表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
光と闇のシンフォニア  作者: 花宮 あいら
光と闇のファンタジア
30/135

6ー4 聖槍の秘力

29章 闇の王子、君臨


ルナは、女王とアリアにこう告げた


「…闇の王を、討ちます」


「そうか。」


「でも、その前にやらなければならないことがあります。」


「…?」


「わたし達が強くなることです。」


静かにアリアは頷いた。


「…でも、戦いたくはありませんでした。」


「それは、女王陛下も、オレも一緒だ。

 出来ることなら、こんなことにはしたくなかった。

 オレが、止められていれば!」


アリアが悔しそうな顔をする

それにルナは心がきゅうと狭くなるのを感じた。


「いいんです。このまま待っていても、戦争は続くだけ

 わたしが見ているのは、ほんの一部。

 だからこそ、強くなりたい…」


後悔しても、もう遅いと、女王は二人をなだめる。

それからしばらく経って、二人はまた

戦へ、王の元へ出て行った。


「武運を。」


女王はそれ以上言わず、二人もなにもいわず、

涙をお互いに見せないように、泣いていた。


「アリア様。わたしは、前線へ赴こうと思います。」


「いきなりは危険だ。」


「早くしなければ、お母様も、

 お姉様もまたあんな目に遭います

 大切な人を失いたくありません。」


「…分かった。オレはお前を守る。だから」


「嫌です!それであなたが死んでしまったら、わたし…!

 自分の身は自分で守ります。」


「…そうか…」


アリアはルナのおでこにキスをした。

どうしても、ルナを放したくなかった。


「死なないでくれ。」


「…はい、アリア様…」


アリアの右側には、ルナがいて

ルナの左側にはアリアがいる

そんな微笑ましい夫婦を、

女王は遠く見えなくなってもなお見つめていた。


「…どうか、二人で…」


闇の王子は、光の王女に誓った。

光の王女と、闇に抗うと。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