21話
???『黄金眼』
第一段階 黄金眼
第二段階 不壊
第三段階 不変
同期率の概念が崩れます。ご注意を
能力制限が解除されました。ご注意を
???と所有者の格が違いすぎます。一部使用が難しい能力があります。ご注意を
〈竜令、追加〉
………承認。理想耐性を獲得します。
黄金で出来た街、黄金のペンダント
〈ゴザン、貴様は何かあるか〉
「いえ、わしは負けました。あまつさえ願いを言うなど」
〈なら奴を強くする術はあるか〉
「それならばありますとも。わしの全てを使い鍛えましょう」
〈それを以って貴様を許す。我に従え〉
「は、ありがたきお言葉」
???に金の剣「ゴザン」が追加されました。
彼の力を継承し強くなりましょう。
◇
「うわ!?……なんだ夢か」
いやーな夢を見ちまった。こないだ殺したゴザンが俺を何度も剣で刺す夢。
ただ錆びた剣じゃなくて金ピカのかっこいい剣だったんだよな。もしかしたら飲んだ剣がアレだったのか?
それなら惜しいことをした。売ればかなり高額だったろうに。なあエル。
〈黄金剣を売る?また頭の悪いことを考えているな〉
「そういえばあれも奇物だったっけ。能力は強いのか?」
あのゴザンが単純に強かったのか。それとも奇物が強かったのか。
〈奇物ではあるが能力はない。ただ壊れないだけの剣だ。お主が使ってもただの宝の持ち腐れだ〉
そうかー。ならいいか。ちなみに溶けたのはなんで?
〈在るべき所に還っただけだ。気にするな〉
あまり難しい言葉を使うなよ。簡単に言ってくれ。
〈……お主に与えた黄金眼は黄金を吸収するからだ〉
わかりやすい説明ありがとう。なんだそういうのもできるんだ。あまり使わないだろうけど。勿体無いから。
〈それよりいいのか?〉
なにがあったっけ?
〈エリアボス討伐記念の祭り〉
「あっ忘れてた」
そうだった!急がないと!
prrrrr!!!電話だ。相手はシルベスト。
「もしもし?」
『クロセ早くきてくれ! レフィさんが怒ってる!』
Oh……。流石に遅刻確定でゆっくりするのはダメだったか。俺抜きで先に進めればいいのに。
「クロセ、今から行きまーす」
『え!? まだ家にいるのかお前! ちょっ、急げよ!』
◇
〈行くがてら少し説明してやろう〉
お?なにを教えてくれるんだ?
〈まず一つ目。ゴザンの肉を取り込んだ事で能力の制限が解除された。同期率を無視して自由に使える〉
つまり段階を飛ばして能力を使えるってことか?それはありがたい。今まで防御関連だけだから攻撃に使えれば強くなれる。
〈枷が解けたという事は実力以上の力も使えるということ。これが良いことか悪いことかはわからんぞ〉
ちゃんと自分の実力を理解してからね。いいよそんくらい。
〈二つ目。ゴザンはお主の中に存在している。夢で鍛えてもらい技術を学べ〉
それはどういうことだ? 確かに殺したはずだが……
〈その程度では死なん。肉体が滅びようとも我の◯◯だからな。チッ、まだ説明出来んか。上位存在は魂が重要だ覚えておけ〉
よくわからんが敵ではないな?
〈そうだ。今は味方だと思えば良い〉
ならいいや。あんなに強いやつが鍛えてくれるなら俺はもっと強くなれるはず。




