第82話 機神兵の脅威
ガレスがそれを聞き、大斧を振り回した。
「ならばこうだ!」
彼の一撃が機神兵の首の関節を直撃し、頭部が飛んだ。
しかし、胴体はなおも動き続け、無作為に銀色の糸を振り回した。
「倒しても動き続ける!」
ガレスが唸る。
アーサーが杖を地面に打ちつけた。
「ならば、動きを止める術を!」
彼の詠唱が高まり、地面から青白い光の蔓が這い出し、機神兵たちの足元に絡みついた。
機神兵の動きが明らかに鈍くなる。
「効いている!」
エリザが叫んだ。
「だが、術者の負担は?」
アーサーの額に汗が浮かんでいる。
「……長くは持たぬ。急ぐのだ!」
レオンは仲間たちを見渡し、決断した。
「キース、エリザ! 機神兵の足止めを! ガレス、アーサーと共に中央突破! あの男を止める!」
「了解!」
キースが即座に応じ、素早く矢を放ち続けた。
彼の矢は常に機神兵の動きを封じる部位を正確に狙い、前進の速度を鈍らせた。
エリザは東嶺の兵士たちを指揮し、盾の壁を維持しながら、機神兵の群れを二つに分けるように陣形を変えていった。
レオンとガレス、アーサーの3人が、開かれた通路を突き進む。
アルフォンスは依然として高台に立ち、冷ややかにそれを見下ろしていた。
「勇ましいことだ。だが、無駄だ」
アルフォンスが再び手を挙げると、地下空洞の壁面がさらに開き、新たな機神兵が現れた。
これらの機神兵は先ほどまでのものより大型で、4本の腕を持ち、それぞれが異なる武器を握っていた。
「第二世代機神兵『ガーディアン』だ。お前たちのような特別なサンプルに対処するために設計された」
ガーディアンが動き出した。
その速度は第一世代を遥かに上回り、あっという間に3人の前に立ちはだかった。
ガレスが大斧で一撃を加えるが、ガーディアンは2本の腕で剣を受け止め、残る2本の腕で反撃に出た。
ガレスは間一髪で後退し、胸当てに深い傷を受ける。
「くそ……速い!」
「動きを読め!」
レオンが叫んだ。
「規則的だ! 三回動いた後に隙ができる!」
レオンは自らの観察を信じ、ガーディアンの三連攻撃をかわすと、四回目の動きが始まる前に剣を突き出した。
剣がガーディアンの胸部を貫き、内部で何かが壊れる音がした。ガーディアンの動きが止まり、その場に崩れ落ちた。
「効いた!」
レオンが叫ぶ。
「パターンがあるなら、対処できる!」
ガレスが笑みを浮かべ、次のガーディアンに斬りかかった。




