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光と闇のシンフォニア  作者: 花宮 あいら
光焔の王女
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10ー3 新たな戦い

8章 選ばなかった未来で


「私の世界のあなたが選んだのは」


一呼吸間を開けて、彼女は話し出した。


「世界の破滅。」


「な…!?」


まあ聞いていってよ

ただの戯れ言だとでも思って。と受け流す女性は

淡々と、懐かしみも何もなく語った。


───それは、光と闇が戦争を始めたころ


ルナは、光にも闇にもつかずに

世界を救おうとした。


けれど、ふとしたことで

どちらかを選ばなければならなくなり

ルナは、「闇」を選んだ。


それ以降、乱した歯車は戻らなかった


戦争は混沌に陥り、

光の女王エステレアはルナによって

殺され、ソレイユが決まりを無視して後を継いだ。


しかし、それは表向きのことで

本当は二人ともに槍を向けて手をかけた。

後を継いだのは本当はルナ。


そして、ソレイユとは名ばかりのルナが

光の王国を収め、闇の一部となるように仕向けた。


それから、ルナは闇の王を殺し

側近や民たちを次々と無実の罪で処刑台へ送った。


そして世界には、アリアとルナだけが存在し

下を見れば血みどろの死体が転がる世界が生まれた


そんな中でアイリスが生まれた。

ルナは彼女を聖界に送って、

アイリスだけは幸せな人生を過ごさせようとした。


そして二人はやがて死に

その世界は聖界だけが残った。

そしてその世界の守護者は狂い始め

荒廃した世界には刻も無くなった。


どうして闇についたか、

あれだけ好きだった家族を手に掛けたのか?


答えは簡単なことで

ルナの持っていた「呪い」の力だった。


その呪いによって、ルナは闇を選び

二人を殺し、そして闇の一部にさせ

闇の王をも殺し、最後は自分の命をも絶った。


───そして、今のルナは

そうなることを選ばなかった


「そんな、わたしの呪いで…!」


「狂った私の瞳は赤く血の色に染まった。

 もうずっと前の話…でも時空が歪むこの世界では

 ずっと前でもずっと後でも、

 現在進行形で起きてることでもある。

 起き続けている」


「…変えることは、出来ないのですか?」


「無理ね」


あざ笑う彼女に、マリンが近付いた。

すると突然手を挙げて、

パシンという音を立てて頬を叩いた。


「…な!?」


「現在進行形で起き続けているのよね

 私達が介入すれば、変えることはできないの?

 私達が…!!」


「…ふぅん、面白いじゃん

 いいよ。あっちの世界に送ってあげる

 でも、どうなっても私は知らない

 それに、戻れる保証もない」


「いいわ。」


「マリン?」


「…我は時を歪ませし者

 新たな希望の光、汝のもとへ」


するとその空間から光が漏れだし

それが扉のように開く

しかし、そこに見えたのは衝撃的な光景だった。


「…!」


「…あ…」


マリンが手を引いて扉の向こうへと行く

ルナは絶句して、マリンの手から離れようとしていた。

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