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第4話【妖精は童心を呼ぶ】

(......妖精?)

「妖精だなんて馬鹿な事言わないでくださいよ剣振り回す妖精なんかいるわけ無いじゃないですか(笑)」

突然に提示された非現実的な事柄を信じきれず苦笑いが混じる。

《残念だが私は大真面目だ。今から汝に精霊魔玉【フェアリー・オーヴ】を送る。》

すると突然鞘に重たい感覚が増える。見てみるとガチャガチャで出てきそうなサイズの丸いオーヴだった。デザインは小学3,4年の女の子が好みそうな緑色のデザインだ。何故もくが選ばれたのかが疑問で仕方ない。

《そのオーヴの上にボタンみたいなものがあると思う。それを押してみてくれ。》

ガチャガチャのおもちゃだとキャラクターのボイスがなりそうなボタンだ。半信半疑でボタンを押す。

すると体をまとうようにティンカーベルが出すようなエメラルドグリーンの粉が体をまとう。頭にはウサギの耳が付いた。それ以外に見た目の変化は無い。

《その状態で腰の剣を抜いてみろ。》

腰の剣に手を当てる。するとさっきとは違いスルスルと剣が抜け、片手で振り回せるようになっている。

《妖精化をする事で汝の体に筋力や瞬発力などのステータス上昇効果がかかる。その結果だ。》

「うぉおぉおぉ!!!」

正直反対気味だった僕もこの状況にはテンションが上がる。

《しかし、汝は戦わねばならない、その事を忘れるな。》

そんな忠告は耳に入らず、生えている木を斬ろうとしている。一向に傷は付かないが。

(ドゴォォォォォン...)

突然後方で爆音が鳴り響く。あまりの唐突さに体が中を舞った。ステータス上昇のせいで2,3メートルは軽く飛んだだろうか。

そのまま尻餅をついたために痛む腰を摩りながら振り返ると色の無い猪がこちら目掛けて突進しようとしていた。

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