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(7.5) 忘れていた勇者サマ(short)
短い二人の言い合いです
「昨日あれだけ重かった足がやけに軽いな。一晩寝ただけでこんなに良くはならないような……」
一人唸っていると後ろから急にエフが急に大声で驚いて話しかけてきた。
「え~!? 折角エフがマッサージしたのに~覚えてないんですか~!?」
「あっ……そういやそんな約束もしたな……すまん!」
昨日の晩御飯の時にマッサージしてもらえることになったが、城下街に行くというだけですっかり忘れていた。
「ご主人様が~寝ちゃったから~どこをマッサージすれば分からなかったんですよ~? そのまま寝落ちたとかは口が裂けても言えませんが~」
「言っちゃってるぞおい」
少し笑いながら指摘する。そうか、それでエフが俺の上に居たのか。
「ご主人様の忘れん坊さん~」
「それはごめんって……ん? じゃあ毛布なんで掛かってたの?!」
「ウフフ~」
寝落ちでは無いことだけは確信した。




