7ー3 大いなる闇の中へ
33章 軍議
「…なら、この西街道はバリオン
北はオレ達、東はレンディス
この3つに別れるということで良いな」
「はっ。」
「御意。」
「では、この道を通り過ぎた
一つ目の曲がり角で別れるということにします」
「あと、闇の王国直属の兵はレンディスたちに任せる。
命は取らないこと。味方として
動かせるならそうしてほしい。」
「お任せを。」
「これで大体の部分は詰めましたね。
あとは…」
「闇の王の力の封じ方…よね、ルナ。」
「そうですアクア。闇の城に入れたとしても
王の力を封じ切れなければ意味がありません。」
「そうね……」
それから、数時間会議を行い
終わったのは夜だった。
「では、会議を終了する。
各自、明後日からの作戦を確認し備えておけ。」
「ええ」
「はっ」
「はい!」
それから、数時間が経った頃
ルナは、トリクル要塞の神殿にいた。
「…綺麗」
微かに入ってくる風が
白いふわりとした服が揺れる。
心も身体も、何もかもが自由が気がして
ルナは神殿の中を歩く。
「…アリア様、わたし…」
「オレがどうかしたのか?」
上からふと声がして見上げると
神殿の王宮のバルコニーにアリアがいた。
「わたしは、あなたを愛しています。
でも、わたしのこの行動が、
あなたを傷付けているのではと
時々、怖くなって…」
「…オレも同じだ。
いつかお前がオレの手を離して
どこか行ってしまいそうで。」
「わたしは、アリア様のおそばを離れたくありません…」
「…あぁ。」
まるでそれは、ロミオとジュリエットのように
分断されているように二人は感じた。
「生きて、帰りましょうね…!」
「当たり前だろ、ルナ」
手を伸ばす。
届かないけれど、こうしていたくて。




