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7.復讐:実行編

今回多分お食事中にあまりよろしく無い表現まみれですので、ご注意ください

「喜劇、だぁ…?お前がそこに転がってる異人と本当に宣うんなら、残念ながらそれは無理って話だ。


あのペンダントのもう一つの機能を教えてやろうか?


あれはお前の能力を時間を掛けて、少しずつ自覚しないぐらいの早さで精密に“写して”それを近くに居る全員に分配するって機能がメインだ。


それが終わった瞬間に“お前を殺す“ってわけだ。


もちろん、外そうとすればその段階で燃え上がってたけどな。


要するに、お前が死んだ段階の強さのやつがここに六人居るって訳だ。勝てると思うか?」


一人の女戦士がそう言った。


「昔の僕ぐらいの耐久性がある羽虫にわざわざなってくれるなんて、感謝こそすれ、絶望なんてしようがありませんよ。ああ、勃って来ちゃいました…!」


「ほざけ!薄汚い異人め!この力さえありゃ、お前なんて必要ねえんだ!死ね!」


そう言って、ジンに斬りかかる女戦士


「…あ、それと」


ジンのその言葉が聞こえると同時に、女戦士は四肢を”もぎ取られ“芋虫の様な姿になった。

そんな姿を見下ろしながら、ジンは続ける


「手の内をぺらぺらと喋るのは、三下のやる事です。尤も、人を名乗るのが烏滸がましい貴方達に言っても、理解できないでしょうけど。」


苦悶の声を上げる女戦士を見て、正気に戻った五人のうち、神官と女賢者が悲鳴をあげる。


「ひっ…近寄らないでください!化け物!化け物ぉ!」


「貴方は本当にあのジンなのですか!?何故我らに刃を向けるのです!裏切ったと言うのですか!」


「裏切った?何を言っているんですか、貴方、目の前の死骸の事も忘れましたか?

まあ、僕のことを“ジン”だと信じ掛けて居るんですよね?なぜその男がこんな事をして居るかも含めて理解して居るなら、その問答に意味はありますか?」


「貴様…騎士の誇りにかけて、貴様の様な者を生かしておく訳にはいかん!」


そう言って、女騎士が向かって来た。


早速、女戦士と同じように四肢を切断する。


声にならない叫びをあげる女騎士


「この世の女性は勇敢ですね。貴方達、後ろに居る賢者・神官・魔法使いの方々も見習って頂きたいものです。」


「あぁ?俺は仲間はずれかよ。」


後ろから、元仲間の盗賊の声が聞こえて来た。


ジンは後ろも見ずに手刀で達磨を作る


「これで、お仲間ですね。」


にっこりと笑いながら、ジンは言った。


「笑うのはいいが、これを食らってもその余裕は崩れないのかな?喰らえ!火炎まーー」


瞬間、魔法使いの喉が引き裂かれた


「バカじゃないですか?貴方、なんで自分にわざわざ気を引くんですかね?」


あまりにもあっけなさ過ぎる。と仁は思いながら、やはり魔法使いの四肢を引き裂いた。


「火炎流」


そう言って、賢者の手元から魔法が放たれる。


それを手で払い飛ばして、四肢が切断された女騎士へとぶつけた。


「ぎぃいっーー!!」


動揺する女賢者を、指から一つずつ引き抜くように千切る仁


「あぎっ!もう、やめっ、ごめんなざい!」


終始、仁は笑顔であった。


「残りは貴方だけですね?さあ、貴方も“仲間になりましょう”?」


神官の悲鳴が響き渡った。


こうして、四肢を失った六人の服を脱がして、円状に並べていく仁


それを恐怖と疑問の目で見つめる六人


「ああ、何をしているか気になりますか?

