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光と闇のシンフォニア  作者: 花宮 あいら
光焔の王女
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10ー4 新たな戦い

9章 二人のわたし


微かな刻の守護者の声と

ルナとルナの心が通じるのを

彼女たちは感じていた。

何かがわたし達を繋いでくれているのだと。


『そこにいられる時間はほんの僅か』


「…!」


『その僅かな時でも』


「ルナ…?」


『あなたは運命を変えられるはず』


「わたしがいる…!?」


『狂った私たちを助けて』


驚く違う未来を選ぶはずのルナは

もう一人のルナに近付いた。


「教えてください…わたしは、どうしたら…」


『呪いを、解かないで』


「…!」


『封印もしないで』


ロワとエステレアに挟まれ

身動きが制限されているルナに

彼女は手を差し伸べた。


「さあ、光の王国の王女ルナ

 どちらに属するか…選べ」


『選ぶ時間が根源になる』


「…わたし…は…」


『選ばせないで…!』


(わたしとは違う世界、選択…

 これが、わたしの選ばなかった世界…!)


「わたしはあなた

 あなたはわたし

 間違った選択をしないで…!」


叫びながら、扉に引きずられるような想いを

もう一人の自分にぶつける


「わたしはあなたの未来を知っています!

 あなたが、どうなってしまうかも

 だから,だから…!」


言葉を繋ぐ


「わたしと…同じ選択をして…!」


『…あなたは…また…同じ選択を…』


「わたしならきっと分かってくれると思います

 わたしは、どちらも選べません

 なぜなら…わたしにはどっちも大事な家族だから」


「ええ、分かるわ

 まだ未熟だけれど…わたしはわたし

 もう戻らなきゃいけないけれど

 ずっと、信じているわ」


その時前の狂気に満ちた守護者のもとへ

戻されていた。


「ありがとう…わたし

 …闇の王ロワ、光の女王エステレア

 わたしはどちらも選べません

 ですが、この平和を脅かすのであれば…」


アリアの手を取る


「わたし達はあなたたちを止めます。」


そして、守護者の元に戻ったルナは

軽い頭痛を覚えていた。


「あ…れ、わたし…」


「ルナ、狂気が無くなっていくわ」


マリンがルナに告げる

辺りを見回すと、歪みがもとに戻るようだった


「刻の守護者が…時空の歪みが…

 どうなって…」


「…ルナ、ありがとう…

 私の務めは果たされた

 あなたの世界に渦巻く焔

 あれは、あなたの未来で…」


「未来で…?」


「異なる世界を背負う私には

 これ以上は、言えない

 でもあなたは、世界を救う使命がある

 どうか忘れないでいて…」


あたりが閃光弾を放ったような光が覆う

かすかに守護者の声が聞こえた


「ここからは私が…

 歪んで狂いきった私の時空を

 元に戻すから…

 ルナ、ありがとう」


「守護者様…また、会える日まで…」


そして、異界の

いや違う選択をした彼女の道を

元に戻した。

その選択はいずれ身を滅ぼすか

焔の正体を明かす鍵となるか


「わたし達も、救ってみせます…」


まだ、分からない

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