3話【夢のまた夢】
突然何処からとも無く声が聞こえる事なんて現実的にありえない。
しかもこちらの声が届いている様子も伺える。
「あっ...あのー、神...様でよろしいでしょうか。」
まるで小学生が担任の先生に宿題の範囲を聞くようなおどおどとした対応だ。
しかしそのような事に羞恥などの感情を抱くことが出来るほど精神的な余裕は無かった。
《汝は選ばれた。幻想守護【アンリアル・ドリーマー】としてこの森を守る事になった。》
...は?突然すぎて頭に入ってこない。アンリアル...なんちゃらに選ばれた?
「いやいやいや、僕になんて無理ですよ。っていうか何で僕なんですか?」
神が何処にいるかなんてわからないから何処を向いて話をすればいいのか分からなかったからとりあえず天国のイメージで上を見ながら問う。
《君には適正がある。だから選ばれた。余談だが、君に拒否権は無い。》
(全っ然余談じゃないよそれ!)って突っ込みたいところだがチョップする姿も無い。
「適正...ってなんでs《その質問には答えられない。》」
流石に即答過ぎだろ、気が早いのかなこの神。
「とにかく僕は戦いませんよ。そもそもここって僕の夢の中ですよね。僕の大切な睡眠時間を奪わないでください。」
可愛い女の子が腰に手を当てて少し頬を膨らませながら同じ事いったら可愛いんだろうな...。
《君に拒否権はないと言った筈だ。まぁ、嫌でもやることになるがな。》
なんとなく答えは読めていた。しかし納得がいった訳ではない。
「...そういえば腰に差してある超重い剣はなんですかね...?」
さっきから気になっていたこの剣は、歩くたびに左膝に地味なダメージを与え、ついでに抜けない。
もう一度抜こうとしてみるが、ピクリとも動かない。抜けそうなのは自分の肩か腰の方だった。
《それはフランスの伝説の勇者【ローラン】が持っていたと言われる聖剣【デュランダル】だ。》
「えーっと...そのローランって人はこの剣を抜くことができたってこと...?」
その剣が実物なはずが無い。ここが夢だって事を忘れるなー自分!
《もちろんそういうわけではない。しかし、抜けない剣をわざわざ持たせる鍛冶屋も居ない。
君も剣を抜くことは出来る。》
まじか...!!剣道とかやったこと無いけど小さい頃特撮とかの刀のおもちゃ振り回して遊んでたっけな...。
「んで、どうやったらこの剣抜けるんですかね。」
まずはそこからだ、うん。
《君には、妖精化をしてもらう。》
長くなってすみませんでした。
体調崩してたとか、そういうわけではなくて単純にサボっていました...。
また不定期ではありますが少しずつ更新していこうと思うので、よろしくお願いします。




