我慢の限界
「雅......」
「ち、千寿さん?!」
窓からの景色に呆気に取られていた雅を現実に引き戻すかのように、千寿はそっと雅の身体を抱きしめた。そして、するすると雅の服の中に手を入れ始めた。
「千寿さん!アッダメ......フフッ。くすぐったい......!」
「可愛いな。もっと啼かせたくなる」
千寿はそのまま雅の項をペロリと舐め上げ、キスマークを付け始めた。雅は流石にもう止めないとまずい事になると思い、手で千寿の口を塞いだ。しかし、その手のひらですら千寿はペロリと舐め上げたのであった。
「ヒッ!ちょっと!千寿さん!ステイ!!」
「なんだ?雅。せっかく二人きりなのだからイチャイチャしても良いだろう?」
「ぼ、僕今世では......その、経験、無いから......」
「......経験があれば、相手の奴を殺してしまいそうだ」
物騒な事を言いだす千寿に雅はヒヤリとし、童貞処女でよかったと心の底から思うのであった。そんな事を思っていると、雅は千寿にひょいっと抱き上げられどこかへと連れて行かれた。雅が「え?!なに?!どこ行くの......?!」と迷っていると、一室の前で立ち止まり、ドアを開ける。そこにあったのはキングサイズかってくらいの大きなベッドであった。そしてそのベッドの上に雅の身体をそっと降ろすと、千寿は雅の上に覆いかぶさった。
「......婚前交渉はしないつもりだったが、もう我慢が出来ない......いいか?雅?」
そんな熱のこもった視線を向けられたら"NO"とは言えない。
「さ、最後までしないなら......」
「触れられてるだけで十分だ。雅......」
「んンぅ......」
深い深い口づけをすると、甘い吐息が唾液と共に零れ出る。口を離して、零れた唾液を舐め上げると。雅の服をグイっと上げると胸の桃色を吸い上げた。すると、「ヒィア!!」っと可愛らしい声が漏れる。千寿は雅の身体中を思う存分気が済むまで舐め回し、触りつくした。
「雅。今日の所はこれくらいで勘弁してや......る......」
千寿の言葉が終る前に雅が千寿の服を摘まんだ。雅の顔は真っ赤に染まり上げ、下半身を隠すようにしていて、流石の千寿も感づいた。
「雅......いいか?」
その問いかけに雅は小さく頷いた。
「安心しろ抜くだけだ。最後まではしない」
そう言うと、千寿は雅の下半身の衣類を全部剥ぎ取ると、自身の下半身も楽にして雅と己の物を同時にしごいた。熱い吐息に、甘い吐息が混ざり合う。そして絶頂が同時に訪れ、欲望が発射される。
「ハァハァ......雅、大丈夫か?」
「らいじょうぶ......れす」
枕元にあったティッシュで汚れた手を拭うと、二人は抱き合いながら余韻に浸ったのだった。




