10ー1 新たな戦い
6章 魔物
「魔物の文献は、この世には存在しません
あくまでも神話の世界で語られてきたもの
それが、あんな間近で。」
「何が起こっているのでしょうか」
「間近に見たのは神話にあるバールだろう
毒を持つ魔のクモ。」
「アイリスを聖界に送ってから一日…
焔の力は大丈夫ですか?」
「少しは大丈夫だけれど、
それでも収まっていないわ」
古城で会議をしていると
レンディスがきていた。
「アリア王子、お呼び頂き恐縮です」
「レンディス、すまない。
いつも通り砕けた話し方でいい。
こっちに来てくれ」
「はっ。アリア、どうしたんだ」
「それがな」
事情を聞いたレンディスは頷き、作戦を提示した。
「なら…」
それは、焔の渦をレンディスとキリアスが交代で監視
アリアとルナは、近くを捜索し魔物を探す
マリンが魔物を捉え、古城へ持ってくる
というものだった。
「わかった。」
「レンディスさん、よろしくお願いします。」
「はい。」
次の日、無事に魔物を捉えた三人は
古城へ持ち帰り、魔法を使う
クレ・リュミエールを取り出し
使える魔法を書に書き出す。
ルナが使えるのは
水、風魔法、中級
呪術魔法、上級
拘束魔法、上級
月光魔法、最上級
マリンが使えるのは
治癒魔法、初級
鑑定魔法、上級
水魔法 最上級
リンとキリアスは
生活魔法と治癒魔法
どちらも上級だった。
「そうね、これに書き出した魔術から使えるのは
まず、ルナの拘束魔法、私の鑑定魔法を使う」
「分かりました。…これくらいですか?」
「ええ、いいわ。鑑定魔法…ふっ」
そこに表示されていたのは
バール、異形の物
だった。
「やはり、魔物で間違いないようね。」
「もしかして、その魔法を使えば、
焔の渦のことが分かるのでは…」
「やっては見たけれど駄目だったわ。」
「…そうですか」
「マリン、鑑定魔法を使えるのでしたら
わたし達も鑑定出来るのですか?」
「ええ。こんな感じよ」
─ルナ・ブルームーン・S
光の王国の第2王女
月の女神及びエレメントの加護を持つ
その髪と瞳は「呪い」の色である
「そんな風に出来るのですね」
「ええ。」
マリンはある情報を隠してルナに見せた。
彼女に見せたらなんと言われるか分からなかった。
「…すごいわね」
「へ?何がですか?」
「いいえ、何でもないわ
もう今日は休みましょう
少し長旅に行くわよ」




