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男女獣比1:100:1000のモフ界転生 ~トリマー無双でエリート獣人を骨抜きに。最底辺の俺が自由を求めて下剋上~  作者: 団田図


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第43話 秘密の特訓

 公認サロン『第4温室跡』の営業が軌道に乗り始めた、ある休日のこと。

 俺は、幼馴染の猫系獣人・ミオを、誰にも内緒でサロンへと呼び出していた。


「えへへ……ヒカル、今日は私だけの貸し切りなんだよね?」


 私服姿で現れたミオは、プラチナのように輝く毛並みとふさふさの猫耳を揺らしながら、嬉しさを隠しきれない様子で俺の腕にすり寄ってきた。

「ああ。今日は新しい施術の『テストモデル』になってほしくてな。一番気心が知れてて、体が柔らかいお前にお願いしようと思ったんだ」


 俺が頼むと、ミオの尻尾がピンと上を向いて上機嫌に揺れた。

 連日のように俺のフェロモンと手技を求めて群がってくる、キングスレイ家のレオナやルプス家のシルヴィといった名家の令嬢たち。彼女たちを差し置いて、「自分だけがヒカルの新しい技術を一番に味わえる」という特別扱いが、ミオの幼馴染としての優越感を激しくくすぐったらしい。


「ふふん、あのお高くとまった泥棒獣どもには内緒の、秘密の特訓だね! いいよ、ヒカルの実験台なら喜んでなってあげる!」


「助かるよ。じゃあ、準備するから、まずは服を脱いでそっちで寝転がっててくれ」


 俺が指差した先を見て、ミオは「えっ……?」と目を丸くした。

 温室の中央に用意していたのは、いつもの施術台ではない。床に直接敷かれた、大きく分厚いビニール製の『エアマット』だ。さらにその脇には、お湯で温められた透明なローションがたっぷり入ったボトルが何本も並べられている。


「ヒカル……これ、どう見ても普通のマッサージじゃないよね……?」


 ミオの顔がみるみるうちに赤く染まる。

「いや、これは摩擦を限りなくゼロにして、分厚い皮膚の下にある筋膜をダイレクトに剥がすための、極めて医療的なアプローチだ。獣人の筋肉の深層疲労を取り除くには、これが必要だと思うんだ」

 俺がストイックなトリマーとしての真面目な顔で説明すると、ミオは「そ、そっか。医療的、なんだね……」と自分に言い聞かせるように頷き、ゆっくりと服のボタンに手をかけた。


 ファサ……と衣服が落ち、全裸になったミオが、恥じらいながらエアマットの上にうつ伏せで寝転がる。純白の肌とプラチナの毛並みが、ビニールのマットに沈み込んだ。


「よし、じゃあ俺も準備するぞ」


 俺は着ていたシャツを脱ぎ捨て、ズボンも落として、黒い海水パンツ一丁の姿になった。

 服というフィルターがなくなったことで、俺の毛穴という毛穴から『完全なオスのフェロモン』が、密室のサロン内にむせ返るような濃度で解き放たれる。


「ひゃっ……!?」


 ミオの肩がビクンと跳ねた。

 海パン一丁の俺の、汗ばんだ大胸筋と引き締まった腹筋。視覚的な破壊力に加え、空気を震わせるほど強烈なオスの匂いが、ミオの本能的な恐怖と、それ以上のメスとしての欲情を激しく煽り立てる。


「はぁっ……はぁっ……ヒカルの、生の匂い……それに、その格好……っ」


「最初は市販の水性ローションで試すぞ」

 俺は温かいローションを手に取り、ミオの背中へとたっぷりと垂らした。

「んんっ……温かい……」

 俺は手のひらを滑らせて、ミオの背中の筋肉を揉みほぐそうとした。だが、すぐに違和感に気づく。

「……ダメだな。ミオの毛が水分を吸っちまって、すぐに滑りが悪くなる。これじゃ摩擦が起きて肌に負担がかかる」

 俺がプロの目線でブツブツと呟くと、ミオは「そ、そうなんだ……」と少し物足りなそうに息を吐いた。


「やっぱり獣人専用じゃないとダメか。クロエに頼んでおいて正解だった」

 俺は市販のボトルを置き、別の特別なボトルを取り出した。それは、マダム・バクの裏ルートで手に入れた素材を使い、鍛冶職人のクロエに特別に調合させた『特殊オイルベースのローション』だ。毛をコーティングしつつ、肌の奥まで浸透して摩擦を極限までなくす、獣人のための究極の潤滑剤である。


 その特殊ローションを背中に垂らし、再び手のひらを滑らせた瞬間。


「あぁんっ……!?」


 ミオの口から、先ほどとは比べ物にならないほど甘く、甲高い悲鳴が上がった。

「な、なにこれ……っ! ヒカルの手が、奥まで、ヌルって……!」

「粘度はどうだ? 毛穴に詰まる感じはないか?」

「な、ないっ……! ないけど、すっごく……指が、深く入ってきてぇっ……!」


 ローションの滑りが完璧になったことで、俺の『ゴッドハンド』の圧力が、分厚い皮膚の奥にある神経節へとダイレクトに突き刺さる。俺は指先だけでなく、自分の前腕や肘、さらには体重全体を使って、ミオの背中から太ももへと深いストロークを入れていった。

 海パン一丁の俺が体重を乗せて滑らせるたび、強烈なフェロモンがローションの熱気とともに立ち上り、ミオの脳髄を直接麻痺させていく。


「ひぐぅっ……! あぁっ、だめっ、そんな体重かけられたら……っ、私が、潰れちゃうぅっ……!」


 ミオの猫耳が完全に垂れ下がり、尻尾がエアマットの上でパシパシと狂ったように跳ねる。彼女の口から漏れ続ける、極上に甘く淫らな喘ぎ声が、密室のサロンに響き渡る。

 その声を聞いているうちに、プロとして冷静に分析しようとしていた俺の心にも、男としての熱が急速に込み上げてくるのを感じた。


「……っ。俺までその気になっちまう。我慢してくれ、ミオ」


 俺が思わず低く掠れた声で呟くと、ミオの肩がさらに大きく跳ねた。

「にゃはぁっ、にゃはぁっ……ヒカルが、その気に……あぁんっ、もっと、私でその気になってぇっ……!」

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