10話 こぶ、死対no拳
エジソンが俺の仲間になった。
「なんでっ!?友好度100ってそう簡単に上がんねーだろ。」
「もしかして、信長を殺すってのがキーワードだったんですか?」
エジソンは深く頷いた。
「そこ関わりあるんだ。でもエジソンが仲間になるって情報ないぞ。」
「はい。私はある状況になれば戦闘するようになっているんです。まあ始まりの町に行けば、分かります。」
朝日とエジソンがいることで菅笠の俺が目立っている。徐々に日本の空間へと近づいていくことで違和感が爆発的に上がる。
「後ろの二人、服装どうにかしてくれない?俺がまともなのに。」
「菅笠に騎士の服のがおかしいですよ。白塗りならいましたもん昔の時代でも。」
日本に似合わない格好をしたパーティで歩いていると、
「でも、こいつは歴史上のどこにもいないでしょ!」
「ジャギィィィ!」
辺り一面砂の場所に現れたのはこぶの多い大ラクダだ。
「こいつはラクダか!にしてもでかいしこぶ多いし、牙もこんな凶暴じゃないでしょ!」
エジソンがバトルデータの見方を教えてくれた。
「こいつはオラベルって言うらしいですよ!とにかくこぶに気をつけましょう!」
突如として盛り上がる地面。
「危ない!とにかく飛ぶぞ!」
しかし、それが罠だと気づくのに時間は掛からなかった。
「砂でなにも見えません、それどころか石が刺さってます。」
「私の電球で目眩し...目を閉じてます!」
目を閉じるとなれば普通は相手に隙を与える行動だ。しかしこの場合はむしろ相手が動かない間に自分は休む最適解になる。
「相馬さんは、攻撃やめてください!僕が弓を撃つので同時に大剣を投げてください!」
「おけ!
どりゃあぁー!!」
ガブッ
強靭な牙で俺の大剣を砕こうとしている。俺はただでは壊れない剣に見惚れていた。そうすると朝日が、
「これでどうです!アリッタケノヤ!」
必殺技風に言っただけだろ。そんな適当な技だったが、オラベルはこぶを防御に使っている。
「ソバキシさん、アサピさん、これはすごいです!矢で相手の目を閉じました!これで攻撃のチャンスを掴みました。私の蓄音ラプソディもくらいなさい!」
一斉攻撃を喰らわせる俺たちだったがデータを見るとあることに気づいた。
「今の俺たちって、始めたばっかだからレベル2しかないんだよ。
こいつ推奨レベル7だぞ!?」
「「はい?!?!」」
「無理でしょソバキシさん!こんなチャンスない、って思ってたんですけどHP見てください...まだ6割ですよ!」
「そうで、、、いや。矢のリロード完了したんでもう一回あれやりますわ、、」
ヤケクソになったのか?
だがオラベルはまた怯んだ。その光景を見て、
「矢の数の10倍喰らっている?矢のダメージじゃない。矢そのものじゃなく、別の何かに喰らっている。もしや、エジソン電球何個出せる?」
朝日が口に出す。
「10個は出せますけど、何に使いますか?」
「相馬さん、あそこの剣拾ってください!」
「分かった!けど本当に何に使うんだ?」
言われるがままに動く俺とエジソン。
「電球投げるんで、オラベルの空中で割ってください!勝負は一発です、気合い入れて!!!」
とにかく、分からん!!




