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光と闇のシンフォニア  作者: 花宮 あいら
光と闇のファンタジア
40/135

8ー3 受け継がれし世界

38章 闇の扉



……


「ん…」


うっすら目を開ける

そこには闇しかない


ただ、暗くて何もない

闇の中


「あ…」


自分が誰かも分からないけれど

でも、ただあの人の名前は

忘れない

忘れられない


「……ア…様」


「……リア…様…」


「………っ」


「………アリア様……っ!」



呼ぶ


その名前を叫ぶ


叫ぶ


「アリア様……!」


「どこ……アリア様…」


声が枯れるまで


わたしは叫ぶ


「アリア様…!アリア様!」


そして、


「……」


「……ナ…」


「ルナっ!」


「ルナ、どこだっ…!」


「ルナ!!」


愛するあの人が


自分を、呼んでるかもしれないから


「アリア様……!!」


「ルナ!!」


闇をもがく


足掻いて足掻いて


その手を


掴んだ気がした。


「アリア様っ!!」


「ルナ!!」


確かに、いる

体温が伝わる

あったかくて、大きなその身体は確かにそこにある

可憐で、華奢な身体を包み込む身体が。


「…良かった…」


「闇の中で、お前が小さな光を灯していたから…

 オレはお前を見つけられた」


「…え?」


「闇の王族は…闇の中の光をみつけられる。

 だから、お前を見つけた。」


ガチャ、と剣を手に取る音がする。


「だから、まずはこの闇を抜けるぞ!」


「はい!」


アリアの目を頼りに、ルナは進む。

アリアの後ろで、辺りに散らばる魔力に光を灯しながら


「…あった」


「…?」


「闇の扉。

 ここを抜ければ、王の間…この場所から出られる。

 他の奴らは見つからなかった。

 多分…もうあの先にいるはずだ。」


「…あ…」


扉は重くて、強すぎる魔力に吸われてしまいそうだった。


「…闇が闇を拒むのなら、虚無に返せる光を…」


「お前の魔力はもう残って…」


「確かにわたしの魔力はこの闇と融合し虚無に返されています

 でも、そうしないとここから出られません!」


「そうだな。頼んだ、ルナ。」


「はい…」


槍に僅かな魔力を込める。

弱々しい光が扉の闇を虚無に返し

段々と軽くなる。しかし


「だめだ。辺りの闇が…!」


「…!」


槍の魔力が尽きてくる。


「こんなとこで…」


「なら…!」


槍を扉に突き刺す

最後の魔力で扉に籠もり続ける闇を最大限虚無に返す


「はあああっ!!」


「軽くなった…!?そんな魔力がどこに…!」


「はあっ…はあっ…今です…!」


「ああ。」


力いっぱい扉を押す

槍が悲鳴を上げながら扉を砕く。

一筋の光が差し込んだ。


「あ…!」


「…!!」


こじ開ける。


「ぐっ!!」


苦しそうに扉を押す

光が強まる。


「お願い、開いて!!」


その時、二人の指輪が煌めいた。

指輪が光り輝いて…

次回、ついにルナたちはー!

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