!

「名前思い出してないじゃないの!キュデンちゃんよ!」

「相馬さん知り合いですか!可愛い子じゃないですか!」

ひとまずキュデンのおかげでゴーレムたちは感電した。だがまだ終わらない。

「ソバキシ、アサピ、まだなの?!もう耐えれないよ!このカエルが来ても無理だって!」

カエル呼ばわりしてんだ。でもこの二人知り合いなのかな。まあいいや。

「朝日!もうアイテム欄が埋まって、2ストック目に突入、すぐ3ストック目に、」

俺がそう言うと朝日は急に行動を止めた。

「3ストック目のアイテムください!」

そう言われたのですが渡した。もしかして!

「よし!レアアイテムだ!これで矢を作れば。」

朝日から目配せがされる。もう倒していいってことか。なら思う存分。

「シャンプーさん、終わりですよ!

ビッグボイス回転斬り!!!」

スパーーン!!!

「対プレイヤー、初勝利!」

これがプレイヤーを倒す感覚。少し忘れていたな。

クラウドオペラで関西狩りをしていた時は作業になっていた。でも一人を徹底的に倒す。それは久しぶりだった。

「まあ倒したって言っても、殺しはしないよ。だって、この町について聞きたいからね。」


「イヤーーーーーー!!!!」


その後シャンプーに尋問したが、予想以上に情報が出てきた。どうやらアインクスというクランは存在しており、彼はドクヌマという幹部の部下らしい。妄想じゃないのか。なんかがっかりだな。だが、幹部。

「ソバキシ、もしかして幹部ってことは上の存在がいるってこと?」

まあそうだろう。だが信長より上の存在?いるのか。

「もしかしたら、この先に栄えている場所があればそこにアインクスの幹部がいる、とかないですかね。」

そうか、確かにその可能性はある。


「今日は終わろうか。」

全体的に休む雰囲気が漂う。だが朝日はそれを静止して矢を打った。俺とキュデン、アンシェールは戸惑った。どうして打ったのか、そう尋ねると

「さっきのゴーレムのレアアイテムから作った矢。あれの能力、外部からの敵の攻撃を無くし、誰も入ってこれないというものなんです。この中にいれば安心ですよ!」

それなら安心だ。そこでゲームを終了した。


が、俺はまだ休めない。俺は芸人だ。

「いや、それは無理でしょ!え、え、出来んの!すごい練習したね。」


俺がMCを初めてさせてもらった番組、「この場でチャレンジ!ココガホンバン」という番組。正直俺は番組を回すのは得意じゃない。だから受けるか迷っていたがある人がいたのでMCを受けることにした。


「今日空いてる?飲みいかない?」

そう話しかけてくれたのは小谷隆輝さん。元々コンビだったが解散してピンとしてタレント活動を主体にしている。そう。何を隠そうこの人がいたから俺は番組を受けた。彼の実力は凄まじく、裏回しにおいては絶対の信頼をおいている。それに趣味の幅も広く守備範囲が広いところもありがたい。だが、実力だけで彼を選んだのではない。実は彼とはゲーム友達なのだ。


「今日は誘ってくれてありがとうございます。久々ですよね。クラオペサ終してから連絡してないですし。」

「そうゲームの話したかったんだよ!レキシアムってやってる?俺クラン立ち上げたんだけど入らない?」

やっぱこの人ゲームやるの早いな。だが申し訳ない。

「すいません。やってるんですけど友達とやっててクラン入れそうにないんですよ。」

どうやら納得してくれたようだ。


「お前なんの武器使ってんの?」

まあ気になるよな。聞かれたら倍返せ、小谷さんからの教えだ。だからどんなスキルを取ったかも加えて教えた。

「大剣ってそんなスキルあんの!おもしれー。大きな声を出す、って芸人向きだな。でも俺の魔法使いも芸人向きだぞ。」

小谷さん魔法使いなんだ。芸人向きのスキル、気になるな。

「俺が取ったスキルはな、洗脳、だ。」


敵側じゃねーか!なんでそんな怖いスキル取ったんだよ?!

「怖く見えるだろ?だけど攻撃より守りに強いんだよ!あーあ、俺もこれ使ってゲームの中の王じゃなく番組の王になりたいなー。」


この発言はボケだ。だが俺には笑えない。小谷さんにはMCをした経験がない。今ではMCが一つもないことを自虐しているが昔の涙を知っている身からすると笑う気持ちなど一つもない。


「ありがとうございましたー!」

そういい0時になる前に帰らせてもらった。


いつものようにポストを確認する。しかし放置した広告が見知らぬ袋に押しつぶされている。


宛名を確認する。それは朝日からの贈り物だった。まあ俺もそれなりに感謝されるか。そう思い中身を見る。

そこには写真が入っている。写真なら別に送信すれば済むのに。文明の利器に頼らないのか、天才は。


だが俺は写真が直接送られた理由を理解した。そして、表すことのできない怒りが俺を襲うのだった。

ここから相馬のゲーム内の知り合いが出てきます。シリアスなとこが長く続いたのでここからちゃんとストーリーを進ませます。面白いと思ったらブクマと★★★★★お願いします!

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