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19/22

お勉強会始まる

いつも読みに来ていただいて、ありがとうございます。

 話しは前後するが、その日の放課後、レインハルト様から放課後も一緒にいたいと言われた。

私は夜は内職したいから、放課後は勉強にあてたいのだ。と、話すと

では放課後はカフェテリアで一緒に勉強をしないかと提言された。一緒に勉強するのは全く構わないのだが、カフェテリアでコーヒー頼むお金にも事欠いている。こういう時、貧乏は辛いなと思う。


 そんな私の様子を見て、察してくれたらしく

「分からない所を教えてもらう代わりに飲み物を奢るよ。」

と言う。ありがたい。でも、レインハルト様も大変優秀なんだけどね。

そんな訳で、さっそくお勉強会が始まった。


 前世の記憶を取り戻してから、すぐに教科書を一通り見てみた。

前世、地方とはいえ国立大卒だった私にはお貴族様向けの3年ぽっちの勉強なぞたかが知れていて、どれも余裕そうだった。

記憶を取り戻す前のローレライも地頭が良かったらしく、1年生、2年生と首席だった。

強いて言えば、前世と全く違うのが歴史と文学だ。この2つに絞って集中的に勉強すれば今年も首席でいけるだろう。


 と、いうわけで私はカフェテリアで紅茶を飲みながら、歴史のお勉強に集中する。

レインハルト様もなんでも出来るが、数学に多少、苦手意識を持っているようで、大抵、考え込んでいるのは数学だった。

私はリケジョだったので、噛み砕いて教える事ができた。レインハルト様は私の教え方が分かりやすい。と感心していた。良かった、紅茶代の分の仕事ができて。


 お昼休みにフレイヤ様の襲撃があったから、放課後も少し構えていたのだが、レインハルト様が一緒だった為か何事もなかった。よきよき、平和が一番。

毎日、放課後はレインハルト様と勉強会をする約束をした。


 毎朝、レインハルト様が女子寮まで迎えに来てくれて、

お昼は一緒にとり、

放課後は一緒に勉強し、

帰りは女子寮まで送ってくれる。

1日中べったりだ。その合間に

「心から愛している。」

「この世の誰よりも愛しいロリー」

「大切な大切なロリー」

とかささやかれている。

はじめのうちは『うぎゃ~』とか思っていたが、3日もすると慣れてくるものだ。

いや、相変わらずいちいち赤くなったり、心臓がはねたりはしているのだが、ずっと一緒にいるのが当たり前のようになってきて、それに慣れてきている。


 ずっと一緒にいても全然嫌じゃない。当たり前のように毎日何かと手を繋ぎ、腰に手をまわされていると、心がポカポカしてくる。一緒にいると安心する人になったのだ。

いつの間にか、私にとってもレインハルト様が大切な人になっていた。

だのに、いつもレインハルト様から言葉をもらう一方で、私からレインハルト様に言葉をかけた事があったろうか?いや、ない。なんか、私、ずるいよね。

レインハルト様は言葉をおしまない。私もそうありたい。


 よしっ、私からも告白しよう。あなたが大切です。て。

と、決心はしたが、いざ口に出そうとするとなかなかできない。

レインハルト様は2年間、私に片思いしていたと言っていたが、今ならその気持ち、よく分かる。

告白するて、すごく勇気がいることだ。



 前世での私はどうだったろう?思い返してみると、自分から告白したこともあった。

だが、告白する時の気持ちの重さが前世のあの時とは断然違う。そして、ローレライにとっては初めての告白だ。

たった数日で想いがこんなに育っている事に我ながらびっくりする。

胸が切ない。胸の震えが指先にまで達したような気がして、我知らず、指先をさする。

しかし、そんな想いにばかり没頭させてくれない事がおこりはじめたのだった。

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