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新生活と出会い 10

すみません。作者の個人的ルールで、偶数話は出来るだけゲーム内部の回にしようと思ったのですが、文章にしても500字しか書けなかったので、諦めて別の話にしました。

 アルバイトの翌日、大学の入学説明会が行われました。科ごとに最低限必要な単位の確認、他にも卒業する為に足りない単位を埋めるための選択授業を1週間以内に決め、提出と言う事になりました。


 「入学おめでとう!やっぱり入学してきたのね。アンタが来るの待ってたわよ!」


 講堂をでて、とりあえずうろついて見ようと思った所に、後方より知っている声が聞こえてきました。


 「ありがとう……って、あら?ミヤ達は今日は休講じゃなかったのかしら?」

 「一部の学生にとっては必ずしもそうではないのよ?サークル関連の誘いは入学式初日が勝負だからね?ほらあそこにも新入生を狙う運動系サークルの勧誘の群れが……」

 「あーなるほど、サークルですか……。まあ私には関係ありませんね。入ってもアルバイト等の用事がありますので態々部室まで行って参加するような時間もありませんし」

 「そうなの?私の所属するサークルに入ってもらおうと思ってきたのに」

 「名前だけの在籍してもどうかと思いますから……」

 「私の所はそれでも構わないわ。むしろ所属人数に比べて顔を見せに来る人の方が少ないから安心よ?」

 「……一体どんなサークルなのか少々気になりますね」

 「あら?聞きたい?しょうがないわね。その名もオンラインゲームサークルよ!」

 「胸を張って言うようなサークル名じゃないような気が……」


 βテスト時に、ミヤが言っていた自分たちはガチプレイヤーと言う事を思い出し、コメントを返しました。


 「まあね。否定はしないわよ?ちなみに沙菜依とまことも同じサークルね。あっ、慎っていうのはヘルガのことよ?」

 「ヘルガのことはまあ良いとしまして、沙菜依さんはどのようなゲームを?」

 「先月まではシューティング系のゲームをしていたんだけど……。

 つい先日、3期目のDCOが販売されたじゃない?沙菜依ったら、あれを購入してしまったのよ。せっかく今まで慎を独り占め出来てたのに、沙菜依が入ってきたせいで二人の時間が減ってしまったの……」

 「な、なるほど。それはご愁傷様です?」


 まあベータの時も含めて9ヶ月くらい二人っきりに成れてたのなら良いんじゃないかなぁ?

と思いつつも、同意して簡単に慰めの言葉を掛けておきました。後一つ思ったことは沙菜依さんはシューティング好きなんだってこと位。


 「でも、麗華?サークルに未加入のままだと、いつまで経っても勧誘が止まらないから、決めておく方が良いのは確かよ?」

 「そうなの?」

 「えぇ、去年も今回の麗華と同じく1ヶ月くらい、サークルに入らないって明言していた子がいるんだけど、あまりにもしつこい勧誘に参って、結局サークルに入ったって言う話もあるからね」

 「それは困りますね……」

 「それに麗華の場合、容姿が容姿だから目立つしその子よりも勧誘が多くなるのは間違いないわね」

 「ひぇっ!それはすごくイヤです!」

 「ほら、今も麗華の後ろにたくさんの勧誘陣が……」

 「うっわぁ~……」


 まあこんな感じでミヤに上手く言いくるめられ、気付けば私はオンラインゲームサークルに加入していました。あれっ?どうしてこうなったんだっけ?




 激動?の大学初日を乗り切った私はアパートのベッドの上で疲れ果てていました。


 「まさか、サークル加入した後もあんなに勧誘されるなんて……一歩ごとに勧誘されるとか、エンカウント率高すぎなのよ!」


 ミヤのいるサークルに入った後もたくさんの勧誘を受けました。運動サークルのマネージャー関連とか、デッサン系サークルのモデル担当とか?


 前者は野球・テニス・剣道・空手・柔道……など上げたらキリがないほど。中にはメイドサークルなどというなぞのサークルもありましたね。これ運動系?と思いきや、実は奥が深いらしい……素早い行動を求められる為、凄く体力を使うらしいメイド道。でも私はその方面には興味ないです。服自体には興味はありますし、作ってみたいとも思いますけど、自分が着るのはちょっと……ね?着せるなら七実と姫島さんにした方が良いです。


 あぁ、姫島さんといえば、なんと私と同じ大学に来たんですよ?この大学の偏差値は高いわけではないですので入るのは問題なかったでしょうけど、技術系が多い学校。姫島さんはミヤと同じシステム構築科を選んだそうです。

 なんだかんだで姫島さんは人とのコミュニケーション能力が高く、初日だと言うのにたくさんの人に囲まれ楽しそうにしていたのがちょっと悔しいです。

 私にもそのコミュ力を少しで良いから分けてほしい。割と切実に……。



 後者のモデルを頼んできたサークルは、下心丸分かりの目をした男性だったのでミヤに助言され、存在自体をガン無視しておきました。あぁ言うのがいるので男ってイヤなんですよね…。

 ミヤいわく、下心を隠して近づいてくる人もいるから注意しろと言われました。私ってそんなに無防備に見えてるのでしょうか?そうだとしたら問題ですよね。



 七実の話が出てこない?それは当然ですよ?私とは通う大学が違うのですから。

 七実は家の関係上、私が今いるような技術系の大学には入学させられない!と七実パパが言ったらしく、現在は法学・経営学などをメインに教える大学に通っています。

 七実は何度も私と同じ大学に行きたいと説得していたようですが結局、聞き入れてもらえませんでした。その代わりに、一人暮らしすることを無理やり認めさせ、私の隣に引っ越してきたという経緯があったのです。



 初日を乗り越え数日の間に姫島さんと合流し、サークルでヘルガと会う、DCO内で沙菜依さん=サエとフレンド登録したりしたくらいでしょう。あとサークルで思い出しましたが、今年はここのサークル加入希望者が多すぎて部室の広さが足りず、大部分を断る事になってるとミヤがこぼしていましたね。

まっ、私は既に挨拶を済ませてますのでこれ以上、サークル活動に顔を出す回数は数える位しかないと思いますので関係ないですよ。たぶん。


 こう答えるとミヤに恨みがましく睨まれました。解せぬ~。 

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