僕の能力の“生体保存:極”ってのは、人が生きるために組織を無理やり近いものと繋ぐらしいんです。」


妙に傷の塞がりが早かった六人

実際、先ほど引きちぎった部位の傷は、もう塞がり掛けていた。

さらに仁は続ける


「だから、一番“近いもの”を他人の傷にしたら、どうなるかと思いまして あ、剣借りますね。」


その言葉を聞いて、すでに抑えられて、剣を当てられていた女騎士は、狂乱に塗れた叫びを上げた。


「やめろ!やめてくれ!私が悪かった!お前が利用されていたことも認める!だから許しーー」


言い終わる前に、ジンは肩口を少しだけ削ぎ落とし、誰かのちぎれた四肢を半分にしたものと繋いだ。


「ーーぎっ!?!?」


声にならない叫びを上げる女騎士

そうして、今度は隣にいる魔法使いの四肢も同じように削ぎ落とし、ちぎれた四肢のもう片方と繋げる。


こうして、女騎士と魔法使いが“繋がった”。


「良かったですね!貴方達両思いの仲でしたよね!これでもうずーーーーーっといっしょにいられますよ!」


青ざめている残り四人の狂乱の声をBGMに、仁は残り四人もまるで“プラモデルを組み上げるように”繋げ合わせた。


「よしじゃあ仕上げですね!最後に端の戦士さんと、魔法使いさんをつなぎ合わせますね!」


そうして、仲間の“輪”が、出来上がったことに満足そうな仁に、女賢者が言った


「殺して、ください。お願いします。殺して、殺してください。」


うわごとのようにつぶやき続ける女賢者に、仁は笑いながらこう答える


「殺す?とんでもない!お世話になったみなさんを私の手で殺すなんて出来るわけがないでしょう!せっかく仲間六人がこうして一緒になった喜びを、僕と分かち合いましょうよ!」


こうして、六人の冒険者は壊れた。


「どんな辛いことも、仲間となら乗り越えられる!そう言ってくれたのは戦士さんですよね!乗り越えましょうよ!仲間はこーんなに近くに居るんですから!


もう痛覚も、触覚もぜーんぶ仲間と一緒です!美しいなあ!僕には絶対に真似できないや!


僕に仲間は居ませんから!」


ぎゃははは、と笑いすぎて涙目になるジン。


「だからこんな風に!」


そう言いながら戦士の腹に手を入れ、内臓を引きずり出す仁


六人全員が狂乱の声を上げる


「みんなの痛みはみんなのものです!よーく噛み締めて、もっともっと絆を深めていきましょう!」


「てめぇ…許さねえ…絶対に許さねえ…」


盗賊の男が全裸で恨み言を言ってくる


それだけでも面白い光景で、必死で笑いを噛み殺しながら、ジンは返す。


「そうです、許さなくてもいいんです。貴方達の絆が、これから“一生”絶えず、僕を恨むようにしましたから、まだ時間はたっぷりとあります。僕に対する恨みを忘れて、六人で笑い会える日が来るといいですね!あはははははは!!!」


耐えられず笑ってしまったジン


そうして、“一生”という言葉で彼らは悟った

私たちは寿命尽きるまで、この男の玩具になるのであろうと


死ぬほどの苦しみを死なずに与え続けられるのだろうと


その事に気付いた六人は、舌を噛み切ったり、必死に地面に頭をぶつけて死を試みようとしたが、苦しいだけで何も効果はなかった。


そこからはただひたすらに、「殺してくれ」の大合唱が始まった。


「じゃあ貴方がたを、僕はあなた方と旅立った王家にお届けしますね。

ちなみにいいますと、王家が持つどんな手段であろうと、貴方達は死ぬことは無いですが、あえて最初にそれを言えない状態にして送り届けます。

是非、“手厚く葬られようとして”くださいね?


では、行きましょう。」


そう言って、首の骨をへし折り、舌を引き抜き、声帯をちぎり取ったあと、“美しい輪っか”を大きな袋に入れて、軽々と運んでいった。


ジンの復讐は、まだ始まったばかり。


なんかこういうの書いてるとちょっと楽しくなって文章量マシマシになりました。

日常ものタグが詐欺になってる回な気がしてきた。

次で多分仁のお話終わってエピローグな流れだと思います。

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