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男女獣比1:100:1000のモフ界転生 ~トリマー無双でエリート獣人を骨抜きに。最底辺の俺が自由を求めて下剋上~  作者: 団田図


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第26話 ポテンシャル解放

 シルヴィの発情期ヒートを完全に鎮静化させたことで、俺たちは『治安維持』に関する強力なデータを手に入れた。

 だが、国家を納得させるためにはもう一つ、国益に直結する決定的な証拠が必要だ。それは『労働力』の飛躍的な向上である。

 獣人はその高い身体能力を活かして、軍事だけでなく肉体労働やスポーツ界も掌握している。もし俺のトリミングが、彼女たちの潜在能力を限界突破させることができると証明できれば、俺の存在価値は国家インフラそのものへと昇華される。


 ターゲットはすでに決まっていた。

 3年生のウルサ・ベアード。スポーツ界や大規模なインフラ建設などの肉体労働を取り仕切る名門、ベアード家の令嬢であるクマ系獣人だ。


 翌日の昼休み、俺はグラウンドの隅で一人、丸太のような太い腕でタイヤ引きのトレーニングをしているウルサの元へ向かった。

 彼女は2メートル近い長身と、屈強な筋肉に覆われた肉体を持っている。だが、その性格は巨体に似合わず非常に温厚で、不器用なほどに真面目だった。


「お疲れ様です、ウルサ先輩」

 俺が声をかけると、ウルサは驚いて持っていたロープを取り落とした。

「ひ、ヒカル……くん? あ、あの、私に何か用……?」


 彼女は自分の巨大な体を縮こまらせ、恥ずかしそうに視線を泳がせた。彼女の全身を覆う茶褐色の毛並みは、日々の過酷なトレーニングと手入れの行き届かなさから、ゴワゴワと粗く、ところどころがフェルト状に固まってしまっている。

 それが彼女の最大のコンプレックスだ。レオナやシルヴィのような艶やかな毛並みを持つ令嬢たちに引け目を感じ、常に一歩引いて過ごしているのだ。


「先輩、最近タイムが伸び悩んでいると聞きました。筋肉の深層に、相当な疲労が蓄積しているんじゃないですか?」

「えっ……わかるの? うん……いくら休んでも体が重くて、思うように動けなくて……」

「俺のトリミングなら、その疲労を完全に抜き去って、先輩の本当の力を引き出せます。今日の放課後、第4温室跡に来てください」


 俺が真っ直ぐに見つめて言い切ると、ウルサは戸惑いながらも、その大きな瞳に微かな期待の光を宿し、コクンと頷いた。


 +++


 放課後。第4温室跡の秘密のサロンには、昨日と同じように一条いちじょうあおいがカメラと生体モニターを準備して待ち構えていた。


「いらっしゃい、ウルサ先輩。さっそく筋肉のポテンシャルと疲労度の計測を始めさせてもらうわ。制服を脱いで、そこの台に乗ってちょうだい」

 葵の事務的な、それでいてどこか熱を帯びた声に、ウルサは顔を真っ赤にした。


「こ、ここで脱ぐの……? でも私、体が大きくて、毛も汚いし……ヒカルくんに見られるのは……」

「気にするな、先輩。俺はプロだ。どんな毛並みでも、必ず宝石みたいに磨き上げてみせる」

 俺の言葉と、密室に微かに漂うオスのフェロモンに背中を押され、ウルサは震える太い指で制服のボタンを外し始めた。


 厚手のブラウスが脱ぎ捨てられ、スカートが落ちる。

 あらわになったウルサの裸体は、まさに戦士のそれだった。分厚い胸板の上に超巨乳、丸太のような太もも、そして全身を覆うゴワゴワのクマの毛。だが、その筋肉のあちこちが、限界を超えた酷使によって不自然に強張っているのが、プロの俺の目にははっきりとわかった。


「計測開始。ヒカル、お願いね」

 葵の合図で、俺はウルサを浅いバスタブの前の椅子に座らせ、クロエ特製の『無数のイボ付きゴム手袋』を両手にはめた。

「シャワーを当てますよ。少し痛いかもしれませんが、すぐに極楽に変わりますから」

 適温のお湯で全身を濡らし、独自調合のシャンプーをたっぷりと泡立てる。そして、ウルサの巨大な背中――分厚い僧帽筋と広背筋の奥深くへと、イボ付き手袋の突起を沈み込ませた。


「ぐっ……!? あ、あぁっ……!?」


 ウルサの口から、くぐもった声が漏れた。

 彼女の筋肉は、何層にも重なった筋膜が癒着し、疲労物質が岩のようにこびりついていた。普通の獣人の手では到底届かないその最深部へ、俺の『ゴッドハンド』の圧力とイボの摩擦が容赦なく侵入していく。


「動かないで。ここが癒着の核です」

 俺は体重を乗せ、親指の付け根で肩甲骨の裏側をゴリゴリと削り取るように揉みほぐした。


「ひぐぅっ……! い、痛い……けど、そこ、すごく……っ!」


 最初は痛みに耐えていたウルサだが、癒着が剥がれ、滞っていた血流が爆発的に全身を巡り始めると、その表情は一変した。

 血流の促進とともに、俺の指先から伝わるフェロモンが彼女の全身の細胞へと運ばれていく。痛みが、脳を麻痺させるほどの圧倒的な快感へと反転したのだ。


「あぁぁっ……! だ、だめ、そんな強く、深く揉まれたらぁっ……!」

 巨体をビクビクと痙攣させ、ウルサはシャンプー台の縁を両手で強く握りしめた。

「ヒカルくんの指……熱いっ……奥まで、全部溶かされちゃうぅっ……!」

 ピンと張っていたクマの丸い耳がへたりと垂れ下がり、彼女の口からは乙女のように甘く甲高い嬌声が響き渡る。


 俺はさらに太ももからふくらはぎにかけての巨大な筋肉群を、下から上へとリンパを流すように力強くマッサージしていく。


「はぁっ……はぁっ……あぁんっ……! もう、無理ぃっ……!」


 ついに限界を超えたウルサは、椅子から崩れ落ちるようにして背もたれに倒れ込み、白目を剥きかけて絶頂に達した。


 +++


 シャンプーを終え、特注のスリッカーブラシで絡まり切ったアンダーコートを取り除き、全体のシルエットを整える。

 全ての施術が終わり、全身から湯気を立てながら放心状態で座り込んでいるウルサに、葵がビデオカメラを片手にズカズカと歩み寄った。


「ウルサ先輩、お疲れ様。さあ、施術直後の感想を聞かせてちょうだい」


 葵はカメラのレンズを、全裸のまま汗だくで火照ったウルサの顔に向けた。

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